はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

<font size="-3">ムシナシ月間。</font>

2005-05-29 23:55:44 | さもないこと
つい先日知った話です。
6月4日は虫歯予防デーとばかり思っていましたら、こんなものまでありました。


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「(社)日本ペストコントロール協会は6月4日を「虫の日」、6月4日~7月4日を「ムシナシ月間」(ねずみ・衛生害虫駆除推進月間)と定め、47都道府県協会で害虫相談所の開設と、ムシの日イベントを行うこととしました。」
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(以上、(社)日本ペストコントロール協会HPより抜粋)


し、知らなかった・・・・。虫の日。しかも6474でムシナシ月間だとは・・・。
日本ペストコントロール協会、おそるべし。



<font size="-3">楽天イーグルズのロゴデザイン。</font>

2005-05-28 23:36:16 | アートなど
楽天イーグルズのロゴが前々から気になっています。
EAGLES の両端が翼になっている意匠です。
コンセプトとアイデアは好きなのですが、私にはこれがどうにもバランス悪く見えてしまってしかたありません。
右側は心地よいのです。しかし、左側のEから伸びている翼部分が妙に硬直化しているように見えてしまいます。見るたびにどうにも落ち着かない。宮城の言葉で言うなら「いずい」のです。
心中「だれだ、こんなデザインしたのは!」と気になっていたのですが、先日デザインの雑誌を見て驚愕。
佐藤可士和氏デザインのロゴだったらしいのです。
正直驚きました。
でも、いくら佐藤氏だといえども、やっぱり私にとってあのロゴは「いずい」のです。
だれか他にもこんなふうに感じている方はいないのでしょうか?
なんとも複雑な気分の今日この頃です。



<font size="-3">5/25放送「ピタゴラスイッチ」。</font>

2005-05-26 00:56:13 | 佐藤雅彦
録画しておいた、5/25放送ぶんの「ピタゴラスイッチ」をみました。
冒頭の人形劇は「えからできたもじ」と称して表象文字の概念を解説。漢字の成り立ちを例に、絵から文字ができてゆく様子がアニメーションの手法を活かしながら示されていました。
「おとうさんスイッチ おじいちゃんも可」は「た行」。「て」「と」のお題はある意味新境地です。
ピタゴラ装置新作も今までにないタイプの作品。プログラムの概念が組み込まれていたように思います。
「ポキポキアニメ」は前回同様鶏、かとおもいきや、まさかの二本立て。三本の線で構成される追加のお題には思わず笑ってしまいました。
「なにしてるひと?」は2題。ふだんあまり見かけない動作なのに、限られた点の動きをほんの数秒見ただけで何の動作かがわかってしまうことに新鮮な驚きを感じます。
「アルゴリズム行進」は基本バージョン。
そして、つながり歌「もりのおく」は続投。
模索しているらしい、新しい試みの方向性が垣間見えたような気がした今回でした。



<font size="-3">佐藤雅彦研究室「時間を操作する(仮)」ワークショップ。</font>

2005-05-24 22:48:02 | アートなど
先日「山口ラーメンズライブ」が開催されたことで記憶に新しい山口情報芸術センター。
この山口情報芸術センターが、なんとも魅力的なワークショップを開催する模様です。
その名も、佐藤雅彦研究室「時間を操作する(仮)」ワークショップ。
以下抜粋しますと・・・・・


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山口情報芸術センター(YCAM)では、展覧会「時間旅行展(3/20~6/19)」に関連して、アニメーション手法をつかって時間を考えるワークショップを開催します。
講師の佐藤雅彦さんは慶応義塾大学で「考え方を考える」というユニークなキーワードのもと、発想方法そのものを研究する「佐藤雅彦研究室」も開講しています。(NHK教育番組の「ピタゴラスイッチ」もこの研究室内でそのエッセンスが生まれています)
今回は、「時間」という難解なテーマに基づき、フリップブック、いわゆるパラパラアニメの手法を使って「時間の手触りを感じる」ように解き明かしていく予定になっています。自然法則や数学的法則が生み出す美しいアニメーションを、佐藤研究室のメンバーと一緒に作ってみませんか?
日時  2005年5月29日(日) 13:00~16:30
会場  創作・学習室
講師  佐藤雅彦研究室
対象 高校生
定員  15名
参加費 500円
申込方法  葉書、FAX、e-mailにて、住所、氏名(ふりがな)、性別、年齢、電話番号・e-mail等連絡先をご記入の上、下記へお申し込みください。
+(住所等は抜粋省略)+
申込締切 5月25日(水)
主催 山口市文化芸術による創造のまち推進委員会、文化庁、山口県、山口市、財団法人山口市文化振興財団
企画制作 山口市情報芸術センター
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


