観たもの、体験したもの。
手帳によれば、2006年は34の舞台と6つの講演、55のアートイベント、13のフィルム上映会を観た勘定になります。
書籍や雑誌、論文等は もはや数えきれません。
そのなかで印象的だったもの。大ざっぱなマイベスト10。
1 「オラファー・エリアソン 影の光」@原美術館(1月8日)
8年前のジェームズ・タレル『夢の中の光はどこからくるのか』展 以来の衝撃でした。美と科学と自然とアートが一体となった驚異。忘れ難い体験です。
2 「三の丸尚蔵館第40回展 花鳥-愛でる心、彩る技 <若冲を中心に>」@三の丸尚蔵館(6月11日、7月30日、8月21日)
伊藤若冲の『動植綵絵』30幅のうち18幅を目の当たりにし、その尋常ならざる迫力にノックアウト。プライスコレクションが霞んでしまうくらいの感動でした。こちらも、おそらく一生忘れられない体験です。
3 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」@新潟十日町市近辺(9月2日)
土地と分ち難く結びついたアートと、人々のつなぐ心に感銘を受けました。アートとは『なにかしら人を変えるもの』なのではないかと考えさせられました。3年後には絶対にまた参加したいです。
4 「OPEN STUDIO Vol.2 / Vol.3」@東京芸術大学大学院映像研究科メディア映像専攻(7月22、29日、12月2日)
アートが開かれたものであると実感させてくれたラボ公開。非常に大切なインスピレーションと気付きと出会いを与えてくれた、私にとっては記念すべきイベントです。
5 コンドルズ「Top of the World 独眼竜スペシャル」仙台公演(2月4日)
近藤良平氏の魔王と、終演後の開かれた情熱に感銘。純粋に楽しくて嬉しい体験。忘れられません。
6 岩井俊雄氏公開講義@東京工芸大学(5月14日)
たっぷり4時間もの講義。『岩井俊雄のすべて』とでもいえそうな惜しみないトークとパフォーマンス。今でも鮮明に記憶に焼き付いています。
7 (番外編)茂木健一郎×佐藤雅彦 対談「ひらめきのくらくら」(4月23日)
茂木氏がブログにアップした対談の音声ファイルを聴いたもの。現場を生で体験したわけではないのですが、インパクトでは他の舞台等に負けず劣らずの内容。面白すぎて何度も聴いています。
8 小林賢太郎ソロコントライブ「ポツネン『○-maru-』」
オープニング映像と最後のコントが音楽含め麻薬的に好きで、何度も通い詰めました。ただ、芝居が次第に緩くなっていったのが残念。
9 イメージの庭Vol.2「脳の中の鼓動」@せんだいメディアテーク(2月10日~12日)
児玉裕一氏や、teevee graphicsの小島淳二氏と谷篤氏のトークイベントが印象深い。池田泰敦氏などショートフィルム作家の方々と交流できたことも深く記憶に刻まれています。そして私にとっては何より、谷篤氏の作る映像が自分の嗜好をピンポイント爆撃していると気付いた記念すべきイベント。
10 フキコシソロアクトライブ『XVIII』仙台公演(12月6日)
もはやインスタレーションアートだと思います。ゾクゾクしました。
他にもたくさん印象深いイベントがありました。「ベアリングアート展」や「OpenSky 2.0」も私の中ではかなり上位にランクインしています。しかし、最近観たものは敢えて点を辛く考えてこんな感じにしてみました(笑)。
かなりいいかげんなランキングですが、今年のマイベストは やはりアートに大きく偏った結果となりました。
振り返れば、圧倒的な存在感を持った作品、そして、人々との交流や出会いをもたらすような自由でオープンなイベントに より惹かれたことがうかがえます。
これは最近、舞台作品が少々窮屈に感じられてきたことと無関係ではなさそう。
そういう意味では、アートイベントの他では今後、個人的にはpiperとコンドルズに大きな期待を寄せてゆきそうな予感がします。
今年出会えた多くの方々に感謝を。
出会いをもたらした偶然に感謝を。
そして、このサイトにお越しくださった方々に感謝を。
来年も、できる限りのものごとに触れ、いろいろなことを体験し、たくさんのクラクラや『うわぁ!』に出会えたらいいなと思います。
そして、多様な表現を吸収して、より多くの、あるいはより濃密なアウトプットをしてゆけたらと願ってやみません。
ところでさきほど、昨年「一個人」のイベントで参加した『時間差郵便』が届きました。
一年前の自分からのメッセージ。
その中の一文。
「・創造性をもったオリジナルハンコを作りたい。人を楽しくするハンコ、人を幸せにするハンコを作りたい。」
今もこの気持ちは変わっていません。
今年は助走。
来年はどこまで行けるでしょうか。
のんびりコツコツ進んでゆきたいです。
おまけ:私にとって大きな出来事web編。
1 岩井俊雄さんのブログ「TENORI-ON 開発日誌」が開設された
サービス精神に感服。TENORI-ONの楽譜とTシャツにドキドキ。
2 同じく岩井俊雄さんのブログ「いわいさんちweb」が開設された
父娘の理想的なコミュニケーション。岩井さんの素敵パパっぷりが微笑ましくて、毎日拝見するたびに頬が緩みます。
3 The Japanese Society of Rahmensiology(架空法人 日本ラーメンズ学会)を開設した
まだまだ模索中。どれだけ多くの解釈を能動的に面白がれるか。今後が楽しみです。夢は学術集会。
