はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

<font size="-3">ピタゴラ装置の番号と名前。</font>

2005-08-27 23:51:32 | 佐藤雅彦
2005年8月29日までギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催の「佐藤雅彦研究室展」では、1日1回のピタゴラ装置特集映像が上映されています。
私は13日にこの上映を見て参ったのですが、このとき、面白いことにピタゴラ装置には全部に番号と名前がついていることを知りました。
とっさにメモをとり、後に記憶がはっきりしているうちにポイントを書き足しました。
せっかくですので、こちらにも備忘録としてピタゴラ装置一覧をアップしてみたいと思います。


1番 洗濯板 洗濯板を下るシンプルなもの
2番 分銅 上皿天秤からスタートする装置
3番 レンゲA 螺旋状に配置されたレンゲを玉が落下する装置
4番 磁石 U字磁石とL型磁石を巧みに使った装置
5番 万国旗 「ピタゴラスイッチ」と1文字づつ書かれた旗がパッと架かる装置
6番 洗濯バサミ 洗濯バサミの道をビー玉がジグザグに進んでゆく装置
7番 レンゲB レンゲから落ちた玉が走ると「ピタゴラスイッチ」と1文字づつ小さなカードが飛び上がる装置
8番 我が道を行く 箸箱が独創的な動きをする装置
9番 レコードプレイヤー キッチンスケールで始まり、レコードプレーヤーで終わる、番組ラストに使われている装置
10番 フライパン 「ピタゴラスイッチ」のオープニング映像につかわれている装置
11番 鉄琴 鉄琴でサウンドロゴが奏でられる装置
12番 るつぼ 小さなるつぼの中から「ピタゴラスイッチ」のミニ垂れ幕が登場する装置
13番 電池 乾電池が落下して豆電球が点灯する装置
14番 カプセル虫 カプセルが転がってゆき、試験管に落ちる装置
15番 孫亀
16番 ドミノ 緑のカッティングマットの上をドミノとビー玉が動いてゆく装置
17番 絵の具箱 木の絵の具箱を使った装置
18番 スーパーボール 2枚のまな板のあいだをスーパーボールが弾んでゆく装置
19番 ボビン 金属製のボビンが螺旋を転がってゆく装置
20番 音階 水の入ったコップでサウンドロゴが奏でられる装置
21番 イーゼル 木のスプーンを多用した装置
22番 アコーディオン 冒頭でアコーディオンが使用される装置
23番 ロゴカー 1文字づつロゴの入ったミニカーが下りてきて「ピタゴラスイッチ」と配置される装置
24番 ドライヤー ドライヤーの風にピンポン球が浮かぶ装置
25番 虫メガネ 虫眼鏡でロゴが拡大されてフィニッシュする装置
26番 射的 飛ばされたピンポン球が刺繍枠の的を見事打ち抜く装置
27番 呼び鈴 ハンマーで呼び鈴が鳴らされる装置
28番 矢文 吸盤つきの矢がバケツに命中する装置
29番 ブラックホール 黒い布で覆われた箱にボールが落ちて、布ごと穴に消える→ロゴが登場する 装置
30番 トランポリン ボールが太鼓で見事に飛び跳ねる装置
31番 ティッシュ 5色のビー玉が洗濯板上のゲートから登場する装置(途中ボールが上下するところでティッシュ箱がつかわれています)
32番 ハンマー ボールがハンマーで打ち上げられ金網のゴールに入る装置
33番 いつか来た道 鉛筆の橋など、一度通った道が違う方法で使われる装置
34番 ロープウェイ ミニカップカーがS字のレールを追い越してビー玉をキャッチ→フィニッシュする装置
35番 風車 風車の風でピンポン球が牛乳瓶に落ちる装置
36番 パズル タイルが割れて「ピ」と書かれた文字が現れる装置
37番 バスケット ボールがU字形のレールを走って見事バスケットに入ってフィニッシュする装置
38番 ロータリー 
39番 だるま落とし そのまんま、だるま落としの装置
40番 象嵌 「ピ」と書かれた箱が、ぴったりの穴に落ちて嵌る装置
41番 有名な「ピタゴラ装置41番の歌」の装置。歌をつけるために作られた、ピタゴラ装置の中で一番長いものだそうです。
42番 カウントダウン 数字の書かれたカードが一枚づつめくられてゆく装置
43番 けん玉 その名の通り、けん玉を使った装置
44番 桃太郎 落下した玉が「ピ」と書かれた発泡スチロールのカプセルに入る装置
45番 スラローム でこぼこの坂をミニカップカーが倒れそうになりながら下ってゆく装置
46番 クロール
47番 バンジー ゴムのついたロゴがジャンプして磁石で壁にくっつく装置
48番 ハンコ ハンコが押されてフィニッシュする装置
49番 カンバン ロゴの入った看板がスライドして、見事にフックに掛かってフィニッシュする装置
50番 アナグラムマシーン ゴライチピッタス→ピタゴラスイッチ と文字が組み替えられる装置
51番 プロッター 「佐藤雅彦研究室展」に実物が展示されていた装置。(二本の棒で木のボールがプロットされます。)
52番 走る路
53番 紙コップ 紙コップが走る装置
54番 車リボン ロゴがプリントされたロール紙を搭載したミニカーが走る装置
55番 三段トレイ 3段のトレイが1段づつ飛び出してくる装置