すごい! すごいぞ山口情報芸術センター!
講師は「佐藤雅彦研究室」とのことなので、佐藤氏ご本人が来るわけではないのかもしれませんが、それでも充分エキサイティングです。
うらやましいぞ、山口の高校生・・・・・!


なお、上の抜粋元、山口情報芸術センターの該当サイトは→ こちら
*mac OS9では閲覧出来ないようなのでご注意ください。



<font size="-3">妙に好きな言葉。</font>

2005-05-23 23:59:32 | ことば
瑞雲さまの瑞雲庵で話題に上った栃木弁の話に触発されて、方言ネタを少々。
今までいろいろな地方の言葉に接してきたのですが、その中で妙に好きな言葉というのがあります。


・ケッタマシーン (東海地方) 主に愛知近辺で使われているようです。自転車のことが「ケッタ」。それにマシーンがついて「ケッタマシーン」。中にはケッタマシーンを略して「ケッタマ」と呼ぶ人もいました。語感が妙に好きな単語です。

・おどげでない (宮城県北部) ものごとが尋常でない様子をあらわす単語。たいへんだ、というニュアンスを含むようです。「道路さゴミぃ散らばっておどげでねぐてやぁ~(道路にたくさんのゴミが散乱してそれはもう大変で大変で)」「おどげでねぇ声すっからや~なにすや~(ものすごく尋常ではない声がしたのでどうかしたのかと思いましたよ。なんとも人騒がせですね。)」

もっとたくさんありますが、まずはこのふたつ(笑)。
言語ワンダーランド。方言(^^。



<font size="-3">5/11放映「ピタゴラスイッチ」。</font>

2005-05-20 21:47:54 | 佐藤雅彦
同じく録画しておいた、5月11日放映ぶんの「ピタゴラスイッチ」を見ました。
17年度第3作目です。
冒頭の人形劇は「じかんがみえる」と題して時間経過を可視化する方法を解説。砂時計やお香による数分~数十分単位の計測法の紹介だけかと思いきや、年輪や耳垢をつかった数十年単位のマクロな時間計測までも紹介する抜かりなさ。まったくもって、あなどれません(笑)。
「おとうさんスイッチ おじいちゃんも可」は「す行」。おじいちゃんが挑む「す」のお題には爆笑。
「フレーミ-」はフレーミーの留守番。
「ポキポキアニメ」は鶏。いさぎよい動きと意表をつく構成がクセになりそうです。
「アルゴリズム行進」は基本バージョン。
そして、つながり歌「もりのおく」。なにくわぬ様子で淡々と歌い上げていながら、じつは歌詞が完璧なしりとりになっているという驚異的な歌です。意識しなければまったく気付かないほど言葉が巧みに配置されており、聞きながら思わず感動で鳥肌が立ちました。桜井秀俊氏の歌声とメロディ、そして人形を用いたアニメーション映像、すべてがあいまって独特のほんわかしたトーンが形成されています。素晴らしいです。ついつい何度も見返したおかげで歌が耳について離れません(笑)。
ピタゴラ装置新作には感動。重力にいかに逆らうか、その命題への果敢な挑戦にはいつも感心させられます。
佐藤研の学生さんたちは本当にすばらしい。
今後とも飛翔を期待しています(^^。


