セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

今年も晦日(ミソカ)

2013-12-30 | セカンドライフ
         
     ペンキも大分乾いてきた。明るい雰囲気になった。以前はこげ茶だった。
  晦日(ミソカ)と言うと、思い出す。田舎で私が育っていた頃、晦日の集金晦日の借金取り、なんて大人の人達が言っていた。田舎は現金で買い物をせず、殆ど口約束で街の方で、農業に使う物や洋品などは口約束で買い物をしていた。信じられない事だけど、夜逃げ等をしないと商店は信じていたのね。信じられない時代が頭の中を駆け巡る。
近所や親戚で、一緒にお餅つきをしたり。男性は杵を持ち、女性はリズムを合わせて、手に水を付けて、臼の中のお餅をこねる。オイサーオイサーなんて声を掛け合っていた様な。大勢でやっていても、杵で相棒の頭を打つなんて事は聞いた事が無いね。凄い息の合う相棒だね夫婦って。空いている時間に門や家に飾る物をうらじろ(裏が白い葉)や橙(ダイダイ)を付けたり家も屋敷もお正月の準備をする。門松も自宅で皆作るのよね。山に芝刈りならぬ材料を取りに行ったり、何でも同時進行なので大人達はどれだけ忙しかった事だろう。田舎の風物詩の一つだったけれど、現代はすっかり様変わりした事だろう。時代と共に生活の様式も変わって行くのね。
私の所は、姉が送ってくれた花々を、昔からのご近所さんに配ったり(今日分けないと一夜飾りになってしまうので)、買物等をして来たり、まあそれなりに忙しい気分で動いてみた。お天気も良く穏やかな晦日も暮れて来た。