さあ、「 朮 」
記号ではございません、なんと読むのでしょうか?
答えは~、「 オケラ 」 と読みます。
と、まあ、自慢げに始まりました今日のブログ。
実は、まーーーーーーーったく知りませんでした
今から4年前、ある山野草を通販で購入しました。
そこの鉢に、注文した山野草の脇に草のように生えた小さな葉っぱがありました。
お店からお手紙があり、
「オケラといいます、よろしければ育ててください、3年くらいで小さな花を咲かせます」と。
冬枯れし、春には新芽、冬枯れし、春には新芽、
その3年目も葉っぱだけ、、、 なぜだ?
それでも春には芽吹くので、今年も気長にお世話していましたら、
梅雨明け頃からか膨らみが現れて、蕾となり、 この夏ようやく花が咲きました。
白い花が咲く、と書かれていましたが、赤い花咲きました
まあ、笑ちゃんちにはありがちなこと
花が咲いて、なんだか嬉しくて 調べてみました 「 朮 」 のことを。
キク科、オケラ属
和名が 「 朮 」
そして驚いたことに、生薬名なるものがありました、
「 白朮 」、しろおけら、とは読みませんことよ~
「 びゃくじゅつ 」と読み~、根茎を乾燥したものが生薬なんだそうだ。
漢方では、体内の水分代謝異常を調節して、水毒を除く要薬と言われているんだそう。
あのお正月にいただく「お屠蘇」、その屠蘇散の、
山椒、防風、桔梗、桂皮、そして~ここにもオケラの根茎の「 白朮 」入っていました~
他には、大晦日の夜、悪鬼を追い払い、疫病を除く行事である追儺(ついな)に供える餅に、
オケラの根茎が入れられたりする、とありました。
こ~んな行事すら知りません母ちゃんは、
我が家のオケラ、すごいじゃーんと、盛り上がる盛り上がる
その生薬の分部オケラの根茎「白朮」の薬効は、
痛みや炎症を和らげる作用、利尿作用、潰瘍を抑制する作用、
胆汁分泌を促進する作用などを示すことが知られているため、
健胃、整腸、利尿、胃腸病、神経痛、動悸、息切れに適用なんだそう。
おまけに、新芽は茹でて和え物や天ぷらに。
しかもー、まだあるのです、
除湿の目的で根茎を室内でいぶすと、湿気を払ってカビの発生を防ぎ、
蚊取りにも効果があるとされているんだそうなのだー
すごいぞー すごいぞー
花が咲いて、いろいろ調べてみたら、
ものすごい植物だった「朮」。
薬効成分あり~、お祓いにも使われ~、
そしてそして、根茎の分部には香り成分である精油が含まれているんだそう。
これはすごいハーブですね~ じゃんじゃん増やさなくっちゃー
いろいろ調べたら、もう少し日当たり良いところのほうが良さそうなので、
花が終わったら、北側の玄関先からお庭のほうへ移動させてみよう
な~んにも知らなかったので、こ~んな小さな鉢に4年も
本当なら、~60cmくらいに成長するんだそうだから、
花が咲いたのをお祝いして、場所を含め環境を変えてあげよっかな~
↓ さすが、嗅覚の発達している笑ちゃん
香り成分のある根っこ付近をクンクンしていました
花を見て欲しいのに、その花を頭でぎゅーっと押しちゃって
笑ちゃんが老犬になったとき、ちょっと役立つハーブですねぇ
「 朮 」で、かなり盛り上がった笑ちゃんちの朝でした