笑日和

わんこと楽しく

手を合わせて3年が経ちました。

2020-06-05 09:50:23 | おともだち

「 白いハマナスがあるんですってね~ 」

その人が言いました。

 

そう、ハマナスと言えばピンク色。

様々なところへ問い合わせ、受け取りに行きました。

白いハマナスを。

1つは母ちゃんが持ち帰り、

もう1つは、その人へ送りました。

送ってあげたかったのです。

急いで。

 

笑ちゃんは心が美しいので、その人の声が聞こえると思います。

 

その人に宛てて。

 

その人は、母ちゃんの愚痴を大きな心で聞いてくれていました。

その愚痴は、それはそれはくだらない内容で。

それでも、その人は、

親身になり聞いてくれました、味方になってくれました。

 

ときどき絵本が、その人から送られてきました。

1つ読むたびに、なぜだか反省の気持ちが沸き上がり。

一瞬でも嫌な事が頭から離れてくれました。

 

何度も愚痴を聞いてくれました。

そして、何冊もの絵本が送られてきました。

 

絵本を通じて、

母ちゃんに足りないところを埋めようとしてくれたのでは?

そんな風に思えるようになりました。

 

送られてきた絵本の中に、不思議な一冊があります。

何が不思議かというと、読むときにより、

感じ方が違うのです。

今から110年前のニューヨークに生まれた作者。

マーガレット・ワイズ・ブラウン。

68年前に42歳と、まだ若くして亡くなられている方です。

母ちゃんの父方のばあちゃんとは、5歳違いで。

ばあちゃんは、104歳までこの世にいました。

ばあちゃんとは同年代。

その頃の人が書いた本。

ニューヨークと日本と離れているせいなのか、

うちのばあちゃんが、こんな事を頭に描けたのかな?

そこまで想像は膨らみました。

ページをめくるたびに、たいせつなことがこころに突き刺さる1冊ですが。

樹木希林さんの娘、内田也哉子氏が初めて翻訳した絵本です。

あとがき、の文章にも魅力を感じます。

これが25歳の文章とは、驚きです。

まだ、本当のところはたぶん理解していない母ちゃんだと思います。

これからも、読み続ける1冊です。

その人を思い乍ら。

 

タイマーもかけていないのに。

毎年同じ頃に花を咲かせ香りを風に乗せてくれます。

その人を忘れないように。

「 白いハマナスがあるんですってね~ 」

声が聞こえてこないかな~

 

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