赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

仁義なき戦い 統一教会 vs メディア編 current topics(577)

2022-08-22 11:09:32 | 政治見解



current topics(577): 
仁義なき戦い 統一教会 vs メディア編


「統一教会と関わりがあったらアウト」という基準を作って煽り続けたメディアが、統一教会からの反撃に内心面食らっているようです。

8月21日、統一教会は報道機関向けに注意喚起のリリースを出しました。

ワイドショーや新聞、週刊誌に対して
「日本国憲法第20条で保障された『信教の自由』を無視した魔女狩り的なバッシング行為で、著しい名誉棄損と信者や関係者に対する深刻な人権侵害に当たる」
と主張しています。そして、
「現在、各報道機関と当法人および友好団体等とのこれまでの関わり等について、過去に遡って詳細な調査を進めております。調査結果がまとまり次第、全面的に公表する」
と述べています。

これは、メディアへの宣戦布告と見て間違いなさそうです。

毎日新聞のある記者は
「報道機関との関係を公表すればダメージを与えられると考えているのは、もはや自分たちが様々なものを隠れ蓑に反社会的なことをしていたと自白しているようなもの。語るに落ちるとはまさにこのこと」
とツイートしています。しかし、本社の闇の部分は記者程度では知らないから気楽に言えるのだと思います。第一、毎日新聞は統一協会よりももっと悪質な創価学会の新聞印刷を請け負っていますので・・・。

ある弁護士は
「メディアは、こういう『恫喝』に屈してはならない。ただ、ここまで明確に予告してきている以上、それなりに『メディアと統一教会』との関わりを示す材料は既に確保しているのだろう。問題は、メディア側、そのような旧統一教会側の『反撃』に対して、どういう対抗措置をとるか」
と述べていますが、弁護士は強気でも、メディアの本音は弱気で一杯のはずです。

また、この影響で、「統一教会の票や協力がなければ選挙結果は変わっていた可能性が高い。選挙は民主主義の根幹、やり直しだ」と騒いでいる人びとにとっても、腕を振り下ろすところもなくなってしまいました。

ところで、統一教会が「メディアの真実」を公表した場合、メディアは「報道しない自由」でだんまりを決め込むと思いますが、統一教会の狙いはその先にある「民事訴訟」であることはお忘れなく。かつて、幸福の科学という統一教会と同じ類のカルト宗教が、訴訟を連発(スラップ訴訟)して、メディアや宗教学者を次々に黙らせていった経緯があります。いまからでもメディアはこの事例を検証した方がいいのではないか。

結局、メディアは、統一教会が殴り返してこない相手じゃないと知りながら、やりたい放題の報道を垂れ流していたところに考え方の甘さがありました。多分、カルト宗教の本質を知らなかったからだと思います。カルト宗教にとって、彼らにたてつくものは全て悪魔認定します。そして、「悪魔の撃退には何をしてもいい」という教祖のお墨付きの元に、カルト教団が悪魔の所業を行うのです。メディアはこれを認識していなかったようです。

また、訴訟になれば、かつては統一教会が裁判所からも違法行為を数多く認定されていたにもかかわらず、その後は合法団体として活動していたことと、「信教の自由は、何人に対してもこれを保障する」という憲法20条を持ち出されたときに、メディア側がこれに対抗できるかどうかはわかりません。弁護士の腕次第です。

いずれにせよ、悪なる統一教会と悪なるメディア、どちらに軍配が上がるのでしょうか、まことに見ものです。連日の統一教会報道でうんざりしている私たち国民にとっては、高見の見物となることでしょう。



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