朱の徒然

変形性股関節症の77歳

NPO法人 のぞみ会

2014年06月10日 | 日記

 変形性股関節症患者の全国組織です。その支部で筋力体操をするサークルがあると聞いて、1月に藁にもすがる思いで出かけてみました。
 障害者スポーツセンターの中で、50人ぐらいの方が毎週1時間ほぼマットに横になって足の筋力をつける体操。10回位参加しました。又月に1度は懇親会があり、他の方の股関節状況が知りたくて2回参加しました。手術をされた方は皆さん「手術をして良かった」と云われていました。
 急な手術を終えてみて、もう「のぞみ会」には用はないと思っていましたが、やはり不安な気持ちの私に声をかけてくれた方にもう一度お会いしたいという気持ちと、これから手術をされる方に私の経験が参考になればと、術後初めての懇親会に参加しました。
 正式に「のぞみ会」にも入会しました。一人での長時間の外出も術後初めてです。
 今にも雨が降りそうな天気に、傘をさして歩けるだろうか?の不安もありました。
 夫が作ってくれた傘杖をついて行ったところ、会員の方々が誉めて下さいました。こんなことも、同病者同士の情報交換の一つかと思います。
 朝からの懇親会の参加人数は10数人でした。
 先日のNHK朝のワイドショーの股関節症特集の話題も出ました。又、「術後2年ぐらいには、手術したことを忘れてしまうくらいよ」との たのもしいお話もありました。

そして私は「術後はバラ色と勝手に思っていたけど、まだうまく歩けないし痛みもある。安易に手術に踏みきらないで!
二度と戻らない自分の骨が勿体ないよ」と申しましたら、もう何年も前に手術されている古株の方々からブーイングが!え?何で?

 2時間の懇親会の後、糖質制限食で体重を落とすことで痛みは薄らいでいるという方は「貴女のように手術が100%じゃないという意見が言える会じゃないとね。私の考えも嫌われるけどね」と。又、1か月前に診断されたばかりの方は「外出が出来なくなった時の為に沖縄三味線をより頑張るつもり」と前向きに話して下さいました。8月に手術を予定している方は「たまに激痛が走るけど、覚悟がまだ出来ていなかったから貴女の話を聞いて良かったわ」と。懇親会に出席した甲斐があったと思いました。
 昼食の後は、筋力体操。マットの上で右足をかばいながら横たわっていたらツイ気持ち良く、うとうと眠気が出てきました。この会で親しくなったCさんとも久しぶりの対面。彼女は、筋力トレーニングの後の水泳にも参加し、別の日の水泳教室にも参加していると、数年前に右足手術して、もう片方もおかしいと悩んでいたけど、何とか水泳で踏ん張れそうとのこと。但し「濡れた水着は重いので車で通うようにしたのよ」と、明るい笑顔に元気づけられました。
 久しぶりにバス停まで10分歩き、バスに乗って電車の駅へ。駅中の商店街の喫茶店で週刊誌をむさぼり読みました。それから、ウインドーショッピングを傘杖をつきながら楽しみ、電車に乗って帰りました。
 手術前は、駅から自宅までの15分の道のりが痛くて段々と続けて歩けなくなり、止まっては歩きしている間に、スマホを操作しながら下を向いて歩いている人にすらグングン離されていく悲しみも味わっていました。今日も決して早くは歩けません。でも、痛みもなく歩けた。ほぼ1日の一人遊びはずいぶんと疲れました。夕飯用のカレーを作ってきて良かった!家に帰り着いて、もう台所に立つ体力は残っていませんでした。
ああ、久しぶりに、湯船に入り全身の疲れをとりました。



コメント (1)
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