赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

ハマスとイスラエルの戦いを正確に判断するには

2023-10-17 09:00:00 | 政治見解



ハマスとイスラエルの戦いを正確に判断するには:231017の2情報


『テロリストの側の日本メディア』の関連記事です)

ハマスの大規模テロとイスラエルの反撃、日本のメディアは総じてハマス寄りで、イスラエルに自制するように求める論調が多く、10月7日のハマスによる民間人大虐殺などはまるで不問にしています。反米=反イスラエル主義者のメディアにとって、ハマスは「敵の敵は味方」と思っているのでしょう。おかげで、メディア情報からは真実が何も見えてきません。

そこで、「イスラム教という切り口から世界情勢を分析している」新進気鋭のイスラム研究家・飯山陽(あかり)さんにご登場いただき、同氏がX(旧ツイッター)でのべていることを、本人の承諾なしに勝手にまとめさせていただきました。鋭い感性と研ぎ澄まされた分析力で、縦横無尽にメディアと時代遅れの権威主義者を切っています。大変爽快に感ずると思いますので、ぜひご一読を。


情報戦

ハマスとイスラエルの戦いは情報戦だ。ウクライナ侵攻と同様である。歴史的経緯やら事情やらを持ち出してハマスのおぞましいテロを矮小化し、イスラエルも悪い、どっちもどっちだと言う人が増えるのを見て、ハマスはほくそ笑む。日本のメディアや専門家は、ハマスの情報戦に貢献するテロ支援者だ。

ハマスのテロリストは、イスラエル人の赤ちゃんをガザに拉致し、人間の盾として利用している。お前たちはお前たちの赤ちゃんを攻撃できないだろう、というわけだ。ハマスはこの映像を公式アカウントで公開している。赤ちゃんを人質にとりイスラエルを挑発しているわけだ。卑劣の極致。

ヨルダン軍が、イスラエルに向かってデモ行進をしようと突き進む集団を催涙ガスを使って撃退。アラブ諸国はハマスのテロの「世界化」など望んでいない。ハマスはテロ組織であり、アラブ諸国にとっても敵だ。ハマスを非難したらアラブ産油国を敵に回す、とか勘違いしている人があまりに多すぎる。

ハマス高官「ハマスの戦闘員じゃなくて、ふつうのパレスチナ人もイスラエル領内に入って民間人拉致してきたけど、あれね、オレら関係ないから。」←これがハマス。これをあたかも「ふつう」のことのように伝えているのがアルジャジーラ。


メディアの欺瞞、専門家の大嘘

マスコミは殺人事件が発生すると背景を深掘りし、容疑者はかわいそう、彼をそこまで追い込んだ社会が悪いと"我々"のせいにして容疑者を無罪放免する。マスコミも人々もこれと同じノリでパレスチナ問題の背景を語りハマスを無罪放免し、それこそが知識人の振る舞いだと勘違い。これは「背景病」だ。

日本のメディアには「テロはよくありません。でも〜」と、YesBut論法を用いてテロを容認する人しかいない。偉そうな肩書きを傘にきて神妙な顔をし、弱者に寄り添うそぶりをしつつ、テロを容認。これが日本の報道、「専門家」の既定路線だ。既定路線から外れると仲間外れにされるので、異口同音だ。

メディアでハマスがパレスチナの代表であるかのように視聴者を騙してテロを擁護し、論点をずらしてイスラエルが悪いと印象操作している「専門家」のみなさん。歴史的背景や事情があればテロもやむなしという恐ろしいイデオロギーを絶賛拡散中。
高橋和夫 田中浩一郎 松永泰行 宮田律 鈴木啓之 渡邊駿

松永泰行・東京外語大教授は「ハマスをテロリストとよぶな!」と必死で擁護し、イスラエルの側に立つ米を非難。この人はイランの大テロリスト・ソレイマニを米軍が殺害した時、あんなに立派でいい人だったソレイマニを殺害するなんて!と米批判した反米親イラン主義者だ。

イスラエル軍は繰り返し「我々の敵はハマスだ。パレスチナ人ではない」と主張しているが、日本のメディアや高橋和夫大先生や、宮田律大先生や、その他「専門家」はみんなそろって「イスラエルVSパレスチナ」という構図をでっちあげ「パレスチナ人を大虐殺する ならずもの国家イスラエル」を非難する。

プーチンが「戦闘激化による民間人犠牲者の破滅的な増加と人道危機の深刻化に強い懸念」とか「女性や子どもを含む市民が犠牲になるどんな行為も断固として非難」とかどんなギャグかと思うが、朝日はプーチンを公正な仲介者として賛美するような記事を平気で書く。

イランがハマスに渡したカネや武器が、イスラエルの赤ちゃんを殺し、家族を引き裂いた。ところが朝日はそのイランを公正な仲介者である様に扱い、挙げ句の果てに「反イスラエル勢力は『絶好調』」とハマスのテロを持ち上げる見出しを立てる。朝日はテロ支援新聞だ。


