○一歩も進まない、何も残らない日が過ぎたような気分。
食べて出して寝て…なんと贅沢な日。
○神戸新聞読者文芸、詩のコーナーの一番おしまいの作品をアップしました。
詩友 Sさんの詩だと思います。ペンネームが変わったように思います。
「夏の終わり」
お盆の精霊長流しの灯篭が
沖へ流れ行かず
波打ち際で揺れている
残照を受けながら
その波間を
泳いでいる家族連れがいる
砂浜に打ち上げられた白い魚
散乱した空き缶
ビニール袋
花火の後
無残に食い散らかした
僕らの遺跡
夏よ行け
夏の
深き傷よ
水平線に落剥せよ
*わたしたちが目を背けるところにあえて言葉を向ける姿勢から、新しい詩ははぐくまれていく。時里先生の添えの言葉でした。
○「ここからは市の管轄の線やから」という人がいる。
市の仕事やから、しなくていいと。ゴミの後始末や枯れ葉の掃除など。
わたしはその解釈が好きでない。わが家の前の清掃ぐらいするのは当たり前だと思う。