冬坊、10歳の仲間入り。今週の月曜日がバースデーでした。
月曜だとダンナさんの帰りが遅いので、お祝いは日曜日の夜にみんなで。
苺のケーキ食べて、プレゼントはもちろん、アーノルド・ローベルの絵本4点セットです。
リクエストどおりの本をもらって、にこにこの冬坊。
私に抱きつき(ふだんもしょっちゅう抱きつくんですが)、はにかみながら顔をあげて、
「・・・買ってくれて、ありがとう」
・・・・・10歳になったんだね、冬坊。
こういう台詞、言う子は早くからあたりまえのように言うんでしょうけれど。
でも冬坊の口から、自発的なことばとして聞いたのは、これがはじめてのような気がします。
成長してるんだ。
生まれて10年、たったんだ。
「育てにくい子」だったのに。
いつのまにか「育てやすい子」になってたなんて。
今の彼がどんなふうかと言いますと、テンション低めだけど、いつも気分は一定、機嫌がいい感じ。
今日は荒れてるなー、とか思うことはまずありません。
相手の感情を読んだり共感したりする分野は、やっぱり今も苦手かも。
でもそのぶん、「お友だちにああ言われた」だの「仲間はずれにされた」だの、神経質にならないから、こちらも気楽です。
ことばが遅かった件も、学校生活で問題になったことはなし。
ただ、自分の感情をうまくことばで表現するのがむずかしいようで・・・。
親としては、そこがいちばん心配かな。
いやなことを嫌と言えてないんじゃないか、弁解とかいいわけとかが全然できないから、損してるんじゃないか。
がまんしてることが多いんじゃないか、とかね。
本人に聞いても「わかんない」のひとことですまされちゃうので。
感情が顔に出ないタイプなので、親からみても、「ふしぎちゃん」な男の子。
でもどんな子だって、きっと大人から見れば、ふしぎちゃんなんですよね。
あとは・・・とにかく、よく、くっつく。
昔から、べたべたギューギューくっつく子だったんだけど、6歳くらいまでだと思ってたんですよ。それがまさかの、10歳まで!
う、うれしい・・・(あ、思わず本音が)。
でも最近のブームがなぜか、人の顔をやたらとさわること。冷たい手でこれをやられると、正直すごーくふゆかいで。
毎日「やめて~!」「さわるな~!」のバトルです(笑)。
このべたべたギューギューは、ことばにできない彼なりのコミュニケーションなのかも。
社会を受け入れるためのステップなのかな、と思わないでもありません。
ちょっとおおげさかもしれませんけど・・・。
でも、こうやって書いてみますと。
まだ思春期でも反抗期でもなくて、両親が大好き。でも自分の世話は自分でできる。
もしかして、今がいちばん良い時期?
中学生なったら、あらたな局面がいろいろ出てきますよね、きっと。
ところで。
この記事はほんとはバースデーの日付で書き込みたかったんですが、できませんでした。
なぜなら。その日の夕方、夏坊が腹痛になっちゃったんです。
来ました、胃腸炎!
さいわい、ひどいことにはなりませんでしたが、学校はきのうまでお休み。
私のほうもパソコンに向かう気分にはなれず・・・。
その間に、4年生の間ではインフルエンザが流行りだして、もうもう、冬なんてキライです~。
とにかく、前の日にお祝いをすませておいて、本当によかった。
あらためて、おめでとう、冬坊。
「育てにくい子」だった頃のこともエッセイに
書いています。コチラです。
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