はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

宮城県美術館「光と遊ぶ・闇と遊ぶ」。

2007-11-26 23:30:00 | アートなど
諸事情で遅くなりましたが、行ったものメモ。
・11月25日(日) 宮城県美術館「光と遊ぶ・闇と遊ぶ」
宮城では珍しい、いわゆるメディアアート系の展示イベント。
イベント自体を知ったのが遅く、最終日ギリギリに足を運びました。
内容はひそかに秀逸。宮城県美術館、Good Job!
もっと早くに知っていればこちらでもアナウンスできたのにと残念でなりません。
宮城県美術館はもうちょっと広報に力を入れたほうが良いと思います。

・宮城県美術館常設展

詳細はまたのちほど。


急募:「ブルーマン」12月15日および1月12日チケット譲ります。

2007-11-25 09:26:08 | お知らせ
以下の募集は終了しました。
ご応募ありがとうございました。

ブルーマン日本公演
12月15日(土)17時半公演 2列10番台(ポンチョシート) 1枚 決定しました
1月12日(土)17時半公演 4列20番台(ポンチョシート) 1枚 決定しました
会場 インボイス劇場(六本木)
開場 17時  開演 17時半


諸事情で行けなくなったため、上記チケットの救済先を探しています。
1枚でも2枚でも可。1枚定価8500円。送料はこちらで負担します。
連絡先アドレス→ aiwendilあっとcronos.ocn.ne.jp  (件名は「ブルーマンチケット希望」と明記願います。)
複数の連絡があった場合は先着順とさせていただきます。


少々高めですが良席ですのでおすすめ。
ブルーマンについては→こちらでご確認を。
現代アート好きにはたぶんたまらない舞台だと思います。


ご応募お待ちしております。


真冬のひまわり。

2007-11-23 01:00:00 | さもないこと
P1110255
この時期に東北でひまわりが咲いているというだけで充分おかしいのですが、そこへきてさらに、寒波来襲でひまわり畑に雪が積もるという驚異の光景が出現。
こんな風景は生まれてはじめて。
たまたま居合わせた畑の持ち主によれば、『残った種を試しに撒いてみたら育って花まで咲いてしまった』とのこと。
あなどれじ、ひまわりの生命力。
あなどれじ、農家のチャレンジ精神。


おやおや。

2007-11-17 01:30:07 | アートなど
茂木健一郎氏のブログ「クオリア日記11月16日付エントリにラーメンズとの対談についての記述が。
雑誌「広告批評」の企画とのこと。
以前、2005年8月の佐藤雅彦氏との対談において茂木氏はラーメンズの「時間電話」に言及し、このコントが『周期的境界条件』の構造を持っていると指摘していたくらいですので、ラーメンズ作品についてはかなり造詣が深いものと推察されます。
どのような対談記事になるのかが興味深く、楽しみです。

ちなみに2005年の対談でラーメンズの話題が出た経緯は、佐藤研の学生佐藤匡氏の映像作品『反復かつ連続』を見た感想として茂木氏が「ラーメンズの『時間電話』みたいですね。」と述べたことが発端。
なお、実際は佐藤匡氏の映像作品のほうが『時間電話』よりも先に出来ているので正確には『時間電話』が『反復かつ連続』に似ている、という関係です。
この対談については茂木氏のブログにて音声ファイルが公開されていますので興味のある方はぜひ。面白いのでおすすめです。

佐藤雅彦研究室展ギャラリートーク 茂木健一郎×佐藤雅彦対談「どうしてそれは伝わるのか」
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2005/08/post_2d11.html


【情報】ヤマザキミノリ「四次元の立方体万華鏡CUMOS(キューモス)展」。

2007-11-13 23:29:14 | アートなど
非常に気になる情報を見かけたのでメモ。

「四次元の立方体万華鏡CUMOS(キューモス)展 -幻の万華鏡CUMOS(キューモス)の点・線・面-」
会期 11月26日(月)~12月7日(金)11時-19時(日曜休館)
会場 銀座 Galerie VIVANT  http://www.g-vivant.com/  銀座6-8-3 尾張町ビル5F

造形作家ヤマザキミノリ氏の個展。CUMOSという立方体万華鏡を考案開発した方らしいのですが、このCUMOSが非常に気になっています。
小さな箱を覗き込んだ中に果てしない空間が広がっているという、まるで、手のひらの中に無限を閉じ込めるかのようなコンセプト。
草間彌生の「水上の蛍」をも彷彿とさせます。
存在を知ったからには、ぜひとも一度実物を目にしてみたいところ。
タイミングが合えばぜひ拝見したいものです。
おそらく、万華鏡好きや『無限』という概念の好きな方(ひょっとするとボルヘス好きも?)や数学的な美が好きな方は必見と思われますので、興味のある方はどうぞ。