報道されない真実

ハマスはガザの地下にこのようなトンネルを500km以上にわたって張り巡らし、武器庫や作戦本部、隠れ家として使用している。これは2021年にテロ支援チャンネル・アルジャジーラが独占放送した映像だ。イスラエルがなぜ自衛のためにガザ侵攻しなければならないのか、この映像をみればわかるはずだ。

中国外務省が「イスラエルは自衛権の範囲を超えて行動している」とイスラエル批判。あれ?これって、日本の国際政治学者やメディアの言ってることと全く同じじゃん。へえーーーーーーーーーーーーー。へえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

ロンドンで「LGBTはパレスチナの側に立つ」とデモする人々。パレスチナでは同性愛者は拘束され、場合によってはリンチされて殺される。イスラム過激派テロ組織ハマスが支配するガザ地区ではもちろん、同性愛は神の秩序に反逆する大罪とされている。彼らは事実を何も知らない。

ローマでハマス支持者と警官隊が激突。素晴らしき多文化共生の世界。

ハマスが一斉蜂起を呼びかけた件とその危険性について今日、YouTubeで解説したが、残念ながら予想通り世界各地で早くもテロが続発している。中国でイスラエル人外交官が滅多刺しにされ、フランスでは「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)!」と叫ぶ男が教師を刺殺した。

フランスのアラスの学校(リセ)で、男がナイフで教師を殺害。攻撃の前に「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)!」と叫んでいたと報じられている。ハマスの呼びかけた一斉蜂起に呼応したテロの可能性がある。ハマスは自らのテロを発端に世界イスラム革命を狙っている。


TBSと愉快なテロリスト仲間たち

かつてオウム真理教に媚びて情報漏洩し殺人に加担したTBSは今、ハマスに媚び、日本赤軍に媚び、日本人に対し「テロはやられた方が悪い、やられるようなことをやるからいけないんだ」と印象操作している。戦争反対!弱者の味方!と言いながらテロに加担するテロ支援チャンネル、それがTBSだ。

重信メイやTBSは、イスラエルはいじめっ子でパレスチナはいじめられっ子であり、イスラエルは頑張って一矢報いただけのパレスチナに過剰反応する強者、というイメージを与えようとする。赤ちゃんを丸焼きにするハマスがいじめられっ子??バカも休み休み言って欲しい。

ハマスは、110万人の住民に対し24時間以内にガザ南部に避難するよう求めるイスラエルの要請を拒否。住民を盾にとるいつもの戦略。ハマスはパレスチナ人の味方ではない。パレスチナ人を人間の盾として利用する敵だ。しかしテロ支援チャンネルTBSはハマスをかばい、イスラエルを非難する。

最近のTBSのテロ支援活動
・出所した重信房子を出迎え「お言葉」を報道
・重信房子の「初講演会」を報道
・重信房子にTBS須賀川拓の監督・主演映画「戦場記者」の推薦コメントをもらう
・ハマスは絶望し追い詰められて立つしかなかったと全力擁護
・重信房子の娘を中東情勢の「解説者」として起用

——須賀川拓 TBS 🇯🇵 NEWS23専属記者: はっきり言います。人を侮辱し、嘲り、ふざけた態度で話す方と一緒にしてほしくない。心の底から、かわいそうな人だと思います。さようなら。これから南部に行ってきます。
神妙な顔をしてウソをつき、情に訴えて巧みに視聴者を騙しつつ、気に入らないことをいう人間には「ふざけるな!」などといって頭ごなしに罵倒、自分主役、自分監督の映画「戦場記者」の推薦コメントを日本赤軍創設者の重信総子からもらうような人と、一緒にしてほしくないです。

——山添 拓:ハマスによる無差別攻撃と民間人連行はいかなる理由であれ許されない。これに対するイスラエルによる無差別攻撃も正当化できない。問題の根源はこの間のイスラエルによる国際法違反の入植、パレスチナ人への迫害、侵攻と占領にある。国連決議を踏まえた原則的な対応こそ必要。
テロ組織ハマスのテロ攻撃と主権国家イスラエルのカウンターテロ攻撃を対等に扱い、イスラエルもハマスも民間人を無差別攻撃していると主張し、どっちもどっちだと印象操作する共産党の山添拓。パレスチナのテロ組織と共産主義者の連帯・協力関係は、重信房子の日本赤軍から脈々と続いている。



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テロリストの側の日本メディア

2023-10-17 00:00:00 | 政治見解



テロリストの側の日本メディア:231017の1情報



ハマスはパレスチナを代表してはいない

ハマスの大規模テロに対するイスラエルの反撃について、日本のメディアは「ハマス・イスラエル戦争」と位置づけ、「そもそもパレスチナ問題の発端はパレスチナの地に勝手に入ってきたイスラエルに非がある」と暗にイスラエルを非難する方向に誘導しているように見えます。