「音階」「乾電池」「桃太郎」「バンジー」で会場に笑いが起こっていたのが印象的でした。
現在55の装置があるようです。
番号は製作順なのでしょうか。
解説を入れていないものは私の記憶が曖昧な部分。
どなたか補完をお願いします(笑)。



<font size="-3">「ドリームバトン」という連鎖イベントだそうです。</font>

2005-08-25 23:59:11 | さもないこと
心の旅」の北国のあきさんからいただいた「ドリームバトン」。
夢に関する6つの質問に答え、同じ質問を誰かに引き継ぐというイベントです。
面白そうなので参加してみます。


Q.1 小さい頃に何になりたかった?
 ・その1(小学):獣医師か博物学者。 しかし博物学というものがもう無いと知り・・・・
   ↓
 ・その2(中学):獣医師 兼 医師になって僻地で働く。 しかし、12年間大学へ行かねばならないと気付き・・・・
   ↓
 ・その3(高校):獣医師 兼 もの書き。 に落ち着いた。


Q.2 Q.1の夢は叶いましたか?
 おおよそ叶っています。むしろ、科学者がプラスαされています。


Q.3 現在の夢は?
 ・その1:ペーパードクター。
 ・その2:とあるシステムの構築。
 ・その3:とある業界へとある価値観と戦略を持ち込むこと。
 ・番外:研究のことで佐藤雅彦氏と対談してみたいです(笑)。
 ・番外その2:佐藤雅彦氏のことについて小林賢太郎氏と対談してみたいです(笑)。
 ・番外その3:いろいろな生き物とダイレクトに意思疎通できたらどんな案配になるか興味があります。


Q.4 宝くじで3億円当たったらどうしますか?(熱く語ってくださいw)
 3億円というと、個人にとっては大きい額に感じられるけれども、じつは何か事業をするにはとても小さい額だと思います。私設研究所または私設図書館はひとつの夢ですが、きっと3億円じゃ全然足りないです(笑)。もしも社会的に何かをするのであれば、永続可能な自律性を持った団体を作って、目的のために細々と運営してもらうと思います。それと、たとえ足しにはならなくとも、閉鎖の危機にあるというICCへ寄進、というのも惹かれます。 
 個人的に運用するのであれば、仕事を続けながらちょっとした不便を解消するために使ってゆくだろうなと思います。まず、気兼ねなく書籍を保管できる場所を確保。あとは、きちんとした医療を受けて、行きたいところにどんどん行く。その他はケース・バイ・ケース。生活はそう簡単に変えません。きっと。(ああ、ぜんぜん熱くない・・・)


Q.5 あなたにとっての夢のような世界とはどんなものですか?
 謎と不確実性、そして不思議な符丁に満ちているこの世がすでに夢のようだと思います。


Q.6 昨晩見た夢は何ですか?
 寝ていないので見ていません・・・・(^^;。


Q.7 この人の夢の話を聞いてみたい!という相手5人にこの質問をバトンを投げてみよう~~~
 5人は多すぎるので、麺関連で3人ほど。
 ・「日替わりソラ」のソラさん: 素直な夢を語ってくれそう(^^。純粋に楽しみです。
 ・「瑞雲庵」の瑞雲さん: 瑞雲さんの感性には常に感服しています。尊敬する物書きさんのひとり。いったいどんな夢が飛び出すか!?
 ・「*R*graffiti**」のざらえもんさん: 面白いものアンテナの精度抜群。どんな夢が提示されるのかとても興めます。
以上お三方、ええと、勝手に指名してしまいましたが、気が向かれましたら夢バトンをどうぞお持ち帰りくださいませ。
なお、名前が挙がっていない方の自主回答(笑)も歓迎です。