展覧会とCUMOS詳細はこちら→http://cumos.jp/


【情報】京極夏彦「百器徒然袋ラジオドラマCDブック」。

2007-11-13 22:55:52 | 京極夏彦
いつの間にやらこんなもの↓が発売されていた模様。
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=hazamanoiori-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4062143593&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
なんと、京極夏彦原作「百器徒然袋ラジオドラマCDブック」だそうで。

昨年10月から今年3月まで放送されていた大阪朝日放送(ABC)製作のラジオドラマ全6篇(各4話完結)を脚本つきで網羅したCD+本のボックスセット。
情報によればCDは12枚組とのこと。
佐々木蔵之介氏演じる榎木津が大暴れらしい。
うげげ。
気になります。ものすごく気になります。
ボックスセットゆえ結構な良いお値段になっていますが、2時間番組が6本入っていることを考えると実は格安?
う~ん、せめて「鳴釜」だけでも聞いてみたい。
(聞かれた方、いらっしゃいますか?)
しばらく悩むことに相成りそうです。

なお、ラジオドラマ詳細はABC公式サイトでご確認を。

ちなみに、原作の「百器徒然袋」は、京極堂シリーズのサイドストーリー的短編集。
昭和28年頃の東京を舞台に、破天荒な探偵榎木津礼次郎が事件を "粉砕" してゆく痛快活劇です。
現在「雨」と「風」の二冊が出版されていますが、特に「雨」は爆笑必至。
京極堂シリーズに興味を持ちつつあの分厚さに躊躇しておられる向きは、まずはこの短編集から手に取ってみてはいかがでしょう。
理屈っぽい人も、理屈が嫌いな人も、活字好きならとりあえずおすすめです。

<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=hazamanoiori-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4061823795&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>


とうもろこし茶。

2007-11-12 00:07:49 | さもないこと
ずっと以前に某スーパーの半額ワゴンで見かけて購入したとうもろこし茶。
買っていたのを思い出して飲んでみたところ、感動的に美味だったのでメモ。
ポップコーンを連想させるトウモロコシ特有の甘い香りが素晴らしい。

これ、単にトウモロコシの実を煎ったもので、さながら麦茶のトウモロコシ版といったところ。
煎れかたも麦茶同様、ヤカンで5分程度沸かしてから火を止め、10分程度蒸すだけ。
手軽なアバウトさが良い。
パッケージによれば、韓国のお茶なのだそうですが、麦茶文化のある日本でなぜトウモロコシ茶が普及しなかったのかが不思議なほどのおいしさです。
香ばしいお茶が好きな方にはおすすめ。


参ったな。

2007-11-10 22:09:59 | さもないこと
昨日職場でアルコールのパッチテストを受けたところ、案の定皮膚が真っ赤に。
そこまではまあ予想範囲内でしたが、なんと、24時間以上経った今も赤みが取れません。
もはや過敏症?
気体暴露での脳貧血様症状といい、ちょっと深刻。
これでは、臨床はもとより、研究にも戻れないかも。
参った。


東京&横浜遠征11/4。(「馬と現代美術」「第19回『えんたに』グループ展」「シュルレアリスムと美術

2007-11-07 01:34:56 | アートなど
一昨日11月4日(日)は、東京と横浜で6つの展覧会と2つのイベントへ行って参りました。
書くことが多すぎて遅くなりそうなのでとりあえず観たものリストだけ。

目黒区美術館で開催中の企画展「馬と現代美術」。

・目黒区美術館となりの区民ギャラリーで開催されていた「第19回『えんたに』グループ展」。

・横浜美術館で開催中の企画展「シュルレアリスムと美術 - イメージとリアリティーをめぐって -」。

横浜美術館コレクション展 第2期

・横浜美術館内で開催中の「浅井祐介展『根っこのカクレンボ』」。

・横浜美術館アートギャラリーで開催中の「横浜美術館ボランティアが出会った『若きアーティスト』展」と題した、松宮硝子、日根野裕美、冨谷悦子3氏の合同展。

・横浜美術館 円形フォーラムで開催された、東京芸大大学院メディア映像専攻佐藤研+桐山研の「『表現実験ワークショップ』公開プレゼンテーション 『現代的シュルレアリスムとは?』

・新宿ルミネ・the・よしもと で開催された「バカロボ2007


おそろしく濃い一日でした。
詳細はのちほど。

以下、11月10日追記。

まずは、目黒区美術館で開催中の企画展「馬と現代美術」。
いつも良質の渋い企画展を開催してくれる目黒区美術館。今回は馬がテーマ。
案外ありそうでないテーマです。馬好きとしては見逃すわけにはゆきません。
加えて、ぐるっとパスで入場無料なので、これは是非にと足を運びました。

