中学校2年生の時、欠席日数が99日間だった。
どんどん日数が増えるに従い、入院中、私も流石に留年っていう言葉が頭にちらついて落ち着かなかった記憶がある。
実際に中学生がどれ位の間休むと留年になるのかはよくわからないし、後から聞いた話では、休んでいた理由というのも関係あるらしく、私は結果的には留年せずに済んだ。
でも、留年せずに済んだというだけで、勉強には全くついてはいけず、
夏休みに担任の親切で補習授業をしてくれたりはしたけど、それでも短時間ではなかなか難しいものがある。
「このままだと間違いなく高校には入れない」
それは担任の一言だった。
休み返上で通学して、それでもなかなかやる気がなさそうな私の気配が、担任から見ても明らかだったのだと思う。
その一言は私にとってかなり突き刺さるものがあった。
そして私は塾通いもすることになった。
しかし私の目的はみんなとは違っていて、
周りは全員いい学校へ行く為に勉強しているのに、私だけは学校の授業を受けなかった部分を有料で教えてもらうような形になっていて、
人が高度な問題を解いている間、私は必死に√ってなんだろう?っていう感じ。
塾の先生っていうのは普通、予備知識がある子たちに応用を教えることに慣れているようで、
私のようなケースで、幼児に一から字を教えているような状態には慣れていないらしく、大分苦労しただろうなと思うし、すごく親切に教えてもらったことに感謝している。
「このままだと間違いなく高校には入れない」
多分一生忘れることはないだろうと思う。
当時はショックだったけど、今考えると現実を気が付かせるにはそれは最も適切な言葉だったことを。