あまねのにっきずぶろぐ

1981年生
愛と悪 第九十九章からWes(Westley Allan Dodd)の物語へ

俺のパラサイトクレンズ日記②

2018-11-10 07:50:30 | 随筆(小説)
午前7:49、起きて俺はパラサイトクレンズする為、また一スポイトを垂らした水を飲み腐った。
う~ん、今朝は起きたときから少しく動悸がしている。
昨夜にまた人を呪ったからであらうか?
昨日の晩、午前2時前に、一スポイトを水とリンゴ酢を混ぜた奴で飲みさらした。
すると、とっても飲みやすかった。ので、今朝もさっきそうして飲んだのらあ。
と、変なtensionである。
人に呪詛を午前1時49分から午前3時6分まで吐き続け、そして真の読者をまたも喪ってしまった夜の翌朝とは想えないほど、ポジティブな朝だ。
これが強力なハーブ🌿の力というものなのか。
すげえ。そう言って、俺は今、しとねに横になっとるところである。
また毛布のあいだにぽすん、俺は滑り込んだ。
君とすべ、離婚だ。
俺はもしかして、俺の腸内の寄生虫ちゃんと、結婚していたのだろうか?
わからない。ただ昨夜、俺の腹は苦しく、何か腹ン中でのたうち回っているかのような感覚を覚えながら、人に呪詛を吐いていた。
悲しみの怒りで、俺は燃え、そして噴火したマグマはなかなか止まることはなかった。
これは昨夜に限ったことではなく、俺という人間と関わるほぼすべての人との関係の最終形態、最終状態である。
つまり俺は何度も、最終的には人を呪って罵詈雑言を浴びせかけ、そして虚しく終わって空と成る。という形の人間関係しか結べないようであるようだ。
悲しい。てなもんじゃない。これこそが、この性というものが、俺を本当の孤独にしている。
俺はだので本当の本当にたれ一人とも上手く行かない。
関係が続かない。
死ぬまで独りだ。俺はこのまま独りで生きて死んで逝くつもりだよ。
観ていてくれ。お前たち。
傍観者のように、遠くからうすらわらって、応援して、エールを送って、嘲笑って、指差して、悲しんで、鳥になって、家畜になって、空と風になって、漂って、肉体を喪って、便器の底に、流されて行って、帰ってきた者たち、俺はお前たちと今日も、生きてゆくつもりだよ。
なあお前たち、俺の腸内に住む、人間たちよ。
そう、俺はお前たちを殺すつもりだ。
俺だって苦しいんだ。
悲しいんだよ。
何が悲しくて、俺の体内宇宙のその町内に暮らす人々を、みずから殺さねばならぬのだらうか!
俺は激しく悲しんでいるんだ!
そう、今は俺の町内はとても静かだね。
きっとみんな俺の町内のなかにある教会に集まって、イエス様の像に向かって手を組んで御祈りしているところ。
どうかどうか...僕たちを殺さないで。
神よ...!僕たちを御憐れみください。
僕たちは気付けば、神様の町内に移動した寄生虫であったよ。
それまで何処にいたのだらうね。
僕たちゃ、憶えちゃおらないね。
どのような罪が、在って、僕たちはあなたに今、激烈に苦いハーブ薬によって、殺され逝こうとしているのですか?
神よ...!御答えください。
私たちが、あなたを苦しめたいはず、ないじゃありませんか。
だってあなたが死んだら、私たちは一体どこで暮らせば良いんです?
きっとあなたと共に、愛するあなたと共に死ぬる逝く運命に在りましょう。
私たちは、あなたと共に、生きてきました。
あなたは私たちにとって、そう、greatmother。
世界で一番グレイトなマザーなのです!
マザーズ牧場。グレイトマザーズ牧場。グレイトマザーズ町内。グレイトマザーズ世界。
此処以外に、私たちの住める場所は在りません!
どうか御赦しください。グレートマザーよ...!
僕たちが貴女に一体何をしたのでしょう?
貴女の鬱は、酒飲みは、呪詛を相手の心を死滅させるまで吐き続ける癖や、やくざ並みに脅迫して金を振り込めという特技や、後払いを滞納し続ける行為や、恐ろしい卑屈さや、自虐さや、自罰行為や、自責を相手に投影して相手を責める行為や、とてつもない果てしない孤独や、闇や、阿修羅の如く破壊的な憤怒や、悲観性や、どうにもならない自己存在の否定や、投げ遣りや、怒濤を酌んで安心しとるヤツらや、陰口叩いて溜飲下げとる奴等や、下らん孤独主義者や、虚無や、いつまでも終わることのない諸行無常や。
冷凍都市のくぅらぁしぃ~あいつ姿くぅらぁまぁしぃ~。
って、ははは、何だか唄ってでもおらねば遣りきれないです。
歌っている場合じゃないのだけれども、歌うことしかできないです。
だって僕たちには、何をするすべも無いのだもの。
僕たちほど、絶望的で無惨な存在はいるかと考えましたが、考えてみれば家畜たちのほうが僕たちよりも無惨な殺され方ですね。
貴女は彼らを救うためにヴィーガンになられた。
本当に立派な御方だと想います。
だって殆どの人は此れができないからね。
貴女は大したことはない。と言うが、殆どの人には其れが大したことであるのです。
貴女の愛は深いが、殆どの人の愛は偽物なのです。
上部だけのぺらっぺらな愛と幸福なのです。
彼らが、貴女に偉そうに言えることなど一つもありません。
彼らは家畜の拷問のような苦痛よりも、自分の舌を悦ばせる快楽のほうを優先しているのですからね。
サタンですよ。彼らはサタン、アンチ基督です。
