以前にも載せたもの。
左、色白と言われている母ちゃんの手。
右、それを上回る白さ、
闘病中のつよしの手。
2年半もの闘病中に、
赤血球、血小板の輸血を繰り返していました。
特に赤血球の輸血後には、
↓こんな写メが送られてきてね。
『ほら見てよ!血管が浮き上がっているよ!』
それは、それは、嬉しそうでした。
つよしがこの世を去ってから、
喪失感の中で必死に過ごしている母ちゃんですが、
動きを止めると、良からぬ方へ行きそうで、
ずーっと動きっぱなしな毎日です。
家の片付けも一段落した頃、
さてー、次はどうしましょう。
そこで↑思い出しました。
つよしは、善意ある皆様のおかげで助けて頂きました。
つよし本人が恩返しができないのならば、
代わって母ちゃんがしましょうよ。
近くのショッピングモールに献血のバスが来る。
早速、予約を入れて。
希望としては、400mlの全血献血でしたが。
体重が足りなくて、200mlしかできませんでした。
受ける患者のリスクを減らすために、
現在は400mlが主流だそう。
つよしが亡くなったショックと、
あれから動きっぱなしなこと、
それが良くなかったか。
体重50kg以上ないとやってもらえないのだそうだ。
それでも、普段ならばバスでは200mlの献血はやっていないところ、
その日はたまたまやっていて。
小さな子供への輸血に回されるそうだ。
こんなおばちゃんのでごめんよー。
と、心で謝りながら。
頑張って体重を増やさないとね。
献血カードとやらを作りました。
その後に、スマホからでも使えるようにもしてみました。
すると、次回の献血可能な日のお知らせが来る。
ちょっと献血に詳しくもなってきて。
体重が50kgなくてもできる献血がありました。
つよしもお世話になっていた、血小板。
これは、成分献血というものらしく、
体重が40kgあれば良いみたい。
しかし、
あー、、、なんと、これも母ちゃんダメみたい、
女性は54歳まででしたー。
この血小板の輸血は、なかなか届かなくて、
つよしは、朝から待って、結局は夜に届いた事もありました。
採取して4日しか保存ができないそうで、
特につよしのような重い病気の人は、
血小板の血液型以外の型も近づけるようなので、
それは、それは、大変だった。
名古屋から届いたときには、
きっとその人に連絡が行って、
わざわざしてもらったのかもしれないなー。
感謝ですよ、本当に。
それでー、
母ちゃんにも出来た、成分献血は、
『血漿』(けっしよう)献血でした。
条件があるが、69歳までできるようだ。
近所に来る献血バスではやっていないので、
千葉駅にある献血ルームに、
勇んで予約しましたよ。
これが2回目。
400mlの全血献血は短時間で済みますが、
成分献血は時間がかかります。
必要な血漿成分だけ摂取して、
赤血球は身体に戻すからだ。
採取して赤血球を戻すを2回繰り返す。
だから時間がかかるのだ。
そのためか、どの血液型も、
《非常に困っています》と出ています。
足りていないと言う事だ。
母ちゃんがしてきた、血漿は、
輸血にも使いますが、
半分は製剤に使うんだとか。
免疫グロブリン製剤としても。
神経難病にも有効な製剤となるそうだ。
つよしが、どこかの誰かに助けられたように、
母ちゃんの血漿も、
どこかの誰かに役に立てればそれでいい。
健康寿命が続く限り、献血へ通いますよ。
つよし、
母ちゃんは今、こんな事をしています。
母ちゃんが献血へ行っている間、笑ちゃんは、
ばあちゃんと留守番で、
和室の床間が、
冷んやり冷えたフローリングだと勘違い、
気持ち良さげに寝ています。
母ちゃんと家に帰ってきてからは、
わんわん、わんわん、母ちゃんを威嚇して遊んでいます。
つよし、
この、わんわんが聞こえますか?
この笑顔が見えますか?
母ちゃん、笑ちゃん、
それぞれが、こんな風にして過ごしています。