komaの こまごまひとりごと

気が向いたときに更新しています。ただいま「歌の力」カテゴリ工事中。すみません。

破水は赤ちゃんキックから(妊娠と出産 3)

2014年04月06日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

 陣痛室に入ってからの出来事で印象的だった第1位は、陣痛が大変だったこと・・・ではなく、ほかの妊婦さんの出産実況中継(?)を聞いたこと。
 これが、1人目のときも2人目のときも経験してしまったんですが・・・。


 陣痛がまだそんなに来ていない頃、子宮口の開き具合を確かめるために、いっとき分娩室のほうに移動したんです。  
 ところが、カーテンでしきられたお隣の分娩台では、別のお産の真っ最中。
 先生はそのお産がすんだらこちらの様子を見に来るわけなので、お産が終わるまで、私は待機(てか、放置?)の状態で。
 向こう側から響いてくるリアルな声を、しかたなくじっと聞いていました。
 お隣さん、まさに、佳境。
 見えないけど、立ち会っているみたいな気分・・・。


 で、1人目のときは。がんばってとかもうすぐだよとかいう声のあとに響いた産声をきいて・・・。
 ボロ泣きです。私が。
 だって感動しちゃって・・・このあとに自分も産むと思うと、兄弟が生まれたような気持ちになって。
 ちなみにその子は女の子で、ママはもと婦人警官、パパはネパールのかた。出産後はネパールに住むと言っていました。
 でも実家がうちと同じ市内だったので、行く前に一度我が家に遊びにきたんですよ。
 赤ちゃんどうしの写真も撮って。それ以降は連絡取り合っていないけど、あの子、どうしているかな。
 きっとたくましく育っていることと思います。

 ところが、2人目のときは・・・。
 カーテン越しに聞こえてくる叫び声。「暑い~」「痛い~」「もうだめ~!」
 ちょ、ちょっと待って。こんな声、ずっと聞いてなきゃいけないの!?
 私もあんなふうになったらどうしよう。怖いんですけど。耳せんどこ、耳せん!
 ってな感じで、自分の手で耳をふさいでしまった私。でも産んだあと聞こえた第一声も、たしか「あー痛かった~」だったような。
 まあ、2人目のときでよかったです。初産だったら刺激が強すぎたかも。


 印象的だった第2位、破水。
 1人目のときは全然気配がなかったので、担当の先生が破水させてくれました。
 ベテランだけど、どこかノホホンとしたK先生が様子を見に来て。
 「じゃあやりますね」みたいな雰囲気で、次の瞬間バシャッ(と感じた)。そして先生は、何事もなかったかのように去っていったのでした(と感じた)。

 それにひきかえ、2人目は。
 陣痛の最中に、赤ちゃんみずから、お腹を蹴飛ばしたんです。ドカドカッと2発。
 次の瞬間、ドドッと破水。あのときはびっくりしました・・・。

 2人目って、もちろん夏坊のことです。
 自分で羊膜を蹴破って、この世に出てきた夏坊。
 大事なことだからずっと覚えていようと思ったのに、これを書くまで忘れていました。
 あぶないあぶない。いつか本人にも、このことを話してあげられるといいなあ。


 陣痛については、案外時間が短かったせいなのか、あまり覚えていないんですよね。
 陣痛室にボールとか置いてありましたが、私はオーソドックスに横になっているのが一番楽でした。
 一応ダンナさんもついててくれましたが、早々に部屋から追い出し・・・気分は「さわんないで。あっち行ってて!」。
 あれ、おかしいな。マッサージがいいとか書いてある本の切り抜きも、ちゃんと持ってきていたのに。
 夫の立ち会い出産を希望する人もいますが、私には無理だったみたいです。


 陣痛で心に残っているのは、産んだあと助産師さんに言われたことば。
 「これ以上長かったら、我慢できませんでした」と言った私に、ほほえみ返していわく、
 「みなさん、そう言いますね」

 そっか・・・我慢できるようになってるんだ。
 神さまはちゃんと、そういう長さにしてくれてるんだ・・・。
 なんだかとても、納得してしまいました。


 肝心の出産本番についても、実はそれほど覚えていなかったりします。
 やっぱり、本当に大変なときの記憶は、どこかに飛んでしまうってことでしょうか。
 産声も残念なことに覚えてなくて・・・産んだ瞬間の感覚とかも、ほとんど記憶にありません。
 「スポーンと抜けて楽になった」みたいな感想もきいたことありますが、そんなふうでもなかったような。
 それどころか、赤ちゃんと対面できた感動さえ、あまりなかったかも・・・(人の出産では感涙だったのに)。

 もちろんすごくうれしかったけど、いちばん大きな感想は「無事におわったのかな? ほんと?」みたいな、あいまいな感じ。
 それと「会陰切開のあとを縫うのが陣痛より痛い」。覚悟できてなかったので、予想外に痛かったですね(笑)。

  
 それにしても。産婦人科の先生や助産師さん、看護師さん、本当にすばらしいお仕事ですね。
 とくに先生には、もう隠しごとは何もないくらいの気持ちに・・・。
 子宮筋腫持ちの高齢出産だったのに、経過もよく5日間で退院できたのは、ほんとに皆さまのおかげです。
 おかげですが。

 退院したくなかったです! もっと入院していたかった・・・。

 ということで、乳児相手の苦難の日々については、またの機会に。
 とりあえず、産院の皆さま、その節は本当にありがとうございました。

 

   前ページ   おわり。どうもありがとうございました  次ページ
 

 


       付記 この数年後、子宮筋腫でまたしても同じ先生のお世話に。
      もはや本当に隠しごとはございません・・・(笑)。
      手術体験記はコチラです。
      

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2人目って、なんて楽(妊娠と出産 2)

2014年04月05日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

 食べづわり以外の自覚症状としては・・・。

 とにかく後半、おなかが張ったというか、張ったような気がしました。
 気がした、というのは、私的には「張り」としか呼べない感覚だったのに、検査するといつも正常だったので。あの感覚はいったい何だったんでしょうか・・・。
 臨月近くなると呼吸も苦しくなってきて、ひたすら早く生まれてほしいと願うのみ。
 本気で帝王切開したいと思っちゃいましたよ・・・生まれる日がはっきりしてるっていいなあ、とうらやましかったです。

 
 あとつらかったのは、後期になってからの胎動。
 つわりなのに、容赦なくバンバン動かれると、もうもう・・・。
 ドラマに出てくる典型的な光景。「あ、いま動いたわ!」とかうれしそうにほほえみながら、おなかをなでる幸せな妊婦さんの図。
 残念ながら、我が家にはございませんでした。
 だって、気持ち悪いのに下から胃をけりあげられるんですよ。つらいというか、ほとんど恐怖です。
 もちろん、胎動が少ないなんていったら別の恐怖ですから、元気なのは何よりだったんですけど。よーくわかってはいたんですけど・・・。


 よく言われることばに「つわりや胎動は赤ちゃんが元気な証拠」というのがありますよね。
 たしかにそういう考えは救いになるかもしれませんが、効力があるのは最初の3カ月くらいなものです。
 妊娠後期にもなると、こっちの心もすさんできて、「じゃあ私は? 私の元気はどうなるの?」などと逆切れする始末。
 もちろんそんな不謹慎なことを人には言えないから、内心で叫び、そんな自分に「私って母失格」と落ち込む毎日・・・。