その昔、目黒には競馬場があったのだそうで、その縁に着目した目黒競馬場開設100周年記念としての企画展だったようです。
競馬にまつわる資料の展示にはじまり、競走馬たちの姿を記録した彫刻作品コーナー、馬が登場する日本近世絵画や馬を主題に据えた日本の近代絵画、馬を描いた海外有名画家の作品、などが展示されていました。
作品数は少な目でしょうか。
内容的には、馬好きとしては少し不満の残る展示でした。
あくまで競走馬の話題を中心に据えたため、近代化に伴う軍備増強の一環としての馬匹育成ばかりがクローズアップされ、「馬=サラブレッド」というステレオタイプなイメージを脱却できない内容に始終していたのが残念でした。
個人的には、昔からあった農耕馬・使役馬と人々のかかわりにももっと踏み込んで欲しかったです。馬にも多種多様な品種があることや、サラブレッドなどの軽種馬とはまったく異なる重種馬という存在があることくらいは紹介して欲しかったなと思います。そして、かつて日本には多くの在来種があったことや、国産馬の能力アップの名の下に在来種が繁殖禁止の憂き目にあって淘汰されてしまった負の歴史など、馬と日本人についてももっと多角的な視点でまとめてもらえればよかったのにと思えてなりません。
明治期に、軍馬にするための基準をクリアできる馬がいなかったので基準を体高133cmに下げた、というエピソードを紹介したキャプションがあったのですが、『ヨーロッパの基準では156cmであったことを考えると~云々』と、単に体格が小さいから『昔の馬は劣っていた』と評するかのような論調にすっかりがっかりしてしまいました。ペルシュロンやホルスタイナーやハノーヴァーなど、歴史的に大きな品種を育種してきた欧州と比較したところで何の参考にもなりません。競走馬だけが馬ではないし、馬はサラブレッドだけではありません。乗用馬ならむしろサラブレッドではないほうが適している場合も多いのです。
馬の博物館などから借用した資料も多数あっただけに、踏み込みの甘さが惜しまれてなりません。

ちなみに今回のマイベストは、エントランス付近にあった平山隆也氏の「何だお前はと嘶く」という立体作品。
くさりかたびらのように金属を繋いで造形した馬のオブジェです。
前脚を振り上げ後肢で立ち上がった馬が、柱の上に据えられた小さく奇妙な馬に向かって嘶いている様子が描かれています。
この、柱の上の小さな馬がものすごく気になる造形なのです。
体幹と四肢の比率と、首から上の比率が激しく異なっていて、頭部だけが異様に大きいのですが、何故か奇妙にしっくりきている。目を奪われました。ある意味、一生忘れられない作品のような気がします。

今回の企画展は手放しにおすすめとは言えませんが、ぐるっとパスをお持ちの方ならとりあえず行って損はないと思います。もれなく図録を兼ねたパンフレットがもらえるのは嬉しいポイント。
馬好きというだけで行くとかえってがっかりするかもしれませんのでご注意を。
なお、企画展ポスターが無料で配られていましたので、興味のある向きはどうぞお早めに。
11月25日まで。

さて次に、目黒区美術館となりの区民ギャラリーで開催されていた「第19回『えんたに』グループ展」。
こちらは目黒区美術館でたまたま案内をみかけて何となく足を運びました。
「えんたに」とは北京の美術大学で出会ったアーティストたちを中心としたグループなのだそうで、なるほど、メンバーの国籍も作風も多種多様。
工芸的な立体作品から版画、ドローイング、ペイント、インスタレーションまで、10名の手による実に多彩な作品が揃っていました。
作者に直接話をうかがうこともでき、なかなか興味深い展示だったと思います。
朽ちた板に有機的な紋様を描き小さな祠とともに配したインスタレーション(佐々木誠氏)、目の粗い巨大な布に施した山水画を思わせるモノクロ版画(ヤレンソワ・シェライク氏)、放射状に展開する木製折りたたみ椅子(作者失念)、羊歯の葉を描いた紙の正多面体(宮岡眞紀氏)、などの作品が気になりました。
こちらは11月4日で終了。


次に、横浜美術館で開催中の企画展「シュルレアリスムと美術 - イメージとリアリティーをめぐって -」。
20世紀初頭に始まった芸術運動シュルレアリスムに着目し、作品の背景や手法を鍵に分類展示していった大規模な企画展です。
エルンスト、デルヴォー、ダリ、クレー、ミロ、マグリット、マッソン、マン・レイ、などの作品がずらり。マグリット展など個人作家に着目した展示は比較的よくみかけますが、シュルレアリスムそのものをテーマにした企画展は珍しいような気がします。なかなかに気合いの入った内容。作品数も多く驚かされました。
しかしながら、こうして系統立てて総覧しても、いまひとつ「シュルレアリスム」というものが何なのかがとらえどころなく感じられ、どうにも釈然としないでいたところ、後述のワークショップ発表会で佐藤雅彦氏の再定義を聞いて長年のモヤモヤがすっきり氷解。同時に、なぜ当時のシュルレアリスムが科学を取り込まなかったのかという新たな疑問を感じ、いろいろと考えさせられました。