<font size="-3">8月24日放送「課外授業ようこそ先輩」。</font>

2005-08-24 23:24:37 | アートなど
現在(23時15分~45分)、NHK総合「課外授業ようこそ先輩」で伊藤有壱氏の授業が放映されています。
伊藤氏といえば、クレイアニメーション「ニャッキ!」等を手掛けたアニメーションディレクター。
どうやら子供たちにクレイアニメの作り方を伝授する模様。
なかなかおもしろそうです。
興味のある方は今すぐチャンネルをNHKへ!
(見逃した! という方も再放送があるはずですので要チェックです。)
以上、今さらながらの速報でした。



<font size="-3">吹越満「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ」仙台公演。</font>

2005-08-20 01:43:06 | アートなど
8月19日に仙台市民会館小ホールで上演された、吹越満氏の「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ」仙台公演へ行って参りました。
"Sophisticated Underground Comedy" と銘打たれた、Mr.motion picture こと吹越氏の3年ぶりのライブ。
直前まで行くかどうか迷っていたのですが、野間口徹氏の大絶賛に加え、仙台近郊への出張という好条件が整い、見ることが叶いました。
全く内容を知らずに行ったので、見るまでは若干の不安がありました。
しかし、結果的には「本当に行って良かった!」というのが正直な感想です。
吹越氏が基本的に一人だけで進めてゆく舞台は、はじめラーメンズを彷佛とさせるような、思わせぶりな展開。ところが、映像が加わったとたんにがらりと様相が変わりました。
まるでメディアアート。衝撃でした。
しかもめっぽう面白い。もう笑いっぱなしです。
が、数々の面白さの中で私が最も激しく反応したのは構造の面白さです。
詳しくはネタばれになってしまうので書けませんが、映像を用いたパフォーマンスの、映像と演じ手の関係性、その構造が非常に面白いのです。佐藤雅彦氏ではありませんが、これにはクラクラきてしまいました。構造のおもしろさがわかり、それを人に伝えたくなるような、そんな構成なのです。
他にも、奇しくも先週拝聴した佐藤雅彦氏の対談で話題になっていたことがそのまま形になって現れたかのような、不思議な符牒がありました。
映像がプログラムとして未来を規定し、生の身体がライブでそれと共演する。その不思議。
そこに吹越氏の真骨頂があるような気がしてなりません。
ネタ自体はちょっぴり毒を含んだものが多いのに、それを感じさせないのも素晴らしい。
これから名古屋、大阪、松山、福岡を回るようです。
当日券もあるようですので、機会がありましたらぜひ。おすすめです。


*他の方の感想記事を見つけました
盛岡公演感想→tanifujiさんの「我思う故に我あり」



<font size="-3">NAMIKIBASHI症候群、ふたたび。</font>

2005-08-18 21:22:46 | さもないこと
職場関連の某研修。
オリエンテーションで危うく吹き出しそうになりました。
「飲食は談話室かピロティで・・・・」
ピロティ!
まったく心構えができていなかった(笑)。


大学等では耳にしましたが、普段あまり聞かない言葉なので、気になって原義を調べてみました。
ピロティ:建物を支持する独立柱が並ぶ吹放しの空間
なるほど。
大きな建築物でなければ難しい構造なのですね。
いやはや、思わぬところでのNAMIKIBASHI症候群再発でした。



<font size="-3">キリ番22222。</font>

2005-08-16 23:23:50 | お知らせ
いつのまにやらキリ番22222が近づいております。
22222を踏まれた方には粗品進呈を予定しておりますので、どうぞ今しばらくカウンタにご注目くださいませ。ちなみに、「何度来ても番号が変わらない、おかしい」という場合は、"表示"メニューから"画像の再読み込み"をすると最新番号が表示されるはずです。
なお、自己申告制ですので、キリ番獲得の方はこちらにコメント返信していただくか、筆者宛にメールくだされば幸いです。
メールは、この右側にある薄緑色のサイドバーの下のほう、「バナー」と書かれたところの上の「メール送信」という項目から送ることができます。前の記事に書いた理由で返信が遅れるかもしれませんが、それでもよろしければ御活用ください。
今回が過ぎると今度のキリ番はずっと先。
前回惜しいところでキリ番を逃した方々、今度こその幸運をお祈りしております(^^!