 ・・・なんて。

 思いっきりネガティブなことばかり並べてしまい、恐縮です。これを読んで引いてしまった妊婦さんがいらっしゃいましたら、本当に申し訳ありません。
 でも!
 ご安心ください。こんな思いをしたにもかかわらず、約2年後に2人目を授かりました。
 こりてなかった自分に、拍手!
 っていうか、母性本能恐るべし!
 生まれた赤ちゃんの存在が、つらい体験を払しょくしてしまうくらいすばらしかったという証明でもありますね。

 
 実は、2人目は1人目みたいに長くなったりしないだろうという、甘い予測もあったんですが。
 ほんとに甘かった。食べづわりも長さも、まったく変わりませんでした。
 でも、つらさの点では段違い。下手な期待はしなかったし、経過も覚悟できてたし、体の変化にビクビクすることもなかったし。
 重いものを持たないように、無理しないようにと細心の注意を払った前回にくらべ、重いうえに暴れる幼児を抱っこしたりおんぶしたり・・・。
 1人目のときのあの注意は、いったい何だったのか?
 とにかく「不安感」というものが心身に与える影響の大きさを、身をもって実感した日々でした。

 1人目と2人目では症状がちがうというかたもいらっしゃるみたいですね。
 私の場合、唯一ちがったのは一部の食べ物。1人目は真冬が予定日だったので、とにかく毎日りんごを食べてたんです。
 でも2人目は真夏の予定日。グレープフルーツなしには、1日も過ごせませんでした。
 あ。あと2人目のときはなぜか、コーンのかきあげに、はまってしまって。文字通りコーンしかはいっていないてんぷら。
 陣痛がきた晩も、食べてたんですよね。
 おかげで今でも、そのおかずを見るたびに「お世話になった味・・・」としみじみいたします。


 というわけで。
 待ちに待った出産でしたので、出産話はつわりのように暗くありません(笑)。

 経過を書くとこんな感じです。

 1人目・・・予定日、子宮口がかなり開くも、赤ちゃんがおりてこない。
       脈も弱くなってきたので、入院指示。

      翌日、8時30分、入院。
         11時15分、先生に破水させてもらう。
         11時30分、陣痛開始。
         12時、昼食。
         12時45分、感覚が短くなり始める。
         13時30分、いきみ感が出てくる。
         14時、分娩室へ。陣痛促進剤と吸引。
         15時27分、誕生。

 2人目・・・20時30分、陣痛というかお腹の張りが15分間隔
       車で産院へ。
       21時、到着。
       23時30分、破水。分娩室へ。
    翌日 0時22分、誕生。


 えーと・・・これは、手元にある育児記録を写して書いてます。
 時刻はたぶんおおまかでしょう。そんなにきちんと時計を見ている余裕はなかったはずなので・・・。
  高齢出産なのに、2人とも安産でした。でも、さすが2人目は生まれるのが早いですね!

 



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つわりが長い!(妊娠と出産 1)

2014年04月04日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

 育児エッセイ編もずいぶん進んできましたので、このあたりで初心に帰って(?)出産前後について思い出してみようと思います。

 といっても、そこは甘辛ホンポですので、「母になる喜び」とか「赤ちゃんができて幸せ」とかいう話じゃなくて、すみません。
 暗いです。とくに妊婦時代。
 なぜなら、つわりがとにかく長くて・・・。
 症状だけとれば、食べづわりで軽いほうだったともいえますが、長かった。
 陽性反応が出たころからすでに調子が悪く、その後も改善の余地なし。結局、出産直前まで続きました。


 当時の育児記録を読み返しても、なんか闘病記録みたいで我ながらあきれてしまうくらいです。
 なので、そんなことを今更蒸し返すのはやめようかとも思いましたが・・・。
 でももしかすると、似たような気持ちで困っている妊婦さんが、ほかにもいらっしゃるかもしれないし。
 検索してこちらに来てくださったかたの中には、長くて長くてうんざり~!なかたもいらっしゃるかもしれないと思って・・・。

 当時、私の周囲にはつわりがきつかったという人が誰もいなかったんですよね。知り合いも少ない専業主婦だったので、狭ーい世界の中で生きていて。
 しかも、パソコンが家になかったので、育児ネットとかの存在もまったく知りませんでした。
 あのときネットがあれば、どんなに楽だったことか。子供の入院のページでも書きましたが、同じ境遇を分かち合える相手がいると思うだけでも、ずいぶん気分がちがいます。
 自分だけがつらいと思っているのと、自分だけじゃないと思えるのとでは、それこそ天と地ほども・・・大げさかな?いえいえ、渦中の人間にとっては、きっと大げさではありませんよね。


 そういうわけで、暗い話を続けますが。
 つらさに拍車をかけるものとして「妊婦は幸せであるべき」という自分自身の固定観念がありました。
 赤ちゃんがおなかにいるんだから、具合が悪くたって幸せなはず。つらくたって長くたって、がまんできるはず。
 (この観念については、別の章でもう一度書きますね)
 実際、会う人ごとに必ず「おめでとう」と言われるし。誰が見たって今は幸せな状態なのに、ここで喜べない私って母親としてどうなのよ?
 せっかく来てくれた赤ちゃんにも、申し訳ない。私なんかがお母さんでいいのかな・・・。

 もう5カ月なんだから、そろそろつわりも楽になるかも。6か月なんだから終わるよね。8か月なんだから、9か月なんだから・・・と、あきらめ悪く期待し続けたためか、6か月すぎたあたりから、うつっぽくなってしまいました。
 生まれて初めて体験した、うつ状態。思えば、その後の育児のつまずきも、すべてあの頃から始まっていたのではないかと・・・。


 では、具体的な身体症状をあげてみますね。

 先に書いたように食べづわりでしたので、1時間おきに何か食べていました。
 食べたら食べたで気持ち悪いんですが、胃に何かいれなきゃ我慢できないような感じです。
 不思議なことに、ふだんはまず食べないようなジャンクなお菓子ばっかりほしくなって。見るからに甘そうな菓子パンとか。
 寝る時も、枕元にチョコレート常備。夜中にバナナ食べたりもしましたね。
 外出中に、アイスもなかをかじってたこともあったなあ。
 以前、スーパーの自転車置き場で菓子パンをぱくついている女性を見たことありますが、今思えば、彼女もつわりだったのかも。

 でも、そういうものが赤ちゃんや母体の栄養になるとは思えない。それに、体重をふやすなとか糖尿に気をつけろとかいうのは、妊婦への常套句だし。
 こんなものばかりに食べていていいのかと、すごく気がかりでした。
 それに、それまでの私は本当に間食をしない人間だったので、食べ続けてる自分のことが、とても嫌だった。餓鬼になったみたい、なんて思ってしまったほどです。


 食事のほうでは、フライドポテトとかチンジャオロースーみたいな油ものじゃないとダメでした。
 つわりのイメージって、すっぱいものとかあっさり系だったのに・・・酢の物だの冷ややっこだの、お呼びじゃないという感じ。
 不思議です。でも、そういう人って案外多いみたいですよね? あとから知ったんですが・・・。

 で、食べたいわりに、すぐに胸やのどがつまってきて少ししか食べられないというのが、これまた不愉快でした。
 しょうがないので、だらだら食べ続けることになり、おかげで歯がボロボロに。産んでから治療しましたが、かなり時間かかってしまいました。
 とはいえ、今になってよく考えれば、これは食べすぎ防止の機能だったのかも。体重はそんなにふえなかったので、実はちゃんと、ちょうどいい量を食べていたのかもしれません。

 