次に、横浜美術館コレクション展 第2期
企画展チケットで観られるというので巡ってみましたが、これが、すごい充実ぶり。
「近代の絵画と彫刻」「日本画に見る動物表現」「『わたし』との対峙 - 展開するセルフ・イメージ」「ミロとデルヴォーの版画」「長谷川潔:模写から創造へ」「シュルレアリスムと写真」と、計6つのテーマが展開しています。
企画展とのリンクもあり、シュルレアリスムについてより理解が深まるよう配慮されているのに感心しました。殊に「シュルレアリスムと写真」ではマン・レイによるシュルレアリスム作家のポートレートや、マグリットの撮影した写真などがあって個人的にとても興味を引かれました。
「『わたし』との対峙 - 展開するセルフ・イメージ」では、森村泰昌氏の「神とのたわむれ」シリーズが巨大な壁一面に配置されていて圧巻。石原友明氏のカンバスを使った立体作品(?)も強烈な存在感を放っていて印象的でした。
「日本画に見る動物表現」は、動物好きには純粋に楽しい展示。とりわけ、2頭の猿が鞠を運んでいるさまを描いた今村紫紅の「鞠聖図」が微笑ましくて個人的に大好きです。それと、鳥の形の陶器彩色作品、宮川香山の「古清水写鳧掛額」が陶器ながら鴨の羽ばたきを精緻に再現していて驚きました。
もしも企画展のチケットを買ったなら、こちらのコレクション展もぜひご覧になったほうが良いかと。おすすめです。
企画展と併せて12月9日まで。興味のある向きはお早めに。

この他、横浜美術館内では2つの企画展が開催中でした。
ひとつは館内全体を使った「浅井祐介展『根っこのカクレンボ』」。もうひとつはアートギャラリーが会場の「横浜美術館ボランティアが出会った『若きアーティスト』展」と題した、松宮硝子、日根野裕美、冨谷悦子3氏の合同展。
いずれも入場無料です。
浅井祐介氏は、マスキングテープを貼ってその上から絵を描くことで、どこにでも巨大植物や動物を出現させてしまうアーティスト。今回は言わば浅井祐介氏による『横浜美術館ジャック』とでもいうべき展示です。エントランスやカフェ、通路、トイレ、ありとあらゆる場所に浅井氏の植物が繁茂して場を彩ります。氏の作品は取手アートプロジェクト2006の記録書籍でちらっと拝見したことがあるだけだったのですが、入館して一目でそれとわかりました。いっけん単純ともいえる手法ですが、見る者への訴求力としてはとても大きな強度を持った作品だと思えます。作品を探してあちこち歩いてみたくなること請け合い。ところが、エントランス奥の通路をうろうろしていたら館の職員に『何かお探しですか?』といかにも不審そうに問いただされてしまったのが残念。せっかく作品が『かくれんぼ』的に分散しているのですから、鑑賞者にもっと自由を与えて欲しいものです。
こちらは12月25日まで。

「若きアーティスト展」は、それぞれ確固たる作品世界を持った作風の3氏による展示。
透明感ある少女たちを日本画で描いた日根野裕美氏、有象無象の動物たちを細密かつ高密度のモノクロ版画で表現した冨谷悦子氏、架空の生物Duqulamerを破砕したガラスによって再現した松宮硝子氏。三者三様。たいへんに個性的です。
私が特に惹かれたのが、松宮氏のガラスの生物シリーズ。とにかく繊細かつ驚異的な造形なのです。鋭利なガラス片が外向きに継ぎ合わされた、まるで巨大なウニやハリネズミのような本体から触覚のように細いガラス線が伸びていて、その先端にはこれまた鋭利なトゲのぼんぼりがついています。その体長、60~100cm程度。ナイフのように突き出たガラス片の密生するボディは触ったら血だらけ間違い無しです。
作者の提示する世界の中では、このDuqulamerをはじめとする生物がガラスの粉から成る土壌に生息し、特異な生態系の中で死滅と再生を繰り返すのだそうです。いわば、ケイ素を構成主体とした生態系といったところでしょうか。自然界には珪藻など実際にシリカ主体の生物も存在しますので、もしもこの地球とは別の進化を辿った生物がいたとしたらあながち無い話ではないなあ、と妙に感心してしまいました。どこか別世界の光景を提示しているかのような空気と、儚げであると同時に攻撃的かつ繊細な造形そのものの力にも目を奪われました。
博物誌的な作品世界の成長と進化を今後も期待したいところです。
こちらは12月2日まで。ガラス好きや不思議なモノ好きにはおすすめですので、興味のある方はお早めに。
ところで、この展示、ボランティアスタッフの方が解説してくださるのは良いのですが、松宮氏の作品世界をどこか嘲笑的に語る姿が気になりました。いくら奇妙な世界でも作品世界は作家にとって真面目なかけがえのない『世界』です。スタッフさんが『変だと思われたくない』と妙な気を回す必要などどこにもありません。社会常識的な視点で作品の価値を貶めないで欲しいと切に思いました。


