青空に白い月

ゆったりゆるりと生きましょ~よ

記憶の使い捨て

2007-08-24 22:04:20 | 日々思うこと

本屋に行く

雑誌を手に取る

ほしい情報があれば買う

読み終わったり、情報が古くなったら捨てる

そしてまた新しい雑誌を買う

普通ですよね、これって

でもこれと同じことが他でも普通になってませんか?記憶の部分までが・・・

飽きたら捨てる使い捨て状態。

ある音楽が大ヒット、何処に行っても有線でCDで耳にするあの曲。

翌月には別人の別の曲がミリオンセール、徐々に忘れ去られるあの曲。

テレビではある芸人が大ブレーク、数週間後には別の芸人も大ブレーク、忘れ去られた芸人の山。

作り上げられたものは、人の記憶には残らない。

記憶に残るものは自然な広がりを見せるものだ。

作られた階段を登るのは楽、その代わり降りるスピードも早い。

「二時間飲み放題2000円」

よく目にする居酒屋の看板

こうしておくと二時間でお客は大体帰る。それに短時間で飲むほどに食事の注文もはかどる。これって店にとっては都合がいい。回転率を上げて、狭い店内を有効利用って訳だ。

同じだと思いませんか?

私達の記憶は、見事にメディアに管理されている。

さっさと方向転換して、どんどん記憶を書き換える。

インパクトとある程度の話題性、今重要なのはそれだけ・・・

時代を超えて愛されるものたくさんありますよね、絵画も曲も笑いも。

そこには新しいとか古いといった垣根はありません。

ちょっと前のものでも、もう古いと感じるのは、しっかり作る側の戦略にはまっている証拠です。

あなたの記憶、使い捨て化されていませんか?