  
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喘息で短期入院(アレルギー体質 3)

2014年04月02日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

  1歳8ヶ月と2歳0ヶ月のときに、夏坊が短期入院(5日間、8日間)したときの様子も、書いておきますね。
 入院なんて自分も出産時の経験しかないので、すごくおおごとのような気もしましたが・・・。


 でも、心配性の私がさほど動じなかったのは、当時読んでいた育児マンガのおかげです。
 「ご紹介」のページでもちょこっとふれましたが、さんりようこさんの子育て日記。その中に、下の子が肺炎で入院したというエピソードがのっていて。
 読んだ時には「まあ、大変」とびっくりしましたが、おかげで、幼児の入院はそんなに珍しいものでもないという、心の余裕ができました。(余談ですがこのマンガ、単行本になるのをずっと待っていたのにならないばかりか、掲載雑誌こっこクラブまでいつのまにか休刊に。残念だなあ)
 乳幼児はあっというまに容態が変わるから、大事をとって入院させる。家で見ているより病院にいるほうが、親としても安心できるし。
 その後、幼稚園にはいったら、入院経験のあるお子さんが何人かいました。
 大人の入院とはちょっとちがうのかもしれませんね。


 で、夏坊ですが、2度とも病院でステロイドを吸入したら、1日で元気を取り戻しまして。
 もともとそんなにぐったりというほどではなかったので、立ち直りも早くて、一安心。
 でも元気だとはいえ、胸の音はまだまだきれいにならなかったので、完全によくなるまでは病院に留め置きです。
 ベッドからつるされた吸入マスクをあてながら、朝晩やってくるお医者さんや看護士さんに聴診器あてられたり、検温されたり。

 そしてそのたびに、いちいち大泣きする夏坊・・・。
 全然慣れてくれなくて、ほんとに困ってしまいました。泣くと胸の音が聞こえないし、お医者さんにも申し訳なくて。
 それに吸入マスクだって、まじめにあててなんかくれず、なんか非協力的な患者の見本のような・・・。
 そんな失礼な幼児のことを怒りもせず、いつもやさしくしてくださった皆さまには、本当に大感謝です。
 夜中も回診したりして、すごく大変なお仕事ですよね・・・。

   
 それにしても。
 重症でなかったのは、もちろんうれしいんだけど。とってもとってもありがたいんだけど。 
 ああ、今でもありありと思い出す。
 あんときはほんとーにほんとーに・・・重かった!

 なにしろ元気なので、おとなしくベッドになんかいてくれないんですよ。すぐに脱走したがる。
 しかたなく、あばれる夏坊をおんぶひもで背中にしょって、院内をあちらへこちらへさまよい歩きました。
 なんで抱っこでなくおんぶかというと、最初のうちは点滴をくっつけていたから。
 点滴台(薬の袋がぶらさがってて、キャスターがついてる台)をつかむのに手が必要だったんですね。
 杖のごとく台を押しながら、病院内を歩いた歩いた。屋上から地下の禁断のお部屋の前まで、くまなく歩いた。

 そんなに歩いても、戻ってみると1時間しかたっていなかったりして。
 じっとしてもらうために、機関車トーマスの大きなデスクマットを買ってきて、ベッドにしいたりしました。
 朝もやたらと早起きするし。幸い子供用のおもちゃスペースがあったので、早朝6時からそこに出向き、さて今日1日どうやって乗り切ろうかと考える。
 テレビはベッドサイドにあったけど、ビデオはなかったし、子ども番組もあきてしまったのかあまり見てくれず。
 あんなに一日が長かったことはありません。
 うろうろするから、ほかの患者さんにも、さぞやおじゃまだったことでしょう。
 でも、なにしろ小さかったので、笑って許してもらえたのがありがたかったです。

 
 そんな中で心のオアシスだったのは、なんといっても、大部屋で出会ったママさんたちとのおしゃべりです。
 ラッキーなことに2度とも、喘息で入院中のお子さんが同じ部屋にいて、ママさんがつきそっていました。
 1度目でいっしょだった女の子は6歳くらいだった気がしますが、入院も6度目とかいう大ベテラン。
 ママもつきそいベテランで、どーんとかまえている感じ。いろいろ教えてもらえて助かりました。
 2度目は夏坊と同い年の女の子。
 初めての入院で、ママはシングルマザー。おばあちゃんたちが時々来てたかな。
 女の子だから静かにマスクをつけつつ本を読んでたりして、お医者さんにも愛想よく、うらやましかった(笑)。

 同じ境遇の話相手がいるって、本当に、心強いものです。
 大荷物(?)をしょってても、ちょっと会話して笑いあうだけで、重みが少なくなる気がしました。


 それにしても。うちは同居だから上の子の心配を全然しなくてすんだし、パパも仕事が忙しくないときだったので、ときどき交代してもらえました。
 そうでなければ、子どもの入院は、やっぱりすごく大変なことです。
 あのときいっしょだったみんな、今は元気にやっているといいなあ・・・。


 さて、夏坊ですが、ありがたいことに元気に成長して、日々ハイテンションに動き回っています。
 風邪をひくとやっぱり気管支に来やすくて、この間のインフルエンザのときなんかは悪化したりしましたが・・・。
 でもふだんは、ゼコゼコあやしげな音立てているのに、平気で走り回っていたりして、大人から見るとどうも理解しかねるときも。
 苦しくないのかな? あんなに音がしてるのに・・・。
 本人がいいんだから、そんなに気にすることもないのかもしれないけど、私みたいな大人は特に、はらはらしてしまいます。
 で、ついついうるさく口出しを。
 具合が悪けりゃ静かにしてるだろうとは思いつつも、「走るのやめなさ~い!」とかね。

 そんな私に、夏坊が放ったひとことは、
 「とめないでよお!!」

 叫んだ夏坊、当時3歳8ヶ月。そしてもうすぐ、めでたく5歳の誕生日。
 きみの行く手を無駄に止めてしまいそうで、ママはちょっと心配です。
 そのときは、ちゃんと叫び返してね。
 忘れないように、ここに書きとめときますからね~。 



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 付記 
  夏坊7歳の今は、朝キプロスという薬をのんで、寝る前にパルミコートを吸入しています。
  ときどき調子悪くなることもありますが、7歳の今も、どういうときに悪くなるのかよくわからないという・・・。
  台風にはやっぱり弱いみたいだけど、平気なこともあるし。
  学校の持久走練習も、まったく平気でした。何はともあれ、よかったよかった。

  冬坊10歳のほうは、鼻炎は2年生くらいからかなりよくなりました。そして、無事鼻がかめるように!(笑)
  かゆみ防止に、アレロックとかオロパタジンとかいう薬を飲んでいましたが、9歳の夏からついに飲まなくてすむように。
  今年の冬もかゆがってはいましたが、保湿だけでOK。どんどん丈夫になってます。

 

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下の子は軽い喘息(アレルギー体質 2)

2014年04月02日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

 赤ちゃんの突然の湿疹、原因は何? わからなくてバタバタしてしまった新米ママ時代。

 今思えば、その日のおやつにチュチュがワッフルを一口かじらせていて、その卵白が原因ではないかと。
 でも、それがわかったのは、11ヶ月になってから。
 白身をすこーし与えてみたら、食後30分。ビンゴ!のじんましんでした。

 このときは土曜の午後で、もう病院はやってない。なんでわざわざそんなときに、はじめての卵白なんか与えてしまったんだろうかと、反省しきりの育児日記。
 結局、もだえながら寝てしまって、起きたときには治ってました。
 夜間受診せずにすんで良かったけど、心配性のわりには、つめが甘かったかも・・・。 