次に、横浜美術館 円形フォーラムで16時半から開催された、東京芸大大学院映像研究科メディア映像専攻佐藤研+桐山研の「『表現実験ワークショップ』公開プレゼンテーション 『現代的シュルレアリスムとは?』」。
横浜美術館の企画展とタイアップする形で催された、横浜美術館と東京芸大大学院映像研究科との連携事業。
横浜美術館の学芸員中村氏が芸大メディア映像専攻教授の佐藤氏へ話をもちかけて実現した催しとのこと。
東京芸大の大学院には映像研究科という学科があり、この学科は横浜に校舎を構えています。
そして映像研究科の中には2つの専攻があって、それぞれ独立のカリキュラムと校舎を有しています。
ひとつは馬車道地区にある映画専攻、もうひとつが新港地区にあるメディア映像専攻です。
今回のイベントは、後者のメディア映像専攻によるもの。
専攻内に4つある研究室(藤幡研、佐藤研、桂研、桐山研)のうち、佐藤研と桐山研に所属する1年生が中心になって一般参加者を交えたワークショップを行い、その成果を発表したのが今回のイベントです。

横浜美術館学芸員中村氏からの趣旨説明と桐山孝司氏の挨拶の後、佐藤雅彦氏が「シュルレアリスム」という概念の解説(ある意味再定義)を行い、そのうえで「現代的シュルレアリスム」となりうる手法として4つの表現実験テーマを提示。その後、テーマを担当した学生さんが進行役となってそれぞれの実験結果をプレゼンテーションする、といった内容でした。

以下、簡単な概要と感想。

○中村氏の趣旨説明
・シュルレアリスムは言葉で説明し難い。現実体験に根差すものだから。
・現実に生じた裂け目から兆す強烈な光のようなものがシュルレアリスム。→現実観をゆさぶる。
・体験を再現する装置=シュルレアリスム作品
・3ヶ月前に東京芸大メディア映像専攻へシュルレアリスム展に関連した企画ができないかと相談してみたところ、快く同意してもらえて今回のイベントが実現した。


○佐藤氏によるプレゼンテーション「現代的シュルレアリスムとは」
・現代的シュルレアリスムについて表現実験ワークショップを行った。
・その成果発表の前に、まず、「現代的シュルレアリスム」というのが何なのかを解説する。
・その前にそもそも「シュルレアリスム」とは?
・シュルレアリスムを語義分解すると、
  ←シュルレアル
    ←シュル      +レアル
    =超(強い、過剰な)+現実
 つまり、強烈な現実、という意味。
 *一般俗語としての「シュール」とはまったく別の意味。
・では、「超現実」とは何か?
 →慣れすぎている日常に突如現れる強い現実
 *決して幻想といった類いのものではない。
  あくまで現実の延長線上にあるもの。
 キーワード
   現実に内在しているもの
   現実と連続しているもの
   過剰な現実
   主観的ではなく客観的
   シュールという言葉とはまったく違う
・佐藤氏なりのシュルレアリスムの定義
「日常生活や社会に対してあまりに慣れてしまい、知らないうちにだれてしまった我々。その我々が見えなくなってしまっている「真のリアル」を見ること。そして、そのための強い現実・過剰な現実をテーマとした表現活動」
・そのための手法として
  フロッタージュ(こすり出し)
  コラージュ(貼り合わせ)
  デカルコマニー(絵の具の混ぜ合わせ)
  自動記述
 などが編み出された。
・どの手法もオートマティスムという考え方に則っている。
・しかしながら、これら既存の手法はすでに我々の枠の中に入ってしまっている。
 →そこで、では「現代的シュルレアリスム」とは?
・現代の科学技術により露見する新しい表現が、現代のシュルレアリスムたりえるのでは?
・そういった仮定のもと、次の4つのテーマ表現を考えて実践した。
A 現代的フロッタージュ
B 街のオートマティスム・webのオートマティスム
C 時差のある顔
D パラレルリアリティ

佐藤氏によるシュルレアリスムの再定義は非常に端的で明快。いろいろ腑に落ちました。納得。


○学生さんたちによるプレゼンテーション
A 現代的フロッタージュ(北村氏、竹川氏)
 ・感熱紙とドライヤーによる「サーモタージュ」
   物体の上に感熱紙を置き、その上からドライヤーで熱風を吹き付けることにより、物体のテクスチャ(質感)を平面上に転写する手法。
   金属製ボールチェーンを対象にした実演(金属部分はそこだけ熱が逃げるので、チェーンの形が白く浮かび上がる!)の後、野外で石畳や石碑をサーモタージュした実例を動画と実物で提示。驚くほど忠実にテクスチャが写し取られているのがわかる。

これはつまり、下にある物体の吸熱率の違いによって感熱紙表面の温度上昇速度に差が生じ、その差が黒化という視覚的変化として検出されるシステムだと思われます。こんな形で物性を視覚化できるとは思いもよらなかったので驚きました。テクスチャだけでなく、見た目が同じなのに吸熱率が違う素材を「透視」的に写し取ることもできそうです。拓本にも応用できそうな気がします。

