赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

国会は本気で国防議論を コラム(138)

2016-02-04 00:00:00 | 政治見解



コラム(138):国会は本気で国防議論を

国会はなぜ中国という国名を挙げて国防を論じないのでしょうか。
現在、与野党にかかわらず日本国家として中国を正面から論じなければならない事態が迫っているのです。


日本侵略を狙う中国

1949年に建国された中国(中華人民共和国)は侵略を繰り返す覇権国家です。1949年の新疆占領を手始めに、チベット侵攻、朝鮮戦争介入、金門島(中華民国)砲撃、チベット蜂起鎮圧、インドとの武力衝突、中ソ国境紛争、中越戦争、ベトナム支配下のジョンソン南礁制圧など、次々に支配地域を拡張してきました。

そして今度は、日本の尖閣諸島の実効支配を目論んでいます。


危機は尖閣諸島だけではない


さらに、国際的な批判の的になっているスプラトリー諸島での軍事基地の建設。また、日中中間線の中国寄りの東シナ海ガス田に軍事基地を建設しようとしています。基地が完成すると沖縄本島や南西諸島すべてが射程内に入り、日本の安全保障上の重大な危機が生じるのです。


自分の国は自分で守る覚悟

中国の覇権戦略による軍事的な圧力が日本に及ぼうとしている今、日本は国家としての意思を明確にしなければなりません。

軍事情勢について、国会では議論を避ける傾向が見られます。また、マスコミはあまり報道しません。
しかし国会においては、中国の悪質な意図に対して、国家と国民を守るための真剣な議論をしていただかなくてはなりません。

またマスコミは、本当に国民に伝えるべきことが何であるかをよくよく考えていただきたいと思います。


自分の国は自分で守るという私たち自身の覚悟こそが、中国による侵略を止めさせる最大の抑止力であると考えます。



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