  生卵や目玉焼きの白身なんかは今も与えてないんですが、ワッフルはいまや大好物。
 成長すると平気になっていくものなんですね。
 気がかりだった給食もOK。給食は食材をしっかり加熱するので、大丈夫な子が多いみたいです。
 オムレツなんかも、卵シートが別になっていて、自分で巻いて食べるんですよ。
 それだけアレルギーっ子が多いんだろうけど、配慮が行き届いてて感心します。
 鼻炎の方も、成長とともにずいぶん良くなったし、皮膚も以前よりはましになってきました。
 どんどん強くなっていく、冬坊。
 ただ、暑さには弱いみたいで、夏場はまだ,じたばたしてますが・・・。


 一方、弟の夏坊。
 こちらがどんなふうかといいますと。

 以前から風邪のたびにゼコゼコしてたんですが、乳児にはありがちだと近所の小児科で言われていて。本にもそう書いてあったので、特に気にしていませんでした。
 それに、咳をするわけじゃないんですよ。胸の音だけ。
 が、ある晩、寝ている様子を見に行ってみると、異様に大きな呼吸音が。
 あのときはびっくりした・・・。
 何にびっくりしたって、その横で気にせず平然とテレビを見ているダンナさんに・・・(おっと!)。
 ちなみにダンナさんは、40度の熱のある子の枕元でテレビドラマに没頭していたこともあるツワモノですが(おっとっと)。 

 とと、とにかく、急いで車を出して病院に行ってもらいました。
 そして、そのまま入院という事態になったのでした。
 結局この年は5月と9月(1歳8ヶ月と2歳0ヶ月)に、数日ですが短期入院するはめに。
 最初は気管支炎の診断で、次は、こりゃもう喘息ですねって感じで・・・。

 
 診断された時には、やっぱりちょっとショックでしたね。
 だって、喘息といえば原因はダニやハウスダスト、清潔第一というイメージじゃないでしょうか。
 ところが当時の私ときたら、お恥ずかしいほどそっち方面をお留守にしてて。
 幼児と乳児のお世話で手いっぱい、毎日掃除機なんてかけてられないわ!ってな感じだったんです。
 赤ちゃん用のマットレスなんかも敷きっぱなし、エアコンのフィルターだってほこりいっぱいのまま・・・。
 「私のせいだ」って思いました。
 深く反省して、心機一転、喘息予防にお金をつぎこむことにしました(ん?)。


 で、購入したもの。
 アレルギーっ子のための掛け布団、敷布団、枕カバー(結婚祝いに母から買ってもらった羽根布団一式は、涙をのんでお蔵入り)。
 シーツや布団カバーをいっぱい洗濯できるように、大容量の洗濯機。サイクロン掃除機(持っていたものは古くて重かったので)。
 おいてあったぬいぐるみも、お片づけ。
 じゅうたんはひっぺがして、洗えるルームマットにチェンジ。
 さすがに畳ははがせないので、そのかわりに畳替え。

 
 入院したときに同室だったお母さんは、空気清浄機を買ったそうで。
 わが子を評して「なんて金のかかるやつなんだ」と言っていたのを思い出します。まったく同感でございます。
 あ、あとお安いものとしては、クッションの中身を出して、洗える枕の中身を入れる、というのもやりました。
 プラスチックのビーズみたいな枕の中身、寝具屋さんに売ってますよね。あれを、うちにあった洗濯ネットにいれてみたら、クッションの中身としてもぴったり。
 とにかく、ダニが好むのは布モノ、綿モノということだったので、知恵をしぼって・・・。 

 でも乳幼児って、やたら布モノに囲まれてるんですよね。
 夏坊なんかとくに、バスタオルを愛していて(笑)端っこをかみかみ、かみかみ。お昼寝のときも重宝するから、うちの居間には何枚ものバスタオルが・・・。
 シーツとかルームマットとかも、一週間に一度は洗濯すると決めたものの、いつ何を洗ったのかさっぱり覚えていられないため、表にしてチェックしていました。
 雨の時期なんか、あっというまに一週間過ぎてしまうので、そのへんはちょっとざっくり考えましたけど。


 しかし・・・。
 いろいろやったこれらのことが、どれだけ効果的だったのかというと、正直いってわからないんです。
 やったからって顕著な変化が現れるわけじゃなかったし・・・。
 幼稚園にはいるとマット運動とかやりますが、まったく平気。でもマットなんて洗ってるわけないし、それこそアレルゲンの固まりなのでは?
 おばあちゃんの家にお泊まりもするけど、その布団、洗ったのはいつ? もちろんアレルギー用布団のわけないし。
 なんで平気なんだか・・・私の日々の苦労(と出費)はいったい・・・。


 そうそう、購入したもので、真に威力があるとわかったのは吸入器だけです(笑)。
 すぐには買わなかったんですが、どうも治りそうもないという感じになってきたので、仕方なく購入。

 すると・・・もっと早く買えばよかった。いちいち病院に行かなくてもよくて、すごーく楽!

 使っている薬は、寝る前にパルミコート、朝晩インタール、ゼコゼコしてるときにはベネトリンです。
 おかげさまで、使い始めて以来、入院は一度もしないですんでいます。

 


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上の子は鼻炎と皮膚炎(アレルギー体質 1)

2014年03月27日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

 今回は、病気ネタの引き続きでアレルギーのお話です。
 うちのボクちゃんズは、ふたりともアレルギー体質。といっても、そんなに深刻なものではないんですが・・・。


 手もとにある血液検査の用紙を見てみると、冬坊が3歳時のIgE(体質を示す数値のことらしい)は、1492。ちなみに正常は30以下。
 アレルゲンの中で、ハウスダストとダニの測定値クラスが6.これは針振り切れ状態をさしているそうで。
 あとは、卵白がクラス5.卵黄が2。
 一方、夏坊4歳時のIgEは、343。ちなみに正常は110以下。
 ハウスダストとダニのクラスが5.
 食べ物はOK.

 あれ? 夏坊の方が、数値的には軽いですね。
 でも実際は、夏坊だけが喘息もち。弱い部分に負荷がかかるらしいので、夏坊は気管支が弱かったってことなのかな。


 では、冬坊はどこが弱かったかというと、鼻と皮膚です。
 以前もちょっと触れましたが、鼻炎がひどくて、一時期かなり苦労しました。
 幼児はうまく鼻をかめないので、冬になるとドラッグストアなんかで売ってる鼻水吸いとり器が大活躍。
 子どもはそりゃもう嫌がってましたが、あれは慣れるとらくに吸い取れて便利です。
 しかし! 油断していると、いっぱいになったブツが逆流して、口に飛び込んでくる羽目に・・・。
 最初に経験したときの驚きは、ちょっと忘れられません。あやうく腰抜かしそうになりました。


 でも年中さんあたりになれば、普通は吸いとり器なんて雰囲気でもなくなってくるし、そもそも量が容器におさまりきれなくなるんですが。
 ここで、冬坊ならではの苦労が・・・。
 どういうわけか、鼻をかむ行為を、ものすごーく嫌がったんですよ。
 技術的にはできるはずなのに、がんとして拒否。かたくなに拒否。
 たぶん、自分の鼻から不愉快な液体が出てきて、顔が汚れるのが嫌だったのではないかと。