 ・レーザーポインタと長時間露光による「レーザーフロッタージュ」
   暗い中にある物体をレーザーポインタでランダムに照らし、その様子を長時間露光することで物体の形を写し取る手法。
   傘や椅子などの身近な物体からジャングルジムなどの野外の遊具まで、いろいろな例を画像で紹介。闇の中に物体が光のオブジェとして浮かび上がるさまは非常に美しく驚異的。

これは、いわばスキャン技術を身近な形に落し込んでやった検出システムだと思われます。走査電顕と同じ理屈をこうして身体スケールと同等のレベルで目の当たりにするなんて思いもよらなかったので、とても感動しました。
レーザー光を固定して物体が移動した軌跡をとらえても面白そうです。

 ・枠取りゲージによる立体的フロッタージュ
   モノの断面を型取りするための道具(櫛の歯のように金属棒が密に並んでいて、一本一本の歯が上下に動くので、モノに当てると接した形のとおりに歯が押し上げられて、下にあるモノの形がそのとおりに浮き出てくる。工学分野で使われる枠取りゲージ。)を様々な立体に使うことで、普段意識しない物体の断面を提示する手法。
   電話の受話器やコップの中の氷など、いろいろな例を実演と画像で紹介。


B 街のオートマティスム・ウェブのオートマティスム(勝目氏、村上氏)
 ・街のオートマティスム
   都市を素材にする理由→オートマティスムはパリで始まった。都市という場が重要。絶えずめまぐるしく変化しており一定しない。オートマティスムという概念とよく馴染む。

  横浜の町並みを実際に歩き、その中で集めた映像素材からオートマティスムを試みた。
  今回は街の広告に焦点をあて、そこから文章を創出してみた。
  例)カニの息切れ 心の 5号機
   街の映像に重なって上記フレーズが画面上に配置されている。街の映像がスクロールするとともに、フレーズの元となった広告と文字がぴったり重なってそこへ置き去られてゆく。

 偶然からの演繹的作詞を帰納的に示したシステムのように思えます。言葉を紡いだ過程の逆を映像で示されることで構築と解体を同時に体験できる。フォントの持つトーンもあいまって、妙なおかしみが付与されていて笑いを誘います。親しみを感じやすい表現手法だと思いました。

 ・webのオートマティスム
   入力した単語を含むテキストをgoogle検索し、それらの結果から文節を抜き出してランダムにつなげるシステム。
   あくまでひとつの単語をめぐる文であるのでそれなりに意味が通りながらも、叙述文と解説文と日記文等のスタイルがランダムに混ざり合うことで、思いもよらない文章が出現する。

 このシステムサイトにアクセスすることで誰でもweb自動記述を体験することができるのだそうです。ぜひ試してみたいのですが、URLをメモしきれず。残念。


C 時差のある顔(許田氏、田島氏、藤田氏)
 映像とプログラミングによって、次元を増やす表現として考えられたもの。同じ映像内に多数の時間軸を混在させる表現。
 動画をコマレイヤーとして積層し、局所的にコマを透明化することで異なった時間のレイヤーが画面上に同居する。
 透明化の操作が制作者の制御を越えたランダム要素を含むので、意図しなかった映像が出来上がる。

 時空の歪みや重力場のフィルタを通して光景を見たらこんな具合になるのかもしれない、と思わせるような映像でした。クロノス・プロジェクターにリニアな時間軸とランダム性を付与したようなシステムだと思えました。作者の意図を越えた映像が現れるのが一番おもしろい点のように感じます。そういう意味ではよりシュルレアリスム性の強い表現なのかもしれないと思えました。多重レイヤーの操作を「掘る」と形容していたのが印象的。自分でも実際にやってみたいなと思いました。


D パラレルリアリティ(加藤氏、細川氏)
 パラレルリアリティを表現したパフォーマンス。
 カンバスにドローイングする様子をビデオカメラで撮影しながら、それをリアルタイムでプロジェクタ投影している。青いクレヨンで描いてゆくと、ブルーにペイントされた画面の向こうに別世界が見えてくる。手に色を塗ると、そこにも別の映像が透けて見えてくる。

 いわゆるブルースクリーン技術を応用し、一定の色の上に別画像を重ねているのだという理屈は理解できるのですが、このようにして提示されるとかなりショッキング。とても印象的なパフォーマンスです。クレヨンでカンバスに書き付けるときのガリガリいう音も手伝って、『カンバスを削り取って異世界への穴を空けている』というシチュエーションも付与されているように感じられました。


最後に質疑応答(主に技術的なことなので割愛)の後、佐藤氏からアナウンス。
・横浜にも芸大があるということを知って欲しかった。
・メディア映像専攻に興味のある方はぜひ受験してみてください。
・3ヶ月間で考えてきたテーマについて、午前中からワークショップを行い、そのできたての成果を発表してもらった。
・シュルレアリスムの意味が伝われば嬉しい。