ところで、kaliさまのblogで「つながりうた もりのおく」についての面白い記事がアップされています。
興味のある方は→こちら



<font size="-3">4/20放映「ピタゴラスイッチ」。</font>

2005-05-20 21:45:35 | 佐藤雅彦
録画しておいた、4月20日放映ぶんの「ピタゴラスイッチ」を見ました。
この放映が17年度第2作目。
冒頭の人形劇は「まるはころがる」と題して轆(コロ)の原理を解説。コロの原理から車輪が生まれたことまで説明されており、ひそかに高度な概念を扱う手法には毎度ながら感心させられました。コロを「ころがるまる」と形容していることにも脱帽。いつもやさしい言葉遣いを意識させてくれるのでとても勉強になります。
「おとうさんスイッチ おじいちゃんも可」は「か行」。
「10本アニメ」は新境地の9行方不明事件。今までにない長尺、ドラマ性を前面に押し出した展開には初めから終わりまで興味津々でした。物語の展開もさることながら、私が特に感銘を受けたのは携帯電話の表現です。本体と手の取り合わせでまず唸り、つぎにダイヤルの場面でノックアウト。たったの3プッシュなのに、「9の家っと・・・」という台詞とプッシュ音を重ねることで違和感のないリアルなダイヤルとして成立させていたのには驚きました。
「ポキポキアニメ」と「10本アニメ」が同じスタッフでつくられているのだとすると、「ポキポキアニメ」が短いぶん「10本アニメ」を長篇化してゆく方向になるのでしょうか。今後の展開から目が離せません。
「かぞえてみよう」は7。
「アルゴリズム体操」は基本。練習は山田バージョン。
新しいピタゴラ装置も加わり、今年度も楽しみです。



<font size="-3">「ユーリー・ノルシュテインの世界」仙台上映情報。</font>

2005-05-20 19:28:48 | アートなど
東京のラピュータ阿佐ヶ谷で上映されるアートアニメーション集「ユーリ-・ノルシュテインの世界」が仙台でも上映される模様です。
会場は、中央通に面したセントラル劇場。
以下はセントラル劇場HPからの抜粋です。


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ユーリー・ノルシュテインの世界<6/11(土)より6/19(日)まで>
一般・学生/1,500円
高校生・中学生・小学生・シニア/1,000円
幼児(3才以上)/800円
※19:00以降ご入場の方1,000円
※リピーター割引/半券提示で1,000円
17:30『霧の中のハリネズミ』『話の話』
18:15『ケルジェネツの戦い』『キツネとウサギ』『アオサギとツル』
19:20『霧の中のハリネズミ』『話の話』
※18:15からでも全作品をご覧戴けます。
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嬉しいリピーター割り引きもある模様。
これはまたとないチャンスです。
ショートフィルム好きはGo(笑)!


セントラル劇場HPは→こちら



<font size="-3">「ダブリンの鐘つきカビ人間(2002年版)」感想覚え書き。</font>

2005-05-19 22:52:07 | ラーメンズ
後藤ひろひと作、G2演出の芝居「ダブリンの鐘つきカビ人間(2002年版)」のDVDをようやく腰を据えて見ることができました。
じつはこれ、昨年の「ガマ王子とザリガニ魔人」仙台公演のときに購入したDVD。なかなか集中して見る機会がなかったのですが、最近あちこちのサイトで「片桐さんが10月の舞台でこの作品のカビ人間役を演じる」との話題を耳にし、「これは早いうちに見てしまわねば!」と慌てて観賞の機会を作ったわけです(笑)。
不思議な小道具、シチュエーションの逆転、巧みな言葉はこび、独創的な世界観。後藤作品のエネルギーが活きている印象的な芝居に思えました。生の舞台で観たならばもっと面白かったんだろうなあと想像して悔しがっています。
唯一残念だったのは、ところどころ台詞を聞き取り難い場面があったこと。しかし、まあ、この点DVDは聞き直すことができるので助かりますね(^^。
なお、詳しい内容には触れませんが、ひとつだけ。
片桐さんのカビ人間、むちゃくちゃ似合いそうです。舞台を観たら、私はたぶん泣きます。いや、絶対泣きます(笑)。
予定さえ許せば、今年の再演は是が非でも観に行こうと心に誓いました。
非常に楽しみです。