 もちろん大人の目から見れば、かまずにすすりあげて飲み込んでるほうが、よっぽどよっぽど嫌です。
 で、必死で説得。拒否。説教。拒絶。
 んもう・・・そんなんだから、いつまでたっても鼻炎が治らないんだよー!と叫びたくなるくらい。ってか、実際叫んだし。
 
 この問題、実は1年生になった今でも完全には解決してなかったりします・・・。まあ、昔よりはずっとましになりましたけどね。
 
 
 いっぽう皮膚炎については・・・。

 夏は汗、冬は乾燥に過剰反応して、すっごくかゆがります。
 昼間は平気なんですが、ひどいのは布団に入ってから。体中かいてもらわないと寝付けないので、添い寝は必須。
 かゆくなるのが眠気のサインなので、いつ眠るのかわかりやすいともいえますね。
 でも、「右のほう、かいて」「次、左」「上」「下」とか、次々に言われると、思わず突っ込みたい気分に・・・。
 「視力検査ですか!?」って。

 夜中や明け方はさらにめんどうで、ねぼけながら「お背中、かきかきして~!」と騒ぎ出します。
 となりに寝ているのがダンナさんなので、これも半分寝ながら、言われたところをあっちかきかき、こっちかきかき。
 時には30分以上やっていることもあったりして、ほんとにごくろうさまです、ダンナさん。


 アトピー性皮膚炎って、ふつう皮膚が赤くなって見るからに痛そうで・・・ってイメージがありますよね。
 でも冬坊は、ちょっと湿疹が出るくらいで、見た目はあんまり変わらないんです。かきこわしてただれるようなことには、幸いにしてならないし。
 だから、いくらかゆがっても、「子どもは大げさ」ぐらいにしか受け取っていませんでした。
 ところが皮膚科に連れて行ったら、「皮膚掻痒症」だと言われて。
 湿疹がなくても、本当にかゆくなるんだそうで。

 私も乾燥肌なので、真冬に入浴すると、にわかにあちこちがかゆくなります。あれも同じ状態らしい。
 入浴時だけならいいけど、あれが布団の中でもずっとだなんて・・・・・大人でもつらいですよね。
 対策は飲み薬と保湿なので、薬(オノン)を飲みつつ、保湿剤(ヒルドイド)、ひどいときにはステロイドの塗り薬を使ってケアしています。


 あと問題なのは、卵アレルギー。
 特に卵白がダメ。

 じんましんが出るんですが、最初に出たのは生後10ヶ月の頃。お風呂上りに何やらじたばた苦しみ始め、とりあえず夜間受診してアレルギー止めをもらいました。
 当時の育児日記を見てみると、理由が全然わからなくて焦っている気持ちが、ありあり。
 抜粋すると、こんなふう。

 「きのうはじめて卵の黄身を食べさせたから、アレルギー? それとも、今日のお昼のしいたけ?
  きのうからフォローアップミルクに変えたから? 3日くらい前から咳してることあったから、風邪?
  ミルクの飲みかたがすごく少なくなったのと関係が? 
  お風呂に新しいおもちゃをいれたから、その塗料でかぶれた?
  あした、皮膚科でみてもらおう・・・」


 新米ママ、めちゃめちゃ悩んでますね。
 いま考えれば、前日の卵ではかぶれないだろう、くらいのことはわかります。それに、しいたけでアレルギーってのも初耳だし。
 離乳食をスタートさせて気を遣ってた頃なので、よけいごちゃごちゃ考えちゃって・・・。
 
 でも。ただでさえはじめてだらけの育児なのに、さらにはじめての出来事。
 悩んだって、当然なんですよね。
 

   

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大地震とその後

2014年01月13日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

  (この文章は2011年4月に書いたものです。今頃載せていいものかどうか迷いましたが、このブログは私にとっての備忘録ですし・・・それに子どもの病気の話もからんでいるので、載せさせていただきました。
 被災地の復興と、被災された方々の心の復興を、心よりお祈り申し上げます)

 

 お久しぶりです。
 まさか、こんなタイトルをつける日が来るとは、思ってもみませんでした。

 悪夢としか思えないような大災害がおきてしまって・・・ブログなんかで、ちんたら愚痴を並べていた自分がいかにぜいたくだったかと思うと、本当に恥ずかしく、当分、記事を書くことなんかできないんじゃないかと思っていました。

 それが、あれから半月以上たった今、こうして再びパソコンに向かっています。
 理由は、子どもたちがすごくこわがっているので、絵本みたいなものでも作れないかと思い、でも手書きで文字を書くと、いまいち説得力がないような気が・・・そうだ、ブログの画面を使って、そのまま印刷しちゃおう。
 なんていう、きわめて個人的な事情。ま、いいですよね、個人のブログなんだから。


 当日、関東地方にある我が家では、震度5強の揺れでした。
 3月11日。
 夏坊が熱を出したという連絡を受けて、お昼に幼稚園まで迎えに行った日。
 で、その後、冬坊が学校から帰宅。
 チュチュ(同居している私の母)は外出中。
 小児科の受付が3時からだったため、冬坊をおいて、ふたりで出かけようと決めたところだったんです。
 ひとりでお留守番させたことは一度もなかったんだけど、チュチュがすぐに帰ってくる予定だったし、本人も平気だというし、たまにはいいかなと思って。

 それが・・・出発直前の大揺れ。
 とにかく、食器の割れる音がすごかった。
 といっても、棚の中でワイングラスやコーヒーカップが落っこちただけで、床に飛び散ったわけではなかったんですが、ふだんそんな音を聞いたことがないので、本当にびっくりしました。
 それと、私たちがいた1階リビングの真上の部屋で、大きくて重いクリスタルの花瓶がみごとに砕け散り、その音や振動が下まで響いてきたような・・・。


 夏坊は私の膝枕で寝てたんですが、揺れるたびに(3回くらい揺れましたよね)こわがって、大号泣でした。
 冬坊は、おぜんの下に飛び込んで、必死に我慢してました。しがみついてくると思っていたのに。
 揺れがおさまったので、がんばったことをほめてあげると、うれしそうに、
 「ぼく、夏坊のこと、まもってあげる」
 かなりの背伸び発言だと思うけど、あの、甘えん坊の冬坊が・・・。
 成長を実感した瞬間でした。
 子どもって、ちゃーんと成長していくものなんだなあ・・・。

 それにしても、冬坊をひとりでおいていかなくて、本当によかった。
 あと10分遅かったら、出かけてしまったところでした。
 あんな家の中にひとりでいたらと思うと・・・考えただけでぞっとします。
 ちなみに外出していたチュチュは、電車が止まってしまったものの、バスが動き出したのでなんとか家に帰り着きました。
 ダンナさんはバイク通勤なので、足には問題なかったんですが、職場待機命令ですぐには帰れず、遅くなって帰宅。
 無事に帰ってきてくれて、よかったよかった。


 その日はさすがに病院に行く気になれず、家にいたのですが、夜には夏坊の熱が39.6度まで上昇。
 熱さましがあったのでそれを飲ませて、翌日の土曜日、ようやく受診。
 インフルエンザではないという検査結果だったので、扁桃炎の薬をもらって帰宅。
 午後には熱も引いてきて、翌日曜日はさらに元気で、ひと安心。

 ・・・・・と思ったら、月曜の午後から、再び熱が。なんで~?
 またしても夜に39度で、火曜日に再検査してもらったら、今度はばっちりインフルエンザ判定。なんで~??
 タミフルを2回飲み(あれを飲ませるのって、四苦八苦しますよね・・・)、水曜の朝には熱も引き、念のためにもいちど受診して、胸の音とか聞いてもらってオーケーだったのに。
 午後からまたもや発熱。
 小児科に電話したら、気管支肺炎かもしれないから、総合病院に行きなさいという指示が。

