昨日書いたblogでコメントいただいたので、補足を。
実は10年前にも書いた話題。→こちら
茶道を習い始めると持参しなければならないアイテムがある。
それが 、ふくさと古ふくさ、懐紙、楊枝、扇子。
これらをひとまとめにして「ふくさ挟み」に収納して持参し、稽古の際に身に付けて使う。
ここで初心者が勘違いしやすいのが「ふくさ挟み」。
そもそも昔からあったものではないように思う。
和服で点前したり、客座についたりするとすぐ解ることだが、席中にふくさ挟みは要らない。
ふくさ、古ふくさ、懐紙は懐中し、扇子は帯の内側に入れるからだ。
なので、「ふくさ挟み」は洋装が主流となって懐中できなくなった三点を懐中した状態に再現するためのアイテム。
また、自宅から持ち運ぶ際に一時的にコンパクトに収納するもの、というアイテムなのだ。
けっして、恒常的に入れておくものではない。
だから、8枚折りにピチッと折り線がついたふくさで、ふくさ捌きをしている人を見ると、、、
思うことはあるけど、人それぞれ価値観が違うから、何も言わない。
私は和服は着なくても、稽古着で三点セットは身に付ける。
ふくさと古ふくさは使用済のラップの芯に緩く巻き、刃をとったラップ箱に入れて収納。
もしくは書類挟み?のような文具を使うことも。
ふくさ挟みには懐紙と楊枝、扇子。
もっとも仕切りや蓋にもポケットがあるので、封筒に入れた会費、濡れ茶巾、小茶巾入、折り畳み式の菓子箱も入れておく。
そして、ふくさ挟みは席中には持っていかない。
まぁ、そんな感じ。
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