たとえば 背景が黒いのに 花が綺麗に写っている写真。
聞けば昼間撮りましたと答える。初心者はなんで昼間なのに背景が黒なんだろうと
考えるのですが、これは答えが簡単すぎで、逆光状態で写しているだけで
しかも、花の部分の露光を中心にして測距しているだけです。
そうすると、再現性の問題で、花は適正な露出であれば、黒くなるのです。
空の色は 自分の背後に太陽があれば(順光)空は青く写り、そこから90度ずれると
(半逆光)空の青みが薄れて写り、太陽の方を向いた状態(逆光)では、天気が良くても
空は白っぽく写ります。もちろん人間の目ではそうならないのです。
被写体によって、最もイメージに近い写真を写す為には、太陽の位置を確認するとよいです
また「あっ」と思ったら、とりあえず1枚写してしまう。昔は広角レンスで、F11位にして、距離を
2m位にしておくと 被写体深度でファインダーを覗かなくても、写真が撮れるので、戦場カメラマン
などがよく多用した手法です。
ともかく1枚写してすぐにちゃんとした一枚を写すと決定的瞬間をゲットできるかもしれません
ズームレンズのフード(大抵は花型)これは、ズームの短焦点側でフードによるケラレが
起きないように設計されている為、長焦点側にはメリットが出にくいのですが、必ず
フードを付けて写しましょう。ぶっちゃけないよりはマシということと、どうしても持ち運ぶ際に
肩からストラップでカメラのレンズを外向きにしている人が多いので、予期せぬ出来事が
あっても、フードにぶつかりレンズは大丈夫という保護的な観点からも含みます。
太陽の高度が低いうちがシャッターチャンス。同じ風景でも斜光は、立体感が違います
朝と夕方がチャッターチャンスと言われるのはこのためです。
レンズ交換の時はしゃがむこと。落下等の不測の事態でも、1m数十cm」からの落下と
比べれば 言うまでもありません。