 な、なんか、「感染症いろいろ」の続きみたいだな・・・。
 ダンナさんが早く帰宅したので、夕方連れて行きました。
 幸い肺炎で入院というほどにはなってなくて、点滴と別の薬を出してもらって帰宅したのが夜9時過ぎ。
 薬を飲ませるのに、またもひと苦労。
 そして、翌日・・・・・治りました。今度こそ。
 ああ、長かった。

 このかん、何が不安といって、何度も何度も余震がくるし、いつ停電になるかわからないし、近くの病院も停電を警戒して午前中しか診察しないというし・・・。
 ちゃんと病院に行けなかったらどうしようって、本当に心配でした。
 もちろん、こんな不安、被災地に較べたら悩みのうちにも入らないようなものだとわかってはいるんですけど・・・。


 でも、やっぱり、子どもたちにはかわいそうな経験でした。
 夏坊がいつものように元気いっぱいなら、一緒に遊びまわってストレス発散できたのに、ぐったり寝てるものだから。
 夏坊にしてみれば、こわいプラス具合が悪い。
 冬坊は、家の中が「いま寝てるから、静かにしてて!」みたいな雰囲気になってしまって、はしゃぐことができず。

 冬坊はいまだに、
 「金曜日に地震あった」「いま、揺れてる?」
 なんて発言するし、しょっちゅうハグを求めてきます。
 夏坊は病気も治って元気全開だけど、なんの脈絡もなく、
 「おねつでたとき、じしんあった」なんて発言。
 先日、夏坊がおやつを食べていたので、私ひとりで2階に洗濯物をほしにいってたら、ギャンギャン泣き喚く声が階下から。
 あわててとんでいったチュチュによれば、おぜんにもぐって、「じしんがこわい~」と泣いていたそうな。
 余震も何も、なかったはずなんだけど。トラウマになっちゃったのかなあ・・・。

 私はもともと地震がこわくて、ふだんから防災袋を常備しているタイプです。
 だから今回のことでよけい神経質になってしまい、それが子どもに伝わっているんじゃないかと思うと、なんか責任感じてしまいます。
 が、ダンナさんは幸いにも、ほとんどこわがっていません。
 その根拠は、「余震は本震より大きくないから」。
 なんてポジティブ。私なんか、次は誘発されて東海地震?とか心配しているというのに・・・。

 チュチュも心配してはいるものの、案外平気みたい。
 戦時中に引き揚げを経験した世代。やっぱり、鍛え方がちがいます。
 大人がビクビクしていないのは、子どもにとっては心強いことですよね。
 ただ、テレビが強烈なのには困っています。
 どう考えても、刺激が強すぎますよね。
 なるべく見ないようにさせたかったけど、消すのも不安だったりして、なかなか・・・。


 テレビといえば、朝日新聞の投書欄に、「各局で被災地域を分けて報道したら、もっと細かい情報がわかる」というのが載っていました。
 同感です。どこを見ても、同じことばかりやってるんだもん。
 うち
では、NHKを見ることが多いんですが、NHKにもこの際ひとこと。
 キャスターやゲストが深刻な顔で同情の言葉を並べるのもいいけど、「心配ですよね」というその何秒かで、ほかの有益な情報が流せるんじゃないでしょうか?(「朝イチ」のことだ。ふだんはけっこう役立ってるのに)
 せっかく専門家をスタジオに呼んでいても、会話の一部みたいにしゃべっていると、要点がぼけて説得力がなくなると思うのは私だけ?

 個人の感想は、最小限でいいと思うんですよ。
 それよりも、たくさんの情報をわかりやすく伝えることだけ考えて欲しい。
 たとえば、「きょうの健康」みたいな番組作り。箇条書きにしてボードにまとめたり、イラストをまじえて解説したり、Q&Aを徹底したり。
 先生が、不安がっている生徒に講義しているように、シンプルに、ていねいに。
 30分の講義をすれば、かなりのことが言えますよね・・・。
 番組を見ていても、いつ知りたいことを取り上げてくれるのかわからなくて、ずっとテレビの前にいなきゃならなかったし、やっと取り上げられたと思ったら、あっというまに通り過ぎてしまったりして・・・けっこうイライラしてしまいました。

 先日、教育テレビでリラクゼーションのやり方を解説していて、すごくわかりやすくて感心したんですが、夜11時前の10分くらいの番組でした。
 あれを見ている人って、あんまりいないのでは? 
 もったいないなあ。ああいうのこそ、ゴールデンタイムにやってくれればいいのに。
 毎日時間を決めて、リラックスする方法とかを流したら、ほっとする人多いと思うんですが・・・。


 いかん。テレビに対する小言を並べていたら、止まらなくなってしまった。
 ほんとは、今回のことは「おまけのひとりごと(番外)」として短く書くつもりだったんですよね。
 なのに、下書きを始めてみたら、止まらなくなっちゃった。
 人間って、落ち着いてくると表現したくなる生き物なんですね。

 歌や音楽、ドラマにマンガ。
 しょせんはすべて作りごと、現実の前にすべては無力なものなんだって、震災直後は思ったけれど・・・。
 避難所のラジオから、アンパンマンの主題歌がくりかえし流れて、子どもはもちろん、大人も勇気づけられているという話。
 新刊の入ってこない本屋さんで、1冊の少年ジャンプ最新号が、ボロボロになっても回し読みされているという話。
 ・・・やっぱり、必要なんですね。時間がたってくると、そういうものが。


 異常気象みたいに、3月過ぎてもまだ寒さが続いているこのごろ。
 本当に、すべてのかたに、1日も早く春が訪れることを願います。
 そして、長い文章におつきあいくださった皆さん、くれぐれも、お元気で。
 ご自分を大事になさってくださいね。 

 

        おわり。どうもありがとうございました。 

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看病苦手な母もいる(感染症いろいろ 3)

2014年01月07日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

 我が家にやってきた病気いろいろ体験談、3回目です。
        

      ★ 急性じんましん

 これは冬坊が1年生に上がった年のこと。
 慣れない小学校でがんばっていた疲れが、ちょうど出てきた6月の暑い日、夜中にいきなり39度まで上がってしまいました。
 朝を待って小児科へ行き、風邪ということで帰宅。
 ところが、夜7時すぎたころから、体中に発疹が・・・。

 夜が更けるにつれて、赤みは広がってくるし、とにかくかゆがってかゆがって。
 そのうち、涙まで出てきてしまった冬坊。
 夜間受診するべきかどうか、電話サービスの健康相談できいてみると・・・。
 じんましんは、粘膜なんかに出てくると呼吸困難になる場合もある。
 様子を見て、ひどいようなら連れて行ったほうがいい、という回答が。


 出ました、看病の際の常套句、「様子を見る」。
 見てどうだったら受診なのよ? 「ひどい」と感じるかはどうかは、完全に主観の問題だと思うんだけど。
 私がひどいと思っても、ほかの人にはぜんぜんひどくないことだって多いような気がするし。
 などと、相談してもまだ迷ってしまう母なんですが・・・。

 さて今回の場合、呼吸が苦しそうだったら連れて行くか。そうなる前に、それを防ぐために連れて行くか。
 さあ、どっち?