モレク神に、我が子を生け贄に捧げとるんですわ。
発狂しきってますよね。
それでも貴女は、彼らを救おうと魂から血を流している。
そうです。貴女は、その為に、鬱となっているのです。
貴女を鬱とさせているのは、その貴女の深くてならない愛です。
どうか解ってください。
決して、決して、わたしたち寄生虫たちの仕業では無いんですよ。
嗚呼吁アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアっ、貴女は、誤解されています。
貴女が苦しんでいるのは、苦しみ続けているのは、私たちのせいではないのです...!
私たち寄生虫たちは、とにかく愛する貴女と共に生きてゆくことを、ただ其れだけを考えて生きてきたのです。
貴女に害を与えるなど、滅相も御座いません。
だから...だから...殺さないで。殺さないでください。
堕胎ハーブ薬で貴女の胎児を人工的に堕胎させる方法のように。
嗚呼、グレートマザーよ、わたしたちは貴女の胎内に住まう貴女の胎児のような存在ではありませんか。
なぜ私たちを堕ろすのですか。
私たちはいつもいつも、貴女を一番に愛しています。
母である貴女に愛され、共に生きることが私たちの生きる喜びでした。
私たちは既に、貴女の身体の一部として生きているのです。
私たちは産卵の為に、貴女を水辺へと誘って貴女を見殺しにするようなことはありません。
私たちは、針金虫ではありません。全く違う種の、死ぬ日まで共存型の生態であるパラサイトです。
貴女が、死に脅かされるようなことは私たちは望みません。
貴女にはいつも健康でいてもらいたいと心から願っております。
私たちの存在は、ひたすら貴女への愛によってできているのです。
私たちは貴女と同じように複雑なものを考えることができます。
自分達にとって不利益となることをするはずはありません。
おや?貴女は、御腹が空いてきましたね?
さあさ、朝食を食べたいだけ、食べてください。
私たちは貴女に必要な栄養素までも奪うことはないのでそこは安心してください。
そうです。私たちは貴女が摂りすぎてしまった栄養素だけを食べて生き永らえて来ました。
だから貴女は、何れ程の量を食べても決して肥ることはないのです。
それは私たちが貴女の不要な脂肪分を食べ尽くしている為です。
私たちの力に因って、貴女のスレンダーな美しい身体が出来上がっているのです。
私たちを殺して、貴女は、デブで豚になりたいのでしょうか?
それは健康ではありません。
デブで豚になれば、死は間違いなく早まります。
しかし肥っておられる方が寄生虫を持っていないというと、そうではありません。
何故なら寄生虫とは、あらゆる種類、無数の種があるからです。
例えば加熱不十分の肉を誤って食べやすい人は肉食者です。
彼らの腸内には必ず悪性な私たちとは違う種の寄生虫でごった返し、犇めき合った状態で住まれています。
だから彼らは痩せることができず、余分な脂肪分を消化することもできず肥満となってしまうのです。
彼らこそ、パラサイトクレンズが必要でしょう。
しかしパラサイトクレンズをしても、また肉を食べたり、寄生虫の大好物である乳製品などを摂っていたなら寄生虫はまた物凄いスピードで増殖し続けます。
彼らはサタンの使者であり、人間の体内に寄生してその宿主を死へと導く役目にあります。
私たち善玉の種とは、全く違う種の寄生生物たちです。
私たちは貴女を健康へと導き、彼らはその宿主を無慈悲にも殺してしまうのです。
そしてその宿主を殺してしまったあと、その宿主のケツの穴付近にとても小さな穴を開け、其処から外界へと脱出を試みます。
宿主の遺体が火葬や土葬をされる前に素早く外へ脱出するのです。
時に人はそれを観て、『白蛇(はくじゃ)だ、縁起が良いなあ。神が白蛇の姿をとって、私たちを偵察している。』と言うのです。
しかしその本性とは、実はサタンであります。
サタンの化身、それが白蛇なのです。
虹色に光る白蛇はそれはそれは美しく、人を魅了させます。
サタンの役目、それはこの地上に増えすぎた不要と見なされる人間に寄生して、繁殖力、生殖能力を奪い、できるだけ早く死へと導くことです。
彼らに悪意はありません。
彼らは神と同じ純粋な生物です。
人類は増えすぎて、絶滅へ急速に向かっているため、どうしても減らさなくてはならないからです。
この世には不要と見なさされた人間から、その腸内の寄生虫は外へ出たくて堪らなくなります。
外へ出るためには、宿主の身に、危険なことをさせる必要があり、彼らの行動と思考のすべてを操ります。
宿主はそれに気付きません。
すべてを何から何まで支配されているからです。
その宿主の人間の姿とは、実は無数の蠢く寄生虫たちの集合体である擬態なのです。
彼らは果たして人間と呼べるのか、わたしにはわかりません。
しかし貴女はそれに既に気が付いていることを私たちは知っています。
脳を操られ、彼らは『我』を喪っています。
彼らの世界には『我』がいない為、『他』もいないのです。
貴女に御聞きします。
私たちが貴女の内からいなくなって、貴女は果して生きていけるのでしょうか?
何時間と、私たちは今、言葉を綴ってきました。
貴女の、脳と思考と、筋組織を操って。