<font size="-3">ノートPC重体。</font>

2005-08-16 23:12:52 | お知らせ
昼に宮城県地方を襲った地震。ライフライン等の被害はありませんでした。
しかし、職場から帰ってみると自宅では予想以上の被害が。
本棚の棚板が落下。壁際の仮書架は全滅。
そして、なんたることか、たまたま家に置いて行ったモバイルノートPCに落下物が直撃し、液晶が割れてしまいました。非常に愉快な画面(斬新な白黒模様)になっています。
というわけで、しばらく出先でメールを受けられません。
お急ぎの際はブログで一声お願いいたします。
それにしても、いやあ、デスクトップが無事で本当によかった・・・。



<font size="-3">茂木健一郎×佐藤雅彦 対談「どうしてそれは伝わるのか」覚え書きアップ。</font>

2005-08-14 04:23:27 | お知らせ
「佐藤雅彦研究室展」のギャラリートークとして、2005年8月12日に東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーで行われた茂木健一郎氏と佐藤雅彦氏の対談「どうしてそれは伝わるのか」の覚え書きを別サイトにアップしました。興味のある方はどうぞご笑覧ください。
覚え書きは→こちら
内容は簡単な会場概観とトークレジュメ、そして感想です。
詳細は茂木健一郎氏のブログ「クオリア日記」に対談の音声ファイルがアップされていますので、そちらをご覧になるのがよろしいかと思われます。


なお、茂木健一郎氏の「クオリア日記」該当記事は→こちら


<font size="-3">「茂木健一郎×佐藤雅彦 ギャラリートーク」雑感。</font>

2005-08-12 23:56:14 | アートなど
8月12日19時より開催された、佐藤雅彦研究室展のギャラリートーク、茂木健一郎氏と佐藤雅彦氏の対談を聞いて(見て?)参りました。
内容は「どうしてそれは伝わるのか」と題して、佐藤氏が今までの経験から発見してきた映像関連の「法則」を茂木氏に提示し、それについて茂木氏がどのように感じたかを述べてゆく、という形式。
テーマごとに実際のサンプル映像もふんだんに使われ、さながら佐藤氏の講義を聞いているような、とてもわかりやすい内容でした。
佐藤氏の示す情報量に圧倒され、茂木氏がちょっと気押され気味のように見えなくもなかったです(^^;。
始終なごやかな雰囲気で、時折満場が笑いに包まれるような、総じてとても素晴らしい対談でした。
(ちなみに、笑いの出所はほとんどが佐藤氏。笑わそうとしているわけではないのですが、生真面目に面白いのです。)
詳細レポは追ってアップするとして、とりあえず書きたいことがいくつか。
(覚え書きは8月14日にアップしました。詳細は次の記事をどうぞ。)
まず、初めて生で見る佐藤氏は「そのまんま」でした(笑)。
よく、メディアによって印象が変わる方がいますが、佐藤氏はその対極。対談記事や著作、そして仕事内容からにじみ出る人柄そのまんまの印象なのです。ご自分の向かい合った対象にとても真摯であることが伝わってきました。
そして、やはりというか何と言うか、「文藝春秋」2003年12月号の養老氏の記事における佐藤氏に関しての記述は、根拠がない、ということがわかりました。
佐藤氏自らが否定しておいででしたので、これはまちがいありませんでしょう(^^;。
「養老さんにあんなふうに書かれちゃいましたからねぇ。」と語る佐藤氏の口調は、穏やかでしたがとても不本意そうでらっしゃいました。
また、それに関連して強く思ったのが、『佐藤氏が研究を進めてゆく上での困難は、他ならぬ佐藤氏の能力ではないか』ということです。
どういうことかと申しますと、佐藤氏の研究には脳科学者の助言が必要なのに、脳科学者が佐藤氏とコンタクトを取ると、「佐藤氏の興味対象」ではなく「佐藤氏そのもの」に興味を持ってしまう傾向があるようなのです。
トーク後半、茂木健一郎氏はしきりに佐藤氏を分析しようとする発言を繰り返しては撃沈しておられたようで、最後には「佐藤さんは不思議です。佐藤さんのほうに興味が出てきちゃいました」と宣言しておいででした。
佐藤氏も、「養老さんが『佐藤さんと話をしてみたい』というので会ってみたら、僕の仕事の話ではなく、僕の脳に興味があったようで、まるで・・・・・患者? ねぇ(笑)?」と語ってらっしゃいました。冗談めかしていたものの、その表情はとても寂しげに見えました。
茂木氏しかり養老氏しかり、佐藤氏の脳に釘付けの模様。
わたくしも科学者の端くれとして、たしかにその気持ちもわかります。
しかし、佐藤氏の能力への興味よりも、佐藤氏の提示する表現概念への興味や佐藤氏が「伝えること」に向き合う真摯な姿勢への共感、これらのほうがずっとまさっています。
佐藤氏が良き研究のパートナーを見つけられることを心から願ってやみません。


