笑日和

わんこと楽しく

なんとも滑稽な話。

2020-02-19 08:29:32 | 日記

少し前のこと。

 

東京消防庁の調べでは、

転倒事故で救急搬送される人の数は、

1年で13万2000千人だそう。

 

その13万2000千人に、ついに仲間入りをしましたじいちゃん ( 82歳 ) です。

 

その転倒事故のうち、生活の中での転倒事故が81%を締めるそう。

 

まさに、ど。ストライク。

 

じいちゃんは階段から落ちました。

 

母ちゃん夕食作りをしていたら、

「 じじが階段から落ちて意識なくて今、救急車呼んだから  」

と、大慌てがひしひしと伝わるばあちゃんからの1本の電話。

大慌てなばあちゃんとは会話にならん。

同居している弟に電話してみると、

意識無くみるみるうちに顔面真っ白になっているという。

その電話中に救急車の音が聞こえてきました。

「 病院に着いたら、どこへ運ばれたか連絡ちょうだ~い 」

と弟との電話をきりました母ちゃんです。

年齢も年齢、慌てても仕方がない。

夕食食べ終えて、、、。あれ? まだ病院に着かないのか?

少ししてようやく弟からの電話あり。

救急隊員の処置で息吹き返して、一旦帰ってもらった。とのこと。

お酒を飲んで2階の自室で眠りにつき。

何の用があって? 下に降りて来ようとしたのか?

年寄り仕様に作っている家なので、じいちゃんの部屋出てすぐトイレ。

トイレではないよなー、と思いつつ。

それでも、救急隊員が蘇生していたときには糞尿漏れていたとのこと。

あの世に行きかけたのだ。

父 ( じいちゃん ) と弟とは反りが合わず、

普段は滅多に口もきかないのだが。

なぁ~んと、階段落ちて意識ないところを、

声を張り上げてこの世に半分連れ戻したのは、弟。

救急隊員の指示で、床の糞尿の処理をしたのも弟。

な~んとも滑稽な話だ。

 

階段はキケン。

現在はリビングで横になっているじいちゃん。

「 笑、来てくれたのか~ 」  下の手。じいちゃん。

「 笑ちゃんは昨日、付き添ってくれたもんね~ 」 上の手。ばあちゃん。

いつもはケンカばかりしているじいちゃんとばあちゃんなのに。

「 今後、吐いたりしたらまたすぐに救急車呼んで。」

そう言われたばあちゃんは一睡もせずに一夜を過ごし。

 

酔っ払いなんだからしょうがないじゃない。

そう言って普段は突き放している母ちゃんも、

休みのたびに笑ちゃんと様子を見に行く。

 

どれをとっても、な~んとも滑稽な話だ。

 

 

おまけ。

本来ならば病院へ連れて行きたいが。

それが一筋縄ではいかないのがじいちゃん。

あれ以来、好きなお酒を飲んでいない。

ぜーったいに、どこか調子が悪いはず。

 

大の病院嫌い。

意地でも「 痛い 」 の一言は言わないつもりなんだろう。

 

それもまた人生。


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