赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

安倍発言を積極的に支持することが国を守る力になる コラム(394)

2022-03-04 08:24:22 | 政治見解



コラム(394):
安倍発言を積極的に支持することが国を守る力になる


偽善の平和主義では国民の命は守れない

安倍元首相がロシアのウクライナ侵略問題で、日本共産党志位和夫委員長の「仮にプーチン氏のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が憲法9条だ」とのツイートに「空想にとどまっていて思考停止だ」と批判しました。全くその通りだと思います。

当ブログでも『ウクライナの悲劇から何を学ぶのか』において志位発言が詭弁にすぎないことを論及しましたが、憲法9条にこだわる人はカルト宗教信者と同じで、ロシアのウクライナ侵略を非難しながら、なぜロシアからウクライナが侵略されたのかの意味が理解できない思考に陥っています。それを指して、安倍元首相は「思考停止」と言ったわけです。


核の脅迫には核で対抗するしか方策はない

また、安倍元首相は、「ウクライナが核共有を実施しているNATOに加盟していれば、ロシアの侵攻はなかったのではないか」、「日本も議論を進める必要がある」と述べています。この認識も全く正しいと思います。

イギリス在住のめいろまさんのツィートを見ると、「イギリスのテレビも新聞も湾岸戦争や911の時状態です。普段バカげたネタばかりな昼間のトークショーですら真剣な議論やウクライナからのアップデートになってしまった。イギリスがこの状態で、状況を茶化してネタにしないのはかなり深刻ということです。」と書かれています。海を隔てたイギリスでさえロシアの動きにただならぬものを感じ取っているのです。

実際、ロシアのラブロフ外相はアルジャジーラのインタビューで、第3次世界大戦が起これば、「核戦争以外にない」と述べましたが、これは核兵器を持つ国特有の脅迫文言です。力まかせで何事も解決しようとする旧ソ連型の外交方針を継承しているロシアに、認知症とみられるプーチン氏の思考状態を考慮に入れれば、ラブロフ外相の脅迫は、人類にとってキューバ危機【※1】以来の大きな試練の時がきたと思わざるを得ません。
【※1】1962年10月,ソ連がキューバに中距離ミサイル基地を設けたことから起こった米ソ間の核戦争の危機。アメリカは海上封鎖を行ない、ソ連がミサイルを撤去したことで衝突は回避された。のちに首謀したフルシチョフ書記長は失脚した。

キューバ危機は、当時のケネディ米大統領がソ連の核の脅迫をはねのけたことで回避されたわけですが、当時、高名な外交評論家の文章を学生時代に読んだ際、そこには核戦争の恐怖がつづられていたことを今でもはっきり覚えています。

ケネディ氏の強い信念の裏にあったものはアメリカの核兵器でした。核の脅迫には、核をもって対抗すること以外には方策はなかったのです。核には抑止力としての作用があるのです。

したがって、安倍元首相の核共有をめぐる発言はまさに正論であると感じます。

しかし、これを聞いた立憲民主党の杉尾秀哉氏が国会で岸田総理に「非核三原則を守れ」と激しく詰め寄っていましたが、杉尾氏らの建前の平和主義の考えでは、核兵器を使って脅迫してくる中国、ロシア、北朝鮮には、痛くもかゆくもなく、むしろうれしい援護射撃になっているだけです。

要は、杉尾氏をはじめとする野党の国会議員たちは、ただ安倍憎し、自民党憎しの感情で動いているため、ことごとく安倍発言、自民党の政策を頭から否定しにかかるのですが、その発言や行為が結果的に外国を利していることに気づいておらず、最終的には外国の利益のために活動する国会議員になっているのです。

もともと、日本の反戦平和運動とか原水爆禁止運動というのはソ連製で、西側の自由主義世界に革命を持ち込む手段として提起された偽善運動です。そのため、彼らはソ連の戦争や核兵器には一切批判を加えず、アメリカの戦争や核兵器を攻撃していたものです。

この偽善で欺瞞な思想を今日まで引きずっている立憲民主党や共産党、ついでに社民党などは、当時ソ連からもらっていたお金、今では中国からのお金をあてにして言い続けているだけで、利益目的に過ぎません。そんな彼らのお金儲けに付き合う必要も義理もないことを国民は知るべきです。


いま、私たちがなすべきことは、安倍元首相の発言を積極的に肯定し、たとえ声は小さくても安倍発言を拡散していくことが重要だと思います。その行為の積み重ねが、国家と国民を守ることにつながり、日本を狙う中国、ロシア、北朝鮮の脅迫から自分の身を守ることになるのです。

したがって、核共有の問題、憲法9条の問題について言論を封じ込めようとする動きにひるんではなりません。封じ込めようとする人たちが激しく抵抗するのはそこが彼らの最大の弱点であること、そして利益の発生源であることを認識し、偽善で欺瞞的な日本破壊活動を阻止していくことこそ、日本人として生まれた証になると思うのです。



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