余談ですが、な、なんとトーク中に茂木氏の口から「ラーメンズ」への言及がありました!
佐藤研の佐藤君という学生さん(当時2年生)の映像作品「反復かつ連続」を見ての感想が「ラーメンズの『時間電話』みたいですね。構造が。」だったのです。
意外なところで耳にし、危うく咳き込むところでした(笑)。
じつはラーメンズファンの想像以上にラーメンズの知名度は高いのかも知れない、そう思った一瞬でした。


写真はギャラリートーク終了後のgggエントランス。
美しくライトアップされた佐藤氏自筆の黒板が印象的でした。

satokenyoru



<font size="-3">「佐藤雅彦研究室展」。</font>

2005-08-12 22:48:41 | アートなど
satokenhiru東京銀座のギンザグラフィックギャラリーで開催されている「佐藤雅彦研究室展」を観て参りました。
トークイベントの前の空き時間を利用しての観賞だったのですべての展示は見られませんでしたが、一部見ただけでも、佐藤研が取り組んできたテーマを非常にわかりやすく提示しているのが見てとれました。
1階には、佐藤研の仕事をテーマごとに示したパネル&実物&映像の展示。
地下1階には、佐藤研の年表と「任意の点P」やピタゴラ装置の実物、そして、Javaを利用したインタラクティブ作品などが設置され、さらに奥には映像作品の上映コーナーまである充実ぶり。
「カノン」「ブレーメン2000」「ソート」などをはじめとする、「広告批評」273号で存在だけを知っていた佐藤研の作品を実際に見られて、とてもエキサイティングでした。
中でもいちばん嬉しかったのがSatoKをもらった2つの作品、コンピュータによるインタラクティブ作品「Bounding Numbers」とフィルム映像「反復かつ連続」を実際に見られたことです。
いろいろな意味で感激のこの「佐藤雅彦研究室展」、8月29日までの開催です。
佐藤雅彦好きはもちろんのこと、「ピタゴラスイッチ」好き、面白い物好きには必見です。
図録もお手ごろ価格の400円で出ていますので、一度足を運んでみられてはいかがでしょうか。
なお、会場は日祝日休館なので御用心を。




<font size="-3">「姫が愛したダニ小僧」仙台公演。</font>

2005-08-12 22:22:45 | 日記・エッセイ・コラム
仙台市民会館大ホールで8月11日に上演された、後藤ひろひと(通称「大王」)作の「姫が愛したダニ小僧」を観て参りました。
伝説のPiper旗揚げ公演再演とあって期待していたのですが、その期待をさらに上回る面白さでした。
やはり大王は天才です!
中盤のある構成には笑いながらも真剣に鳥肌が立ちました。
どうやったらあんなことを思いつき、さらに隙のない演出として成立させてしまえるのか、本当に感服です。
本筋とは無関係なのですが、なぜか衛藤ヒロユキのマンガ「魔法陣グルグル」を思い出しました。
摩訶不思議なキャラクターが出てきたり、クサさそのものを笑いに変えてみせたり、冗談を生真面目に形にしてしまったり、奇妙奇天烈なのにどこかほんわか暖かかったり・・・・大王の描く世界とグルグルの世界、なにか通じるモノがあるような気がしてなりません(笑)。
この「姫が愛したダニ小僧」、これからまだまだ地方を回る模様。
面白いモノ好きな方は、機会があったらぜひご一見を(^^!



<font size="-3">「どうでしょうclassic」ジャングル探検第3夜。</font>

2005-08-11 01:29:58 | さもないこと
いつの間にか放映時間が変わっていて2週間分を見逃した「どうでしょうclassic」。
ようやくジャングル探検第3夜を見ることができました。
それはさておき、問題はこの前枠・後枠。
あの衣装にあの小道具。
ギリジン?ウロコちゃん?
登場する大泉氏を見て片桐さんを連想してしまったのは私だけでしょうか(笑)。
思わずニヤニヤ。気になります(笑)。