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―四方のたより― KAORUKO、奮闘中
KAORUKOの学校の、夏休みの自由作品に、紙芝居風に「北の旅」のアルバムを作ろうと、本人はもちろんだが、親父殿-私のことだ-も一緒に、只今奮闘中である。
題して「2011夏、北海道2000㎞の旅」」、作品は四切り画用紙8枚の大作?
今日はとりあえずその内の、初めの2枚をご披露。
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この夏休みは、お父さんと、お母さんと、私と、三人で、「北海道に行く」というのが一番の楽しみでした。
7月24日の朝早くから、それぞれの大きなバッグを持って、北海道に出発しました。帰ってきたのは、30日の夕方、午後四時ごろでした。
ちょうどまる一週間、北海道の広い大地を、西から東、南から北へと、レンタカーの車で走り回ったような、めまぐるしい旅でしたが、その一日一日の記録を、思い出の写真で このようにまとめてみました。
題はお父さんが考えてくれ、「2011夏、北海道2000㎞の旅」と名付けました。」
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「1日目 7月24日」
函館空港について、車をかりて、一番はじめにトラピスチヌ修道院にいきました。次に函館朝市にいって、お昼ごはんにしました。私はお寿司を食べました。
その後に五稜郭タワーに行きました。エレベータで、一番上まで行って、大きな星の形をした五稜郭を見ました。マスコットのGO太くんと写真もとりました。そのあと広い五稜郭の中を散歩しました。
それから車に乗って、大沼湖まで行きました。きれいな湖でした。それからずっと二時間くらい走って、洞爺湖に着きましたが、私は疲れてぐっすり寝ていました。
宿のペンションおおのに着いたのは六時過ぎでした。お母さんと一緒に温泉のお風呂に入って、それから三人で夕食をしたあと、洞爺湖の遊覧船に乗って、花火を見ました。
グーの花火やチョキの花火など変わったのもあって、とても楽しかったです。
―山頭火の一句― 行乞記再び-昭和7年-212
8月9日、朝湯のきれいなのに驚かされた、澄んで、澄んで、そして溢れて、溢れてゐる、浴びること、飲むこと、喜ぶこと!
野を歩いて持つて帰つたのは、撫子と女郎花と刈萱。
夜、掾に茶托を持ちだして、隣室のお客さんと一杯やる、客はうるさい、子供のやうに。-後記-
よいお天気だつた、よすぎるほどの。
ああ、ああ、うるさい、うるさい、こんなにしてまで私は庵居しなければならないのか、人はみんなさうだけれど。
独身者は、誰でもさうだが、旅から戻つてきた時、最も孤独を体験する、出かけた時のままの物すべてが、そのままである、壺の花は枯れても机は動いてゐない、ただ、さうだ、ただ、そのままのものに雪がふつてゐる、だ。
当分、酒は飲まないつもりだつたが、何となく憂鬱になるし、新シヨウガのよいのが見つかつたので、宿のおばさんに頼んで、一升とってもらつた、ちようど隣室のお客さんもやつてこられたので、だいぶ飲んで話した、‥ふと眼がさめたら、いつのまにやら、自分の寝床に寝てゐる自分だつた。
※表題句の外、句作なし。
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Photo/北の旅-2000㎞から―最深363mの支笏湖は、透明度も摩周湖に匹敵する-’11.07.25
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