普通に見える一閑張りのカゴだが、
貼り方は原点とも言える捨て紙の二度貼り。
捨て紙と言うのは、役目を終えた通い帳や証文、手紙などの通称で、
いまでは古文書として貴重品になっている。
上質の和紙だが厚さが薄いので、強度を増すために二枚~三枚と重ね貼りする。
いまでは逆に贅沢な貼り方とも言える。
表面を保護する柿渋も、強度を増すために思い切って濃い目にしてみた。
数年先には、ほとんど文字は見えない程に濃く変色しているだろう。
出来あがって見れば今の貼り方と大差は無いが、
たまには原点に戻ってみるのも良いものだ。
前へ前へ って 突き進むばっがりじゃなくて
たまには 立ち止まって 振り返るのも
良いですよねぇ~~
お姉は最近 バック(後退)ばっかりみたいですけど?
頑張りましょう じじ も ばば も!!
たまには一閑張りって何だろう?って考えるのも必要だと思います。
最近、先生に教えて頂いた頃の、あの頃の気持ちを思い出しながら製作していたのです。
何か新しさを狙う気持ちが増していて、逆にそれが重くて手が進まない事が有りました。
そこで原点に・・・すると意外な事に次々と作品が出来て、そこから又発想が芽生えてと・・・原点復帰はとても良い事だと思いました。
原点を主にして製作しています。
良いですね~。一閑張りはそんなに高尚な気取ったものでは無いと思っています。
これからも気楽に作って下さい。