 正解は前者・・・かもしれません・・・が、私は後者でした、もちろん。
 でも、やっぱりちょっとフライングぎみだったかな・・・。
 ダンナさんに行ってもらったのですが、全然たいしたことないと判断されたようで、アレルギーを抑える薬をちょこっともらって帰ってきました。
 ていうか、それ以前に。車に乗せると、冬坊の涙はあっけなく吹っ飛んでしまったらしい。
 あのね~・・・。
 病院に行く前に、まずドライブしろってか? そんなあ・・・。


 ちなみに、風邪からじんましんが出るのは、そう珍しくないことのようですね。
 風邪ウィルスのせいだったり、免疫力が落ちて些細なことに過剰反応するせいだったりして。
 でも、子どもの容態は急変するって言うし。
 お医者さんだって、よく言うじゃありませんか。「なんでもっと早く連れてこなかったんですか?」って。
 素人判断だけじゃ、なんだか危ない気がするんですよね・・・。

 
      ★ 急性中耳炎

 
 最後は、幼児の病気としてはとってもポピュラーな、これ。
 耳が痛くなるのは、冬坊にとって初めての経験で、本人にもどこが痛いんだかわからなかったらしく往生しました。

 年少さんの秋のことでしたが、早生まれなのでまだ3歳。言葉では全然表現できなくて。
 「おなかが痛いの?」
 「頭が痛いの?」
 「のどが痛いの?」
 「もしかして、お耳が痛いの!?」
 ようやくビンゴ!

 でも午前中にわかればよかったんですが、あいにく土曜日の午後だった。
 総合病院なら、時間外でも内科外科のお医者さんはだいたい常駐していますが、耳鼻科って、まずいないんですよね。
 年末年始なんかには特に、ほんとに困ってしまいます。


 この時は、あちこち電話して、夕方までやっている耳鼻科がなんとかみつかりました。
 で、連れて行ったのですが、そこのお医者さんの診察の仕方にびっくり。
 ベッドに子どもを寝かせる。そして、親と看護士さんで両側から腕を押さえ、先生が馬乗りになって耳垢をとる!
 いつも行ってる耳鼻科は椅子だったから・・・やー、ほんとに驚いた。
 これって、子ども相手では一般的なことなのかな?

 痛みのほうは、お薬ですぐによくなりました。
 その後、痛くない滲出性中耳炎もやりましたが、最近は丈夫になって縁がありません。
 よかったよかった。


 子どもの病気には、ほかにも、マイコプラズマ肺炎とかヘルパンギーナとか、いっぱいありますよね。
 どれも、子どもがいないときには病名も知りませんでした。
 インフルエンザの流行だって、気にしたこともなかったし。
 それがこんなに身近なものだったとは・・・。育児の世界、おそるべし!ですね。             

                      

  ところで・・・。

 いろいろ並べてきましたが、私は正直に白状すると、看病がとっても苦手です。
 苦手と言うのは、やらない、という意味ではなく、むしろ逆で。
 心配しすぎ、かまいすぎ。
 重病なんじゃないかと考えすぎたり、栄養不足のせいじゃないかと(偏食兄弟なので)おちこんだり。
 前回もちょっとお話したとおり、純粋に病気が「こわい」という感覚もあって・・・。
 自分のほうが食欲なくなっちゃうタイプです。

 特に相手が小さい子どもの場合だと。
 自分の症状をうまく表現してくれないから、どこがどう具合悪いのか、なかなかつかむことができなくて。
 熱はないけど・・・気分が悪いの? 機嫌が悪いだけなの? どっち? 
 もっとも下の子の場合は、こちらもなれてきて、かなり推測できるようになりましたけれど。


 そんな私の理想は、ちょっとやそっとの熱では動じず、どーんと構えていられるようなおかあさん。
 ほんとは風邪なんて、家で3日も寝てれば治るかもしれない。病院に行くことで、かえってこじらせてしまうかもしれない。
 私は、その3日ががまんできないんですが・・・。


 あ、でも。
 うちの場合、とくに冬坊は熱にめちゃめちゃ弱い子で、37度台でもばったりぐったりなことが多いんです。
 38度台なのに元気に歩いてるお子さんを、よく病院でみかけますが、やっぱり子どもの態度によっても、親の対応がちがうかも。

 それに、心配性だからこそ、子どもの異変に早く気づくことができるはず。
 いちばん頼りになるのは「母のカン」だっていうのは、よく言われることだから、母の判断を頼りにしてもいいはず。

 だから、うちはこれでいいのかも。
 いいよね、うん、いいことにしておこう・・・。

 とはいえ、よけいなことに気を回しすぎて、肝心なことが抜けてしまう、典型的A型の(笑)私なので、そのへんは冷静にいかなきゃいけないんですけどね。

  

         おわり。どうもありがとうございました。

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  おまけ。MAMApicksという育児サイトで
  共感できる記事
を偶然見つけました。
           コチラです 


家族そろって胃腸炎(感染症いろいろ 2)

2013年12月28日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

      ★ 感染性胃腸炎

 我が家にやってきた病気いろいろ体験談、2回目です。

 で、インフルエンザに続くものといえば、やっぱりこれでしょう。
 冬の二大巨頭のかたわれ、ノロウィルス。
 こっちの方がやだ、というママさん多数。


 我が家では、冬坊が年中さんだった年の12月に、家族全員やられました。
 まず夏坊、ついでチュチュ(私の母)、そして冬坊、私,ダンナさん、夏坊再発の順番。
 うわさには聞いてましたが、絵に描いたような感染力に、びっくり。

 私とダンナさんは、変だと思った時点で即、病院に行ったので最小限の被害ですみました。
 ダンナは自力で治したかったようだけど、半強制的に行ってもらって正解。薬で抑えられるんですね。
 一番ひどかったのは冬坊で、なったのが小児科定休の木曜日。
 仕方なく、開いていた大人の病院に行ったものの、薬が合わなかったみたいで全然よくならず、総合病院まで何度も点滴にいく羽目に・・・。
 

 夏坊の場合、点滴まではいかなかったんですが、それとは別の問題が。
 なぜか、すごく食欲があったんですよ。
 食べたい食べたいと騒ぐので、しかたなく蒸しパンとかをあげると、30分後に案の定、リバース。
 イオン水だけ飲んでくれればいいのに、よくこんな時に食べる気になるねー、君は・・・。
 まだ2歳、言い聞かせてもわかる年ではなかったので、これにはほんとに困りました。

 
 このリバースですが(食事中のかた、すみません)、白状すると、私はこれがとってもこわい。
 もちろん好きな人なんているわけないんだけど、苦手というよりこわい。
 特に幼児の場合は、トイレとか入れ物めがけてやってくれるわけじゃないし。予告なしだし。
 予告あっても1秒前。それじゃ間に合わないってば。
 部屋のあちこちにバスタオルおいて、そなえていましたが・・・こんなやりかたで、家族内感染が防げるわけないですよねー・・・。


 意外にも胃だけは丈夫な人間で、胃腸炎の経験がない私。
 慎重な性格だから、悪酔いするほど飲んだりしないし、つわりの時も我慢できた。だから、その行為がとんでもなく重病のように思えてしまうんですよね。
 加えて大昔、父親が酔っ払ってるシーンに遭遇したことがトラウマになっていまして。
 (しかし、世の中の酔っ払いさんたちを見るに、そう恐れるほどのものではないらしい。みなさん、気にせず楽しく飲んでてうらやましいです)


