日々の徒然に

日々の徒然を書いていこうと思います!(^_-)-☆

手持ちの6080

2009-03-09 18:49:08 | Weblog
この6080と言う真空管は私が十代の後半から二十歳代前半の時に勤めていた航空自衛隊の
サイトの基地局間通信に使用されているO/Hと言う通信機の電源部に使用されていてメンテで
真空管チェッカーで刎ねられた真空管です・・・グリーン・ゾーンでも有る規定指示以上で無いとNGとなります
初めてこの真空管を見た時には・・・フレーム・グリッドで良い音が出そう!と、思いましたが
それから月日が経ってこの真空管6080の事を知るに付けて・・・難しい!
バイアスが深い・・・スイング電圧も多くいる・・・ドライバー回路が難しい
+B電圧に余り高電圧が掛けられない等々・・・・・と言う事はドライバー段の電圧も低い・・・別電源?
ドライバー回路は211や300Bを経験しましたので何とかなりますがこれらの電圧&電流がネック!
OTL回路でマッチングトランスを使用すれば何とかいけそう・・・と
思えるトランスが手持ちに有ったので・・・実行!です

当時、短波の送信機の発信段(周波数を決める所)に東芝の211Aが使われていましたし・・・
因みに出力管は250TL・・・この管は途中からTHに、ドライバーが813だったかな?
この後、工場構内放送用の増幅器の出力に使用されていて・・・低周波にも使えるのだ!です
845はこのO/Hの変調用増幅段の出力用に使用されていました・・・
当時はホント馬鹿でかい真空管!と、言うイメージだけ(笑)

写真の説明
左上側:東芝製6080・・・フレーム・グリッド構造が良く判る、グリッド線が芯棒にピッタリと巻かれています
     このフレーム・グリッドのメリットは外部の振動に対してグリッドの振動が少ないので誤差?が発生しない
     ハウリングに強い!
右上側:この数字と記号は製造年月と思われますが・・・私には不明です
左下側:1本だけNEC製この管のグリッドの芯棒は銅製?でしょうかね、銅色をしています
     この管は以前211sアンプの定電圧回路(前段増幅+B・バイアス用電圧)に使用していました
右下側:製造年月・・・1964年の11月製造・・・44年半前の製造・・・持つ物ですね・・・改めて感心!