そして、「貧困にあえぐパレスチナ人が武装蜂起するのはやむに已まれぬ事情があるからだ」とハマス側の映像を主体に映像を流し、「イスラエルにガザ地区への総攻撃を止めよ」というのがNHKを含めた全メディアの主張になってきています。

しかし、日本メディア報道には大きな欠陥があります。それは、以下の4点に集約されます。

① テロリスト集団ハマスとパレスチナの自治政府の代表ではない。ハマス=パレスチナではない。
② むしろ両者は敵対関係にあり、したがって朝日新聞の言う「ハマスにパレスチナの大義あり」は大ウソ。
③ しかも、パレスチナ自身も、「主権国家として独立してない」。
④ また、「貧困にあえぐガザ地区の住民」はいたとしても、テロを命令したハマスの幹部は裕福。


ハマスの実態

飯山陽氏のX(旧ツイッター)にこういう記述があります。

ハマス設立者の一人の息子で、ハマスから離脱したモサブ・ハサン・ユースフ氏は、以前からハマスの悪と偽善を告発してきた。ハマスはパレスチナ人の代表と自称しているだけで、実際はパレスチナ人の敵だ、パレスチナ人を抑圧し、拷問し、搾取しているのがハマスだと証言。【動画

ハマスのガザ地区の指導者がこのヤヒヤ・シンワール。数々のテロを組織し、ナイフを使ってイスラエル人を殺せ、車で轢き殺せ云々と憎悪を煽り、テロしろと教唆する。残虐なだけでなく、イスラエルの狙撃やピンポイント攻撃を逃れるため、常に子供を横に侍らせていることで知られる、卑怯者でもある。【動画




ハマス幹部は高級ホテルで高見の見物

知られざるハマス幹部の実態について、令和の春さんはX(旧ツイッター)でこう述べています。

ハマスの指導者イスマイール・ハニーヤはカタールの高級ホテルに暮らしている。ハマスの幹部も軒並みカタールかトルコで豊かな生活を送っている。彼らはいつも、ハマスのテロやガザ空爆をカタールの放送局「アルジャジーラ」の画面で眺める。高みの見物だ。

なかなか信じがたいと思いますので、日本語で読むアラビアのニュース「ARAB NEWS」サイトの『ガザ地区の若者たちが海で死亡する中、指導者らの渡航に怒りの声が高まる』から一部を抜粋します。

・ここ数ヶ月、有名なハマス高官らが密かにガザ地区を去りベイルートやイスタンブールの高級ホテルに移っている。住民らは、この地区の経済が崩壊している中で、また紛争で傷ついたこの小さな地区に230万人が事実上閉じ込められている中で、彼らは外国で贅沢な暮らしを送っていると怒りを募らせている。

・シュラブさんの母親のウム・モハメドさんは南部の町ハーン・ユーニスの自宅から、「私はガザ政府の支配者たちを非難します」と語った。彼女の息子の遺体がエーゲ海から回収されることはなかった。「彼らが贅沢な暮らしをしている一方で、私たちの子供たちは土を食べ、移住しようとして国外で死んでいるのです」

・ハマス指導者らの子供たちのうちの何人かはイスタンブールで親のために不動産ビジネスで大きな収益を上げていると、彼らの事業に詳しいあるパレスチナ人実業家は語る。



イスラエルを否定する「そもそも論」

なお、イスラエル問題で常に付きまとうのが、イスラエルの建国についての「そもそも論」です。

個人的な話で恐縮ですが、私が高校生のとき、1976年の第三次中東戦争がありました。「六日間戦争」と言われるほど6日間でイスラエルが広大な地域を占領し、国連決議で一応休戦になりました。そのとき、担任だった日教組の教員は「そもそもイスラエルが悪い」との意見をいっておりました。こうした意見が、日本では、今でも「そもそも論」としてイスラエル非難の原点となっており、今日まで続いていると思います。

ただ、この話には、パレスチナが第一次世界大戦後からイギリスの委任統治領土となった前提を無視しています。第一次世界大戦後、パレスチナとヨルダンはイギリス、レバノンとシリアはフランスの委任統治領になりました。イギリスがアラブとユダヤ双方に対し相反する約束をしたことが、二つの民族主義の衝突の芽となりました。イギリスの二枚舌、三枚舌外交の結果、引き起こされた悲劇なのです。



真実は、今回の戦いの本質が、テロを容認するかテロを許さないかの戦いになると思うのですが、わが国にはテロを賛美する人間がメディアをはじめあちらの界隈に多く生息しているため、パレスチナ対イスラエルの図式に持ち込もうとしているのです。

日本のメディアは偏った報道しかしませんので、午前9時に、新進気鋭のイスラム研究家・飯山陽(あかり)さんにご登場いただき、同氏がX(旧ツイッター)で述べていることを掲載いたします。




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