最近、お客さんや生徒さんから、バッグの修理の依頼が増えています。
数年愛用して、持ち手が切れたりあちこち擦り傷が出来たり、中には下地の竹が見えているものも有ります。
気に入っているのでまだまだ使いたい。直るものなら直したい!と持ち込んで来ます。
それだけ愛用してもらえたら、こちらも嬉しいもの。持ち手の交換や底鋲の付替、穴や擦り傷の補修など、出来るだけ希望に応えています。
もちろん、過ぎた年数分に柿渋の色が変化していますから、その風合いを壊さないのが修理の難しい部分です。
傷を塞ぎ、色合いを補修などして持ち手を変えれば、見違えるような感じに戻ります。
修理なんて出来ないと思ってた!という方が多いのですが、修理するほどに風合いが増して、貫禄が出てくるのも事実。
せっかく柿渋が良い色合いになってきたものを、あっさり捨ててしまうのも惜しい気がします。
修理しながら10年以上愛用しているという、お客さんや生徒さんも多勢います。
もちろん、バッグだけではありません。
どんなものでも修理は可能です。
修理が難しい場合は作り変える、という奥の手も有ります。(笑)
諦めないで、挑戦してみて下さい。