 こんな私だから、子どもの看病なんてできるかどうか、出産前は本気で危ぶんでいたくらいですが。
 できました。
 何回もかぶりましたが(二人とも遠慮なくやってくれる)逃げもせずにちゃんとお世話できてます。
 これが母性か・・・と、我ながらちょっと感心。

 それでも毎年、大流行のニュースなんかを見ると、憂鬱な気分になってしまいます。
 ノロウィルスという名称は、10年ちょっと前くらいに確定したらしくて、検査でもすぐにわかるようになったため、急に報道され始めたそうな。
 それまでは、こんなの「おなかの風邪」ですまされていたんですよね。
 ウィルスとか言われると、かえってこわいじゃないですか。
 かかりつけの小児科の先生も、おおげさに報道しないでほしい、っておっしゃってました。


 お医者さんからすると、やっぱり脳症になるインフルのほうが、よっぽど大変らしくて。
 ノロで死ぬ人はいない!そうです。
 あ、いないわけじゃないけど、そういうのは人手がなくて衛生状態の悪い高齢者施設なんかのことで。
 ちゃんとケアできる普通の家庭でなら大丈夫!とのこと。
 なるほど。
 そう言ってもらえると、ほっとできますね。

     ★ 大腸炎

 おなか関連でもうひとつ。冬坊が年少さんの時の体験談を。


 冬坊は腸が弱かったので、小さい頃は特に、風邪薬で抗生物質飲むとすぐに下痢してました(しょ、食事中のかた、重ねてすみません・・・)。
 なので、その晩も、いつものことだろうと気にしなかったのですが・・・深夜に痛い痛いと騒ぎ出してしまって。
 目を覚ましてまで痛がることなんてなかったため、心配になり、病院へ。
 整腸剤をもらって、とりあえず帰宅。
 ところが、帰宅後に再度ピーピーになり、おむつを替えると・・・わわ、これって、もしかして血便!?
 びっくり仰天して、病院へ逆戻りしました。
 もう4時近かったけど、あんなに堂々と夜間受診したことはございません。

 病院で超音波検査する時間の長いこと。
 腸重積を疑っての検査だと思うけど、あまりにていねいに見てくれるため余計不安になり、待ってる間中ドキドキでした。
 結果は幸いにもただの腸炎で、前と同じ整腸剤だけで再び帰宅。
 おなかを休ませる以外に、治す方法はないってことで。


 この時大変だったのが、夏坊の時と似てますが、とにかく飲食させないようにすること。
 しばらくは水を飲んでも下ってきてしまって、ペットボトルのふたとかに入れて少しづつ少しづつ水分補給。
 でも、いっぱい欲しがるんですよね。
 なんとか説得しましたが、飲みたいのに我慢させなきゃいけないのが、すごくかわいそうでした。 
 トイレが長引いてしまうので、絵本持ちこんですわらせていたんですが、その姿をいまだに覚えています。
 上着着込んで、もこもこになりつつ、絵本見ているちっちゃい姿。場所はトイレなんだけど、妙にほのぼのした格好でかわいかったなあ・・・。

 

 

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  胃腸炎だけの話じゃないんですが、
  長引かせないための参考に・・・。
  「吐き気の予防」はコチラです。

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  ちなみに二次感染防止策も考えてみました。
         コチラです。


来るかな来るかなインフルエンザ(感染症いろいろ 1)

2013年12月19日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

 今回はうちのボクちゃんたちが経験した病気あれこれを、並べてみようと思います。
 まずはインフルエンザとプール熱から。

 雑誌なんかでよその体験談を読むと、私の場合、気が軽くなることが多いんです。ですので、もしかしたらこういう文章が必要なかたもいらっしゃるかと・・・。
 病気の話なんて・・・と思われるかたは、どうぞスルーしてくださいね。
               (この文章は2011年に書いたものです)



     ★ インフルエンザ  

 まずは、今年も流行ってしまったこれについて。
 実は「子連れで病院 2」の直後に、冬坊がばっちり感染。39度6分を観測いたしました(涙)。
 冬坊の小学校では、年明けから突然として大流行。
 ママさんたちはみんな戦々恐々で、「次はうち?」「来るか来るか?」「来ました~!」 みたいな・・・。
 でも、学年やクラスによってばらつきがあり、特に冬坊のクラスは被害がなくて、今のところ、患者は1人だけだそうです。
 よりにもよって、その1人がなんで我が家に・・・。
 予防接種してるし、学校以外はどこにも出かけてないし、心配性の母がうるさく手洗いとうがいを徹底してるのに~!


 この予防接種ですが、これって、心配性かどうかの試金石のごとき存在ですよね。
 だって、かかる人はきちんと済ませていてもかかっちゃう。
 一方、かからない人は全然かからなかったりして。
 費用の問題と、兄弟を2回も連れ出さなきゃならない負担を考えると、なーんか、納得できないものがありますが・・・。


 とはいえ、超がつく心配性の私はもちろん、迷わず接種を受けさせるタイプ。
 なので、一昨年の新型インフル騒ぎの時はつらかった。
  接種の予約がなかなかとれなくて・・・けっこう平然としているまわりの方々を横目に見ながら、ひとり恐怖のドツボに墜落しておりました。
 ダンナさんは反対に、言われなければ絶対に、自分は受けないし子どもも受けさせないタイプ。
 その理由は「きっと、うちは大丈夫だろう」
 なんてうらやましい、ポジティブ発想!
 でもさ、それってあんまり根拠がなくないですか? 
 ほら、今回だって、クラスでただ一人、我が子が感染したんですよー?

 
 インフルの予防接種は脳症を防ぐためなので、感染を予防できるとは限らないんですよね。
 今回は幸い夏坊にはうつりませんでした。ベタベタにくっついていたのに。
 去年は逆で、夏坊だけがかかって冬坊は平気だった。
 予防接種のおかげと思うことにしておこうかな~。

    
      ★ プール熱

 高熱系、第2弾はこれ。
 プールに入っていなくても、冬にかかったとしても、名前だけはプール熱。
 アデノウィルスとやらが原因の風邪で、どかんと高熱が出るんだけど、インフルエンザや溶連菌のような特効薬がない。
 従って、熱がウィルスをやっつけるまでの数日間、じっと我慢の子で待つしかない。
 待つだけって・・・つ、つらい。看病、つらすぎです。



 時間だけはあるため、ゆでだこのような我が子を見ながら、母はもんもんと考えます。
 ほんとにちゃんと治るのかしら。こんなにホカホカになって、つらそうなのに。 
 解熱剤、使っちゃおうかな。でも熱がウィルスを退治するんだから、あまり下げないほうがいいんだよね・・・。
 (しばらく我慢する)
 やっぱり、使っちゃおう。
 (6時間くらいたつと、また熱が上がってくる)
 ほんとに治るの(以下同文)。

 4,5日で治ると言われていたし、本にもそう書いてあるんだから、信じていればいいわけなんだけど・・・このへんから既に、判断力があやしい。
 で、もういい加減よくなるはず、と思っていた真夜中、今度は急に吐き始めてしまって、んも~・・・。
 ウィルスが胃腸に来るのはよくあるケースらしいです。でも冬坊はこういうとき、必ず重症化するので、夜間診療で点滴です・・・。

 でも。医学書、疑ってごめんなさい。本当に4日目から良くなり、5日目にはさらに元気になりました!

  
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  付記 プール熱、高熱に関しては、最近もやられましたー。

  夏風邪でノックダウン
  高熱のときの対処法   あわせてどうぞ 
 

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