<font size="-3">「ロシアの映像詩人 ノルシュテイン 日本をゆく」</font>

2005-05-15 23:54:44 | アートなど
録画しておいた番組、5月14日22時からNHK教育テレビで放映された「ロシアの映像詩人 ノルシュテイン 日本をゆく」を観ました。
ざらえもんさまのブログ *R*graffiti** で教えたいただいたのがきっかけです。
内容は、日本のアニメーション界ともかかわりの深いアートアニメーションの巨匠、ロシアのユーリ・ノルシュテイン氏をめぐるドキュメント。
氏の工房での製作風景、代表作「外套」や「霧の中のハリネズミ」などの紹介、氏の各地への訪問の様子、日本で毎年開催されているアートアニメーションのコンクール「ノルシュテイン大賞」選考の様子、氏と各界アーティスト(川本喜八郎、イッセー尾形、山村浩二、高畑勲)との対談の様子、ノルシュテイン大賞に応募した若手アーティストとの対面の様子などが、コンクール応募作品や氏のアニメーション映像を織りまぜながら90分にわたって紹介されていました。


まず、氏の作品映像のクオリティの高さに瞠目しました。
手書きの絵だけで構成されたとは思えないほどリアルな奥行きと繊細な動き。
モノクロームの画面から醸し出される独特の世界観は作品への尋常ならざるこだわりを感じさせます。
ぜひとも作品全体を観てみたくなりました。
次に思ったのが、「ノルシュテイン氏が佐藤雅彦研究室のアニメーションを観たらどう反応するだろう?」ということです(笑)。
ドキュメント映像の端々から、どうやら氏は感性や体験的な表現を非常に重視しているらしいことがうかがえました。若手作家を前にしたレクチャーでも、しきりに閉鎖性や内向性を指摘し、もっと現実観測に基づいて感性や感情を表現しなさい、と力説されていたノルシュテイン氏。そのような方法論とは180度異なった「概念を映像化する」佐藤雅彦研のアニメーション作品はどう評価するのでしょう。
思うに、ノルシュテイン氏はテーマを描くのが目的で、そのために映像を利用している、といった経験的なスタンス。対する佐藤雅彦氏は映像表現そのものが目的で、表現法=映像=目的、といった実験的なスタンス。
アプローチは違いますが、どちらも人間に感銘を与えてるという事実は変わりません。
感性だけではなく、要素還元した法則を映像に取り込むことも同じく重要なのではないか、私などはそのように思うのです。
それゆえ、気になるアーティストノルシュテイン氏が佐藤雅彦作品にどう反応するのか、想像してすご~く気になったのでありました(笑)。
気になったといえば、番組中、前述した若手作家たちとの対面場面と、高畑氏との対談が非常に気になりました。
ノルシュテイン大賞選考前に氏は若手作家たちとの対面を行うのですが、いまいち目的が見えません。選考する側とされる側が対峙しているのですから、その力関係は明白です。対等ではありえなく、質問も許されない。つまりディスカッションは成立し得ない。一方的な意見の陳述に終始した、ご高説拝聴的な場に見えてしまって仕方がありませんでした。
事実がそのまま論理の基盤となる理系分野とは違って、自分の感性のよりどころとなるものを、相手にわかるように説明できてはじめて議論が成立するのが文系の難しいところではないかと思います。お互いに説明努力を怠れば、いかに素晴らしいことを語っても何の共通認識も得られないまま話が通じない、といった事態が頻繁に起こり得ます。若手作家との交流を目的とするのならば何らかの工夫が必要だったのではないかと、本筋とは別の部分で残念に思ってしまいました。
同様に、高畑氏との対談で最近の若者像について「こうなったのは現実の質が変わってきた影響だ」と話題にしていましたが、都市部に住む人間の口からそのような言葉が出たところで、今一つ説得力がないように思えました。おふたりの接する「最近の若者」のサンプル数がどれほどものものかはわかりません。しかしながら、都市部の限られた区域の「若者」に接し、その限られた知見の中で印象を語っているに過ぎないように私には感じられて仕方がありませんでした。都市に住みながら「世の中便利になりすぎた」と語られても、未だに不便な地域があることを常に思い知らされている身からすれば「何を勝手なことを!」と思えてしまうのが人情です(^^;。


