何で機嫌がいいのか、ボケたのか、間山ブルーベリー組合の組合長さんが、清八メンバー全員に、毎年この時期、ブルーベリーを持参して、各人に呉れるのだが、今年は、丸いカップ(100g)入りを二つに、四角いパック(200g入り)を一つもくれた。
貰えるものなら(特に食べ物は)毒饅頭でも頂こうというガキだから、実にありがたい。他に、私は事前に1キロ頼んでおいたので、それも格安で買って、持ち帰った。当分、ブルーベリー生活で、栄養と知性を磨くことにする。
で、話は清八の目の前で建築中の福井銀行本店(写真右)と北国銀行福井支店(左)。
右は福井市街地で一番大きな大名町交差点の北西角地で面積が広く、低い層を土台に高い層を積み上げた建物。左は半分ほどの土地(元映画館)に背丈だけは、福井銀行の少し上に伸びて、高い。皮肉を言えば、地方銀行がお城を建てる時代ではない。地方銀行逆境時代だが、まあ、それはいいとして、次の写真を見よう。
福井銀行の向こうに見える茶色の明るい建物は、「繊協ビル」。その交差点の東北の角地。通称「マルセン」。これは古い。繊維の町、福井の時代の旦那しゅうが集まる組合で投資して作ったビル。私が大学時代に大名町交差点の目印だったから、昭和40年頃の建物。地下に飲食店街があり、1階は京福バス郡部線の発着場。8階には、末広のステーキレストランがあった。2階、3階にスーパーマーケットがあった記憶がある。洋服から物販までテナントが入り、その上には事務所もあった。エレベーターは表口に2台、裏口に2台もあって、当時は最先端の華やかさがあった。
それが今では、御世曲折を重ねて、バスターミナルもなくなり、地下街など行ったこともないし、2階や3階にどんなお化けが住んでいるのか、市民は誰も知らない。昨年だったか、今年だったか、このビルを建て替えて、進出するホテルを中心にテナントビルにするとか。
で、実は北国銀行が貸してくれと申し入れをしたのに、断ったという「噂」がある。尾鰭は、「時代を見る脳のないアホの決断」というわけだ。全部、北國銀行に任せて、好きにしてもらうのが、1番の「決断」だが、ガチャマン時代を経験した福井の繊維業界の旦那しゅうの後継世代は、福井銀行の顔色を伺ったのか、(もう、市橋一族の顔などどこにもないのに)それとも、時代を見る目がないのか、こんなところにテナントが入ることもない時代に、自力で建て替える、らしい。