16時半から始まり、当初1時間の予定を大幅に上回って、終わってみれば18時過ぎ。
たいへん盛りだくさんかつエキサイティングな内容でした。
世の中に広く表現を発信してゆこうとする姿勢が見ていてとても嬉しくなります。
何かを一般見学者へプレゼンテーションするのは実は案外難しいものです。
しかもその内容が概念的なこととなると難易度はぐっと上がると思われます。
不慣れな会場や機材に苦戦しながら、そんなお題を果敢にこなしている学生さんたちの姿はたいへんまぶしく感じられました。
今回の催しは学生さんたちへの教育効果と広報を兼ねた意味合いもあった模様ですが、主催者と見学者双方にとって意義深い内容だったと思います。

なにより、佐藤氏の目論見どおり、シュルレアリスムというものの見方を変えられてしまったようで衝撃的でした。
前述のとおり、私にとってシュルレアリスムは知識としては知っていても何となくピンと来ない概念でした。
今まで私がなぜシュルレアリスムを理解しきれずにいたかというと、シュルレアリスムを回顧的な視点で観ていたからだと思います。20世紀前半特有の文化としてのシュルレアリスムは、既に終わってしまったものとして、私の中ではその時代を特徴付ける属性のひとつとして認識されていました。ゆえに、これらを現代に引き受けるための本質的な意味付けを得られずにいたわけです。
そこへ、佐藤氏の再定義によるナビゲートと、学生さんたちによるワークショップ成果実例を提示されることで現代とシュルレアリスムが結びつき、シュルレアリスムという概念をより具体的に理解できるようになったように思います。
そこで新たに浮かんだのが、20世紀初頭のシュルレアリスムがなぜ科学を取り込まなかったのだろう?という疑問です。
多くの驚異的事実や概念が科学分野でもたくさん生じていたのがこの時代です。それらの概念はきっとシュルレアリスムとも親和性を持っていたに違いないと思うのですが、既存のシュルレアリスム表現の中に科学的要素は希薄です。単に両者の接点がなかっただけなのでしょうか。それとも当時のアカデミズムにおける棲み分け意識の弊害なのでしょうか。あるいは情報流通が未熟だったための現象なのでしょうか。非常に気になるところです。

メディア映像専攻では、12月に恒例の「OPEN STUDIO」も開催予定とのこと。今回のイベントで活躍した方々を含む1年生の制作展示を拝見できるようです。
どのような個性が展開するのか楽しみでなりません。



さて、次に慌てて移動した先は、新宿ルミネ・the・よしもと で開催された「バカロボ2007」。
吉本興業と明和電機の企画による「役に立たずに人を笑わせる無駄にハイテクなロボット」のナンバーワンを決めるイベントの決勝戦です。
19時半開始の予定が50分押しでスタート。
催しそのものも伸びに伸びて終了した頃には22時半を回っていました。
南海キャンディーズの山ちゃんこと山里亮太氏の司会のもと、審査員として明和電機の土佐信道氏、マンガ家のしりあがり寿氏、電通大教授の稲見昌彦氏、映画監督の樋口真嗣氏、特別ゲストのぜんじろう氏が出演。審査員は明和電機の作成したバカメーター(ヘルメット上に扇状のメーターがついている。手元のボタンを押すごとに針が動いて馬鹿度が上がってゆく。最大値になると針がベル触れて『チン!』という音が鳴る。針がどこを指しているのか本人はわからないので、手鏡を見ながら操作する。機構がそのままむき出しになった機械なので非常に重い。馬鹿度を評価するメーターであると同時にメーターそのものが馬鹿である、という装置。)を装着し、出場ロボットの馬鹿さ加減を評価しつつコメントを述べる。
出場ロボットは8体。
以下概要と感想。

・プッシュくん
 4本足のついたゴミ箱型ロボット。タチコマのような動き。自動制御。ゴミ箱でありながらゴミを拒否する。
 制作者と漫才めいたプレゼンを展開する様子が面白い。
 バカというよりバカを装った賢いロボット。

・キントレーZ
 お茶の間ジオラマの中で筋トレをするロボット。筋トレしながら自壊してゆく。壮絶。
 バカかつ物悲しいロボット。分類し難い存在。

・勃具
 触覚インターフェイスを刺激することで、うめき声のような音とともに床上にうなだれた突起型ロボットが立ち上がる。
 非常に生物的な動き。会場ではセクシュアルな意味だけが強調されていましたが、これは厳然たるアートだと思いました。
 バカロボというよりはアート作品。ファルスをモチーフにしていることは名前からも明白ですが、その単一的意味を越えて生物の普遍性を表現するに足る強度を持った作品だと思います。泥を思わせる造形はそれ自体が生物であると解釈することもできそうです。
 会田誠を連想しました。

・イナザウラー
 恐竜をモチーフにした素朴なロボット。反り返る動作に挑むも構造ミスであえなく転倒。
 作り手含め悲しい馬鹿さ加減を感じさせる。
 選定側に悪意を感じるのは気のせいか。見ていて気の毒になる。

