外は晴れ

山本兼一「信長死すべし」読了。
そりゃあ、ご飯の前後だけ起きてあとは殆ど寝ているんだから本も読めます。
光秀が信長を討つのは、そのときの帝、正親町天皇が光秀に命じたとの説。
なるほど、信長が光秀に対して謀反する理由が、
信長が癇を立てて光秀を殴ったりした、
というだけでは納得し難いとは誰もが思うところ。

信長が安土城を建て、城内に清涼殿と同じ建屋を建てて天皇を迎え入れようとした。
天皇は、そんなところに行ったら返してくれないかも知れないし、毒を盛られて病死ということにされるかも知れないから行かない。
信長は、関白でも太政大臣でも征夷大将軍でも官位を授けようと言われるが、返事しない。
信長にしてみたら天下の皇帝たらんとするのに、誰が他人から位をもらうものか、という気概。
そうこうするうちに、信長は大阪に巨大な城を建て天皇も大阪に行幸してもらうことを計画する。

天皇にしてみれば、信長の狂信的な考えが読めるため対策を考える。
そこで出てくるのが亀卜の占い。
笑ってしまうが、あり得ることかと思って読む。
それによって適任と出たのが明智光秀。
光秀も皇室を崇敬するから請けて信長を討つこととする。

なるほどと思うのは、信長に関して分からないことが多いため。

明日は床上げか？

写真は在庫の品。
カワセミ。


同。


紫式部、石神井公園にて。