いろいろと気になりつつも、ノルシュテイン作品にはますます興味が湧いてきました。
ぜひとも観賞の機会をつくりたいと思います。


そういえば、山村浩二氏もノルシュテイン大賞受賞者だったのですね。
山村作品、代表作とされている「頭山」は個人的にはいまひとつ好きではないのですが、粘土アニメーションの「パクシ」「カロとピヨププト」が大好きです。
とりわけ「パクシ」は、脱力系の妙なキャラクターを用いつつ幼少期の心象を見事に切り取った隠れた名作だと思っています。


なお、ざらえもんさまのブログ該当記事
番組紹介記事は→こちら
感想記事は→こちら



<font size="-3">「Shuffle」仙台公演。</font>

2005-05-14 23:58:56 | 日記・エッセイ・コラム
5月14日18時から仙台のイズミティ21大ホールで上演された「Shuffle」仙台公演を観て参りました。
大王こと後藤ひろひと氏作・演出、パルコプロデュースの芝居です。
wowowでの放送もあるようなので詳しい内容は申しませんが、非常に楽しい舞台でした。
某シーンでは抱腹絶倒、文字どおり笑い転げました。
大王自らエンドトークで「味も深みも感動もな~んにも無い芝居」とおっしゃっていましたが、いやいやとんでもない、こんなに楽しませてくれるんですから、素晴らしい芝居です。なまなかなものではありません。
私が後藤作品でいつも感心するのは、前後の文脈によって場面の意味を普通とは正反対に変えてしまう、その手際の鮮やかさです。
たとえばある特定の場面。その場面だけを切り取ったならば、間違い無く「泣き」や「感動」もののシーンとして分類されるであろう場面があります。しかし、絶妙の前振りによって、そのシーンの意味ががらりと変わってしまうのです。結果、普通ならば泣きが来そうなところで代わりに強烈な笑いが巻き起こる。
このように強烈な力を持った名シーンが必ずと言っていいほど配されているのが後藤作品の特徴なのかな、と、今のところ個人的にはそのように感じています。
心地よくちりばめられた小ネタ。そして、上記の大技。さらに、役者陣の素晴らしいはじけっぷり。
やはり後藤作品は大好きだなあと認識を新たにした観賞でした。


ひとつ残念だったのは座席運の悪さです。
今回の会場は1500席ほどのホールでした。2階席の無いタイプなので、後方席ともなると舞台が非常に遠くなってしまいます。
私の席はチケットぴあのプレオーダーで取った席だったのですが、泣きたくなるほど後ろの端っこで、一般発売で残っている席よりも厳しい条件でございました。
開演時にも前方左ブロックががら空きだったりと、妙な座席配分があった模様。
ハコものの地方公演は色々たいへんな事情があるのだろうなあと、ちょっと複雑な気分になりました。
とりあえず、大きなホールで観劇する場合は次回からオペラグラス持参で行くことにいたします・・・。



<font size="-3">「真夜中の弥次さん喜多さん」。</font>

2005-05-09 01:06:43 | インポート
宮城県北若柳の星、宮藤官九郎氏の初監督映画「真夜中の弥次さん喜多さん」を観て参りました。内容は、サイケな江戸時代を舞台に弥次さんと喜多さんというカップルのお伊勢参り遍歴を描く、しりあがり寿氏の原作を元にしたナンセンスストーリーです。
クドカンだから観とかないとなぁ・・・と考えていたところ、「*R*graffiti**」のざらえもんさんのコメント(こちら)に背中を押していただきました(笑)。

いやあ、潔い壊れっぷり。潔いいいかげんさ。深遠とも言えるほど、あらゆるものを超越する馬鹿馬鹿しさにあふれた名作でした。
難しい角書きなど要りません。見ればわかる、としか言いようがありません(笑)。
ところで、さりげなく登場する豪華キャストには始終ニヤニヤしっぱなしでした。
なかでも荒川良々氏の存在感は圧巻。
"あんなところ"にまで登場するとは、反則です(笑)!
他にも大森南朋氏と松尾スズキ氏の役どころがツボにはまってしまって、笑いを噛み殺すのがたいへんでした。
舞台で活躍されている出演者が多いだけに、生舞台を観てみたくなってしまって困ります。
こうしてチケット貧乏への路を歩んでゆくのでしょうか・・・・(笑)。