セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

ピヨちゃんのプライド

2014-11-09 | セカンドライフ
  娘一家は、皆忙しく初めてアミーの所に預けられてしまった、ピヨちゃん。
今迄は絶対、泣くので一人でアミーと居ると言う事は無かった。まあ最近兄、姉共に忙しいので、以前の様にべったりと遊んでくれない様だ(試験や行事で)。
ピヨちゃんは嫌がりもせず、色々とお喋りをしたり、おやつを食べたり、夕食まで食べて行った。おそうめんが良いなんてリクエストまでして。ハム、卵、ブロッコリー、レタス等自然と食べていたし。
とても今迄置いて行かれる度に泣いていた子とは思えない。我が家のごとく呑気に。

折角機嫌よく居たのに、泣きだした。うつ伏せになって・・・ウウウと泣いていた。
「どうしたの?お腹が痛いの?」と聞くと「出ちゃったの」と私に触らせようとしなかった。恥ずかしいのか、悲しいのか、悔しいのか。
おもらしセットもちゃんとあったのでなんて事は無いのに。
で、私が、グローブの様な大きな手で背中を撫ぜながら「大丈夫よ、ピヨちゃん。ママだっておもらしして、アミーが取り替えて上げたのよ」と言うと「ママもおもらししたの?」と急に機嫌が直り、私におむつを変えさせた。特別な失敗をしてしまった、と思ったのか・・・・。すっかり落ち着いて私に「このピンクの袋はね」なんて指図をしているので笑いそうになってしまった。我慢したけどね。
そうか~、ピヨちゃんのコンプレックスはこれなのね、と納得した。
         
しかし考えてみると誰でも高齢者になって、下の世話をして貰うのは、耐えられない事だ。いつも自分の健康年齢は何歳かしら、と思う事が有る。
姑の時も、他の事は何でも頼むのに、下の世話を私にさせるのは嫌がった。わざわざ長女に頼んでいた。でも時間が経てばどうしようもなくなり、拘っても居られなくなる。
高齢になって、頭がしっかりしていて自由がきかないと言うのは、やるせないな~と思う。ピヨちゃんの様に泣いても居られないし。何とか、それだけは回避したい。神様お願い~と願ってしまう。