白い野原に真っ青な空が広がっている。めちゃくちゃ、いいお天気になった。が、その青空に申し訳ないほど、アホダナア、と思いつつ、すぐに帰宅した。
いや、30キロの米を積み込んで、この間見つけた新しいコイン精米所に出かけて30キロをホッパーに全部流し込んで、精米を始めてから気が付いた。すでに、精米しておいたコシヒカリの袋だってことを。
戻せないから、仕方なしにそのまま、二度精米。300円の損失。
米糠の出具合があまりに少ないから、変だなあと思って、はっと気が付いた。
ああ、思い出した! 年末、丸岡に出かけたついでに買ってきた玄米を、帰る途中で、この精米所を利用し、まさにこの30キロ袋を精米しておいたのだった。それを玄関先近くに置いて、いつ米びつの米が無くなっても、すぐに補充できるように、考えておいたのだ。
まだ、自宅には他に妹の所で安く買った玄米30キロもあるのだ。せめて、その袋を車に積み込んだのなら、二度手間にならないけれど、それでも、早すぎる。
米が少なくなったよ、と言われて、即精米所に行かなきゃ、と思い込んだ。何のことはない、利口な私は、その先を考えて手を打っていたのだ。だが、いくら利口でも、手を打っていることを忘れてしまうようでは、自分で掘った落とし穴に自分で落ちるようなアホと同じではないか?!
まあ、天才とバカは紙一重っていうし、え? 違うって?