先代のケンがまだ若かりし日、
東北は宮城で暮らす母ちゃんの母方のじいちゃんが亡くなった。
田舎の葬儀はとても大げさで、数日間にわたりてんやわんや。
じいちゃんにとって母ちゃんは、初めての孫で、
親戚の集まりでのじいちゃんの決まり文句は、
「 これが一番目の孫でね。。。 」
毎回毎回集まる人に母ちゃんが1番目の孫であることを三十数年も説明していた。
それを毎回同じ人たちがじいちゃんのその言葉をじっと聞いていた。
東北人とは我慢強いのである。
そんな孫1番な母ちゃんは、通夜、葬儀だけに顔を出す、なんてことは出来ず、
亡くなったと知らせが来たら大急ぎで宮城へ出発。
さあ、そのときヤングな先代のケン坊ちゃまがおりました。
ケン、どうするか?
家の中をケンが歩いたりしたら驚くぞっ。
厚かましくペットシートを敷いてそこでケンがお利口さんにしっこ、
犬が家の中でしっこ、利口でもなんでもないべぇーっ。 言われちゃう。
それどころか、みんな心臓が止まるぞっ。
てなわけで、連れて行くわけには。。。
そこで快くケン坊ちゃまをあずかってくれたのが職場の同僚。
その同僚はそのとき初めてシー・ズーの魅力に触れることになるのです。
それから少しすると、ケンの通うトリミングルームで「シー・ズー生まれました」の張り紙。
何気ない会話の中でそれを同僚に話したのがきっかけで、
その同僚はシー・ズーと暮らすことになりました。
ところが、もうすぐで2歳というときに、
去勢手術のときの医療ミスで突然この世からいなくなりました。
その日母ちゃんは仕事、
わんこの去勢手術のために休んでいる同僚から職場に電話が入りました。
今でも受話器の向こうから同僚の泣き叫ぶ声を忘れることが出来ません。
そんな同僚もその後、縁がありその亡くなったシー・ズーちゃんと血縁関係のある子を、
2頭も譲り受け、今では楽しく過ごしています。
そんな同僚がある日我が家に来た。
笑ちゃんハウスの玄関ホールには、いくつかの絵があります。
3人の画家さんの絵がある中で、ある画家さんが先代のケンを描いてくれたものがあります。
同僚、その絵を見て 「 えーっ、何それ~、すごく可愛いよぉ~、それに素敵~ 」
母ちゃん、「 そうでしょっ、これね額も作ってくれたんだよ 」
同僚 「 えーっ、すごいっ 、私にも描いてくれないか聞いてみてよ~ 」
そんな流れで、同僚から頼まれ画家さんにお話しすると快く引き受けてくださいました。
そして完成した絵が ↑ ↓ これでございます。
同僚に渡す前にこっそり撮影。
ボールで元気よく遊んでいたのが印象に残る。。。と画家さんにお話しました。
同僚にこの完成した絵を渡すと、いろんな事が思い出されたのだろうか。。。
絵を前にして わんわん号泣したんだそうだ。
何年経ってもどこかにスイッチがあり、急に泣き出すことあるよね。
同僚が初めてシー・ズーと出会い、シー・ズーと暮らし、別れ、また出会い、そして絵を受け取る。
この一連の流れに偶然は一つもないんだよね、すべて必然。
あとから思うと不思議な出来事はたくさんだよね。
あれれ、話が少しソレチャッタヨ。(都合悪いと外人風)
このブログ更新の前に、母ちゃんちょっと読み物してたからね。
この世に偶然はなくてすべてが必然ってのが頭に残っちゃって。
今回、笑ちゃんハウスの玄関ホールから選ばれた画家さんは。。。
シーズー犬あんみゅのつむじ風 http://anchanpo.blog116.fc2.com/ の、
あんみゅママさんでした。
( あんみゅママさんに許可も無く、勝手にブログってますが )
笑ちゃんよ、
いつか笑ちゃんも、ボールで遊ぶ 可愛い絵、描いてもらおうよっ。
ボールもいいんだけど、違う構想もあるんだよね~、
いつかね。
ボールに見える丸~いの。。それボールじゃないねぇ~。
ピーピー音が鳴る肉球型おもちゃじゃないの?
破壊中のおもちゃ、黒い糸がびよ~んと伸びてきています。
絵を描いてもらうための
かっわいー写真たくさん撮っておこうね~、笑ちゃ~ん。