・カキールX & JUNKO2007
 女子高生の作った装置。ロボットの形をした筐体の先端に歯ブラシがついていて、痒いところにあてて掻くためのカキールX。
 振動装置の上にジオラマがあり、家々とともにロボット型の人形が置かれている。スイッチを入れると周期的に振動が発生し、振動が次第に強くなってついにはロボット型人形の首が取れて落ちてしまう、という地震啓発のためのJUNKO2007。
 何をもって『ロボット』とするのかを考えさせられる作品。
 こちらも選定側に悪意を感じる。見ていて気の毒。

・美影
 『萌え』をテーマにしたメイド型ロボット。細いラインと繊細な動き。戯画的ではなく普通に美しい。
 バカロボというよりはまっとうな技術的製品。

・ラマーズ4
 妊婦型コーラススピーカー。妊婦型のトルソがスピーカーとして4体並んでいる。胎盤を模したインターフェイスを装着した演奏者がボタンを押すと、ボタンどおりの音階で背後のスピーカーから『ヒー』『フー』とコーラスが流れる。乳頭がそれぞれ電源とボリュームつまみになっていたり、顔面のスピーカーがヒゲのように見えたりとユーモラスでショッキングな外観と存外に美しい声があいまって非常に示唆的。
 ロボットというよりアート作品。
 
・ロボプッチョ
 UHA味覚糖のとある一部門がつくった公認プッチョロボット。
 体高60cmほどのプッチョがゆる~く喋りながら歩いたり旗揚げゲームを行ったりする。あぶなっかしい動きの末、最後には転倒して助けを求めるという趣向。動作の途中での唐突な『ぷっちょ♪』というサウンドロゴ挿入が可笑しい。
 運動にはおおよそ適さない比率のプッチョをそのまま大きなロボットにしてしまった時点で充分なバカっぷり。


グランプリはキントレーZ。
『バカロボ』という観点からすると消去法でキントレーZかロボプッチョかのどちらかだろうと思っていたので納得。
印象的だったのが『人と機械の違いを端的に表している』という稲見氏のコメント。
動かすと壊れるのが機械、動かすと強くなるのが生物。
常に自分を壊しながら更新している生物の特性に思い至り、感慨深く思えました。

バカロボ2007の様子は映画になるとのこと。
間に制作者を紹介した映像も流れていたので、それも収録されていることでしょう。
見逃した方々は、パッケージ化を待つのがよろしいかと思います。

次年度開催があるのかどうか、気になるところ。
アートの枠から取りこぼされてしまうようなバカバカしく示唆的なテクノロジーの無駄遣い、今後もそんなものを集めていってくれることを期待したいです。


バカロボの後は夜行バスで帰宅。
0泊3日。たいへん濃くて刺激的な遠征でした。


行きたい催し11月、12月篇。

2007-11-03 18:29:51 | アートなど
備忘録的に。

0 佐野市立吉澤記念美術館「関東の文人画展」 9/29~11/11
  目的は若冲。しかしたぶん行けない。苦吟。

1 目黒区美術館「馬と近代美術」 10/11~11/25
 馬好きとしてはぜひ行きたいところ。

2 ギャラリー小柳「マラブ・太陽 野口里佳」 10/27~11/30
 どことなく惹かれる。

3 目黒寄生虫博物館「それ!ほんとうに寄生虫? 寄生虫!と疑われた寄生虫ではない異物」 4/28~12/2
 獣医師としては、とりあえず見ておきたい。

4 横浜美術館「シュルレアリスムと美術」 9/29~12/9
 ワークショップに興味津々。

5 サントリー美術館「鳥獣戯画がやってきた!」 11/3~12/16
 鳥獣戯画! 果たしてゆけるか?

6 川崎市市民ミュージアム「みんなのデザイン ?グッドデザインと私たちの生活?」 10/27~12/16
 川崎市民ミュージアム自体に一度行ってみたい。過去の図録が欲しいのです。

7 旧赤坂小学校「Dialog in the Dark」 9/13~12/19
 真っ暗闇の中でのインスタレーション? 内容が気になる。

8 森美術館「六本木クロッシング:2007」 10/13~1/14
 先日も書いたので詳細は割愛。

9 21_21 Design Site「WATER」 10/5~1/14
 佐藤卓プロデュース企画展。名前のとおり水がテーマ。面白そう。

11 東京オペラシティアートギャラリー「北欧モダン - デザイン&クラフト」 11/3~1/14
 とりあえず行っておきたい。

12 東京都現代美術館「space for your future」 10/27~1/20
 エルネスト・ネトやオラファー・エリアソンも出展しているらしい。必見。

13 国立科学博物館「大ロボット展」 10/23~1/27
 とりあえずの興味。混んでいそうで憂鬱。

14 日本科学未来「地下展」 9/22~1/28
 前回見逃したのでぜひリベンジを。

15 DNP museum lab「<<うさぎの聖母>>聖なる詩情」 10/27~3/8
 一度行ってみたい場所。

16 リスーピア 常設展
 ここも一度行ってみたい場所。



たくさんありすぎ。はたしていくつ行けるのであろうか?
どこでもドアが欲しい・・・。