はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

酸素が足りない。

2008-08-19 23:47:53 | さもないこと
歩くのにも差し支えるほどめまいがひどいので血検をしてもらったところ、ヘモグロビン量が平均値の6割(下限値の7割)しかないことが判明。
ステキに貧血。低酸素。
どうりでここのところ息苦しかったはず。
貧血と診断されたのは初めてだったので原因が気になるところではありますが、とりあえず鉄剤投与で回復をはかります。
目指せ、独り高地トレーニングからの脱却。


スタジオジブリ「崖の上のポニョ」。

2008-08-04 23:57:20 | アートなど
映画は公開直後にみておかないと見逃してしまうのが最近のパターン。
相変わらずいっぱいいっぱいではありますが、先週の金曜8月1日は映画の日、ということで、半ば意地でスタジオジブリの新作「崖の上のポニョ」のレイトショーに足を運びました。

何となく毎回見てはいるものの、スタジオジブリの作品は、個人的にいつも少々引いた視点から眺めており、また、前回と前々回があまりにもあんまりだったので、今回もそれほど期待せずに臨みました。
内容詳細には言及しませんが、結論からいえば、私的にはジブリ作品はオリジナルストーリーのほうが格段に良い、ということを再認識する結果になりました。パブリック・ドメイン入りした物語をモチーフにちりばめて、遊びのように取り入れつつ、宮崎印に昇華されていて微笑ましい。
想像の飛翔と画に込められた野放図なエネルギー、そして幼少期の心象を丁寧に描いた濃密な風景と緩急自在のストーリー運び。
19世紀末~20世紀初頭の英国児童文学や、ピッピやムーミンの世界、名作絵本の数々を彷彿とさせる良作だと思います。
「千と千尋の神隠し」や「未来少年コナン」が好きな方、さらに、リンドグレーンやエリナー?ファージョン、ジョージ?マクドナルド、ルーシー・M・ボストンのグリーン?ノウシリーズに心惹かれたことのある方などには特におすすめです。

直球ストレートの物語。
構えず観るべし。