雪嵐

あっという間に3時になる。お昼過ぎの、まだ穏やかな頃、除雪車が通過した。道路は綺麗になった。しかし、3時過ぎには地吹雪が舞う。ぶ厚い雲と大陸の寒気団のはるか上空で、太陽の姿が地球に隠れそうになると、俄然寒気団が元気を増す。

日頃、午後3時というと、私はそれまでの自分の活動を停止して、介護に切り替える。今日は、午後2時前に切り替えて、自分の昼食を食べながら、老人どもの夕食や、他の段取りを済ませた。

おおお、すごい！　窓の外は、雪の嵐。一段と強くなって、車を運転していたら、前が見えないほどだろう。
ここまですごいと、あらゆる活動が停止、または緩くなる。福井は、死んだも同然な状態だ。北陸の冬でも、こんなことは珍しい。確かに、数年に一度のお天気になっている。

明日も「我慢の日々」か？

過去最強

吹雪の中、何とか二人をデーに送り出したのはいいのだが、その後、急に気が抜けて、脳が活動停止。外は吹雪だし、実に寒いし、石油ストーブの前に足を出して、しばし、ウトウト。ほんの数分、寝てしまった。

いかんちゃ、これじゃ風邪をひくし、こんな天気に負けちゃいられない。飛び起きると、完全防寒に着替えて、ガレージ前の除雪を開始。

除雪されていない道路は完全圧雪状態で、日中も気温が緩まない限り、車の走行に支障はない。すべるだけだが、むしろ走りやすい。

ただ、出かける用事はない。２，３日雪に閉じこもることを想定して、食料も灯油も余分に確保してある。我が家の除雪にうつつを抜かしていても、気がかりなことはない。

というわけで、最初はヒイヒイ言いながら（多分、たばこのせいだ）ママさんダンプと格闘していると、そのうち身体も慣れてきて、調子が出てくる。強風が吹き荒れるが、それほど雪は降らないし、雪は軽いし、汗が出るほど身体が暑くなってくれば、怖いもの知らず。

この寒波は、過去最強クラスとか。どういわれようと、我々は乗り切るしかないのだ。

冷凍庫

By Yahoo : [-1c/0c/100% 89P67K ] 雪と吹雪

細かくて軽い雪が20センチほども積もっている朝。靴下を2枚重ねても足の指が冷たさを感じる。家の中を動き回っていると、まるで冷凍庫の中にいるようで、手足がしびれるほど冷たさを感じる。冷蔵庫ではない、冷凍庫だ。

軽い雪は北陸の雪ではない。こんな寒さに北陸人は慣れていない。北陸の雪は水っぽくて、暖かいのだが、これは大陸の雪と寒さ。

さあ、完全防寒で、玄関先の雪かきをしなくっちゃ。