土狸庵ゆめ日記

土タヌキおやじのひとりごと。

春の展示会。

2015年03月28日 05時58分28秒 | 展示会


「一閑一楽」と銘打った春の個展が、今日から始まりました。



会場のようすはこんな感じです。

体調を崩していたオーナーのささゆりさんも出かけてくださり、
木目込みの雛人形や銘仙などの着物で会場に華をそえていただきました。

さらに、友人知人のご協力で、つるし雛に桜や桃の花なども飾ることが出来、
月遅れの桃の節句の雰囲気を出すことができました。



作法無用の茶席「一煎楽座」に、新作の「閑椿」の生菓子もご用意。
大きなテーブルで、ゆっくりご談笑いただけます。



こんなシッポを付けての「狸ごっこ」もお楽しみください。



これといった一閑張りの新作も無く、内容の乏しい展示会ですが、
春の恒例の「ごあいさつ」ということで、
閑(ヒマ)つぶしを楽しんでいただければ幸いです。

お時間がございましたら、ぜひお立ち寄りください。







こんなことも。

2015年03月26日 21時58分09秒 | 日記
名古屋から通ってくれている生徒さんご夫婦。
初めて持ち込んだのがタンスでした。

二月に水洗いと下準備を済ませ、
25日から二日がかりで仕上げました。



こちらはご主人のタンス。明治16年に作られたものでした。
これはさすがに和紙で貼り固めるわけには行きません。

水洗いで汚れを落とし、柿渋で五回ほど拭き塗りを重ね、
錆びの出た金具は黒のペイントで上塗りしました。
後は、時間が色と艶を増してくれる筈です。



こちらは奥さんのタンス。
杉板と洋材のラフな造りのものだったので和紙で下張り。

周りを黒の和紙で貼り固め、引き出しの面部分に帯の布地を張りました。
こちらは刺繍の絢爛さを残したかったので、クリアニスで表面を保護。
後は取っ手の金具を付けて完成です。

こんなに大きなタンスは初めての経験なので、ちょっととまどいましたが、
なんとか満足していただけたようで何よりでした。

次は普通のカゴに挑戦したい、と笑顔で帰って行きましたが、
案外、また大きなものを持ち込みそうな気配のご夫婦でした。


寺島教室にて。

2015年03月21日 20時36分10秒 | 日記


ひさしぶりのような感じの寺島教室。

意気洋々と、早目に出かけたまでは良かったが、
大事な用具の一部を忘れて、あわてて家に取りに戻る始末。

こんなときに限って、道路は意外な混みようで、
前が枯葉マークだったり、後ろにパトカーだったり。

なんとか寺島に戻ってきたのが10時半過ぎ。
5名の生徒さんが、首を伸ばして待っていてくれました。

その後はいつもの和気あいあいの一日でしたが、
なんとも締まりの無い初日になりました。

明日は気を引き締めて参ります。




運命の日まで、あと7日です。





バレバレでした。

2015年03月20日 20時09分34秒 | 日記


雨上がりの、はっきりしない一日。
ちょっと疲れていたのか、目が覚めたのが8時過ぎ。

あわてて教室の準備をする。
定刻、清水方面からの生徒さん達が姿を見せる。

挨拶もそこそこに、生徒さんから一言、
「先生、お身体の調子が悪いのでは・・・?」

たしかに最近疲れ気味ではあるが、
どうやら、そうとうヒドイ顔をしていたらしい。

ダマシ上手のタヌキ族のはずが、
やっぱり女性の目はダマセないようで・・・。

気を取り直して授業をすませ、
皆さんを見送った午後は、ゆっくりのんびり、
タヌキ寝入りで静養でした。











加齢愁?

2015年03月16日 03時57分58秒 | 日記


歳のせいか、ときどきシッポを隠しきれず、
すっかり正体がバレてしまった土タヌキ。
15日で土狸年齢730歳になってしまいました。

残りの年月が想像できるだけに、
心残りのないようにと努力はするのですが、
いまさらあがいてもと諦め気分も半分。
「日々を楽しく」と心がけるのみであります。



いよいよせまって来た、今年初めての展示会も、
老い?のせいか、さっぱり準備が進みません。
頼みは「秘伝・木の葉の術」なのですが、これがまた、
円熟味ならぬ、切れの悪さが目立つばかり!

しみじみ、加齢の悲哀を感じているこの頃ですが、
「そんな風には見えない!」との生徒さんのお世辞に一喜一憂?
修行足らずの、おバカな土タヌキなのでした。







強風一過。

2015年03月11日 19時56分50秒 | 日記
昨日からの強風がやっと治まったようで、静かな夜です。

今朝は、藤枝市や掛川市などでは街中でも雪景色だったようで、
羨ましいようなほっとしたような・・・。

今日は教室の予約も無く、ひさしぶりの休日?だというのに、
昨日からの強風に家ごと震えながらの一日でした。



そんな中で、健気に咲いてくれる椿の花。
仏壇にも供えて、春の息吹に心いやされています。



28日からの展示会のDMです。
昨年、土手の椿を無断で拝借したところを激写されていました。
今年も春の色香で狙ってみたいと思ってDMに使ったものの、
肝心の内容がまだ定まりません。

寒さに弱い土タヌキは、まだ冬眠から覚めきっていないようです。

すごい!

2015年03月06日 16時21分54秒 | 日記


20年ものの一閑張りです。

ひさしぶりに来てくれた生徒さんが、修理に持って来られたもの。
表面に柿渋とカシュー漆を塗ってあったようですが、
すっかり退化して、強く押すとボロボロ穴が開きます。

こんな一閑張りを補修するのは楽しいものです。
柿渋を塗った古紙で根気良く傷口を補修、柿渋で全体を塗り重ね、
最後にクリアニスで表面を保護します。
これでまたしばらくは楽しんでいただけそうです。

年月を経た深みのある色と風格は格別です。
大変良いモノを見せていただきました。

春の気配2

2015年03月04日 22時00分54秒 | 日記


春の気配とともに、体験と入会希望が相次いでいる。

今月に入って、すでに8名の申込みがあり、
遠くは山梨県中央市から「行きたい!」との電話も。

ちょっとマンネリ感も漂いはじめていただけに、
「ブームの再来か?」といささか驚いている。

作り始めた頃には、青森から福岡まで全国から問合わせがあったり、
前橋や下呂、東京、名古屋などから習いにきた人もいた程だった。

いまでは全国各地で作られるようになり、その作風も千差万別だ。

ともあれ、楽しみたいという人が居るのは嬉しいこと。
私に出来ることは、教えられることを教えて上げるだけ。
その後の結果は、本人の努力とセンスと心の在りようだろう。

暖かくなって何か創りたくなるのは春の証し。
いよいよ楽しい季節が来たようだ。






春の気配。

2015年03月02日 13時53分42秒 | 日記
冷たい雨の昨日と打って変って、暖かい小春日和の週明け。
気持ちまで明るくなるから、春は良いですね。

3月末にこころ庵で予定している展示会のお知らせです。




なんだか良く解らない内容ですが、
じつは、まだ何も決まっていないのです。

なんとなく春を楽しむ雰囲気で・・・というだけの、
いつものいい加減さです。

また内容が見えて来たらお知らせします。