手帳によれば、2006年は34の舞台と6つの講演、55のアートイベント、13のフィルム上映会を観た勘定になります。
書籍や雑誌、論文等は もはや数えきれません。
そのなかで印象的だったもの。大ざっぱなマイベスト10。
1 「オラファー・エリアソン 影の光」@原美術館(1月8日)
8年前のジェームズ・タレル『夢の中の光はどこからくるのか』展 以来の衝撃でした。美と科学と自然とアートが一体となった驚異。忘れ難い体験です。
2 「三の丸尚蔵館第40回展 花鳥-愛でる心、彩る技 <若冲を中心に>」@三の丸尚蔵館(6月11日、7月30日、8月21日)
伊藤若冲の『動植綵絵』30幅のうち18幅を目の当たりにし、その尋常ならざる迫力にノックアウト。プライスコレクションが霞んでしまうくらいの感動でした。こちらも、おそらく一生忘れられない体験です。
3 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」@新潟十日町市近辺(9月2日)
土地と分ち難く結びついたアートと、人々のつなぐ心に感銘を受けました。アートとは『なにかしら人を変えるもの』なのではないかと考えさせられました。3年後には絶対にまた参加したいです。
4 「OPEN STUDIO Vol.2 / Vol.3」@東京芸術大学大学院映像研究科メディア映像専攻(7月22、29日、12月2日)
アートが開かれたものであると実感させてくれたラボ公開。非常に大切なインスピレーションと気付きと出会いを与えてくれた、私にとっては記念すべきイベントです。
5 コンドルズ「Top of the World 独眼竜スペシャル」仙台公演(2月4日)
近藤良平氏の魔王と、終演後の開かれた情熱に感銘。純粋に楽しくて嬉しい体験。忘れられません。
6 岩井俊雄氏公開講義@東京工芸大学(5月14日)
たっぷり4時間もの講義。『岩井俊雄のすべて』とでもいえそうな惜しみないトークとパフォーマンス。今でも鮮明に記憶に焼き付いています。
7 (番外編)茂木健一郎×佐藤雅彦 対談「ひらめきのくらくら」(4月23日)
茂木氏がブログにアップした対談の音声ファイルを聴いたもの。現場を生で体験したわけではないのですが、インパクトでは他の舞台等に負けず劣らずの内容。面白すぎて何度も聴いています。
8 小林賢太郎ソロコントライブ「ポツネン『○-maru-』」
オープニング映像と最後のコントが音楽含め麻薬的に好きで、何度も通い詰めました。ただ、芝居が次第に緩くなっていったのが残念。
9 イメージの庭Vol.2「脳の中の鼓動」@せんだいメディアテーク(2月10日~12日)
児玉裕一氏や、teevee graphicsの小島淳二氏と谷篤氏のトークイベントが印象深い。池田泰敦氏などショートフィルム作家の方々と交流できたことも深く記憶に刻まれています。そして私にとっては何より、谷篤氏の作る映像が自分の嗜好をピンポイント爆撃していると気付いた記念すべきイベント。
10 フキコシソロアクトライブ『XVIII』仙台公演(12月6日)
もはやインスタレーションアートだと思います。ゾクゾクしました。
他にもたくさん印象深いイベントがありました。「ベアリングアート展」や「OpenSky 2.0」も私の中ではかなり上位にランクインしています。しかし、最近観たものは敢えて点を辛く考えてこんな感じにしてみました(笑)。
かなりいいかげんなランキングですが、今年のマイベストは やはりアートに大きく偏った結果となりました。
振り返れば、圧倒的な存在感を持った作品、そして、人々との交流や出会いをもたらすような自由でオープンなイベントに より惹かれたことがうかがえます。
これは最近、舞台作品が少々窮屈に感じられてきたことと無関係ではなさそう。
そういう意味では、アートイベントの他では今後、個人的にはpiperとコンドルズに大きな期待を寄せてゆきそうな予感がします。
今年出会えた多くの方々に感謝を。
出会いをもたらした偶然に感謝を。
そして、このサイトにお越しくださった方々に感謝を。
来年も、できる限りのものごとに触れ、いろいろなことを体験し、たくさんのクラクラや『うわぁ!』に出会えたらいいなと思います。
そして、多様な表現を吸収して、より多くの、あるいはより濃密なアウトプットをしてゆけたらと願ってやみません。
ところでさきほど、昨年「一個人」のイベントで参加した『時間差郵便』が届きました。
一年前の自分からのメッセージ。
その中の一文。
「・創造性をもったオリジナルハンコを作りたい。人を楽しくするハンコ、人を幸せにするハンコを作りたい。」
今もこの気持ちは変わっていません。
今年は助走。
来年はどこまで行けるでしょうか。
のんびりコツコツ進んでゆきたいです。
おまけ:私にとって大きな出来事web編。
1 岩井俊雄さんのブログ「TENORI-ON 開発日誌」が開設された
サービス精神に感服。TENORI-ONの楽譜とTシャツにドキドキ。
2 同じく岩井俊雄さんのブログ「いわいさんちweb」が開設された
父娘の理想的なコミュニケーション。岩井さんの素敵パパっぷりが微笑ましくて、毎日拝見するたびに頬が緩みます。
3 The Japanese Society of Rahmensiology(架空法人 日本ラーメンズ学会)を開設した
まだまだ模索中。どれだけ多くの解釈を能動的に面白がれるか。今後が楽しみです。夢は学術集会。