◯いつもの神戸新聞読者文芸欄に詩友のMさんKさんが載っていました。嬉しくなってアップさせて頂きました。
「たまご」 岬美郷 詩
ひとつ
割っています
こん
こん
こんと
言わなかった
のではありません
言葉が
浮かばなくて
ぱかっと
割れました
いつか
こんなふうに
うまれたらいいのに
言えなかった言葉も
詩は「言えなかった言葉」や言葉や言葉の後に残る伝えきれない思いのために書かれるのかもしれません 時里先生の評
「消息 」 小池秀一 詩
言葉のまえに
私が消えた
言葉のあとに
私が揺れた
繰り返すこの消息が
私を運ぶ
揺れては消える
消えては揺れる
消息の後始末のように
私の影がくっ付いて
歩いているのは
やはり私だ
この消息は
どこからやって来るのか知らないが
私に無関心であることは確かだ
ほら
私がまた消えた
詩(言葉)と書き手の、深く興味深い関係に触れた佳品と先生の評。
カット入れてみました。
◯書き移すだけでも詩を学んでいる気分になります。いいないいな!
◯歯の検診日。近くなので便利です。この辺りは医院が多い。歯はなんとか維持したいるのだけど、隙間掃除が面倒で、今日は褒められたけど。ほっ!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます