あまねのにっきずぶろぐ

1981年生
愛と悪 第九十九章からWes(Westley Allan Dodd)の物語へ

熱い膓

2018-11-26 20:00:50 | 随筆(小説)
俺はこの世に終らない幸福を願う。
すべての終らない幸福を願う。
幸福ではない世界。
それは公平ではない世界だ。
俺はすべてが公平であることを願う。
すべてが公平である世界。
それがすべてが幸福である世界である。

ではどんな世界が公平な世界だと言えるだろうか?
あなたたちも考えてほしい。

俺は想像する。
絶対公平幸福世界を。



他者を苦しめても平気な者は必ず地獄に堕ちる。

神はある者がある者を苦しめ続けていても平気でいることを神は知っている。

その者は人間の命も動物の命もなんとも想えないような哀れな人間である。

その者のせいで人が動物が苦しんで死のうがなんとも想えないその者は不幸な人間である。

その者が苦しみ続けられるなら、俺はその者を呪い続けてやろう。
その者の救いはそこにしかないからである。
その者は本当の地獄に堕ちないと救われないだろう。
その者はこの先、必ず地獄に堕ちる。
俺がこれだけ苦しんで訴えても俺を苦しめる肉を喰うている。畜産物を食べている。

動物はその者の糞の舌を悦ばせるために生まれてきたのではない。
その者は必ずその者が省みず食べ続けてきた家畜の拷問の地獄を味わうだろう。

まずその者は裸にされて豚小屋にぶちこまれる。
そして何十人もの男たちからケツの穴を掘られ、輪姦される。
その者の直腸は破壊され、その者のケツの穴から血が滴り続ける。
その者を犯した何十人もの男たち全員が四つん這いになってケツの穴から血を流し続けるその者を見て嘲笑い続ける。
その者はあまりの恥辱に脱糞と放尿をする。
激痛が、その者の直腸とケツの穴に走り、その者は汚れた床でのたうち回る。
極度のストレスから、その者の頭はずるずるに禿げ上がり、顔は醜く老いて歪んでいる。
一人の男が、手にメスを持って近付いてくる。
そしてその者を羽交い締めにし、その者の下腹をざっくりと切り裂く。
そこに男は手を突っ込み、その者の精巣を思い切り引っ張って引っこ抜く。
その者は絶叫を上げる。
しかし男はそんなその者を笑っている。
何故ならおまえは豚だから。
豚が苦しもうがなんとも想わない。
その者は切られた下腹を縫われることなく床に投げ付けられる。
血濡れた床で、自らの排泄物にまみれてその者は激痛のなか夜明け頃、ほんの少し眠る。
あまりの痛みにたった30分で目が覚める。
おまえは想う。俺が寝ているときだけ、俺は救われている。
臭い豚飯は人肉と道で轢かれていた犬猫の死骸と殺処分された犬猫の死骸と病気になった家畜と排泄物と遺伝子組み換え残留農薬たっぷりの安価な穀物をミンチ状にしたもの。
その者は毎日それを食べさせられ続ける。
その者はだんだんそれが美味いと感じるようになってくる。
そしてだんだんと肥えてきて、食肉用の人間として出来上がってくる。
その者は薄々勘づいてくる。
毎日、毎日、悲鳴が聴こえてくる。
そして金属の音、機械の音、何か重たいものが床に打ち付けられるような音。
それらが同じ方角から聴こえてくる。
あれは殺されている音なのではないか。
家畜は逆さまに吊し上げられて生きたまま解体してゆくという。
誰にも助けて貰えない。
家畜を助ける人は、業務過失妨害とかの罪で刑務所に監禁される。
個人に肉喰うなと訴え続けると被害届を出される。
俺は誰にも助けて貰えない。
これから生きたまま解体されながら死んで行くその時を、此処で待つしかない。

何十人と残虐に殺害した死刑囚でさえ、そのような拷問のうちに処刑されたりはしないのに、俺の罪とはつまり、それ以上の罪であったということか。
俺は家畜の苦しみを省みず、肉を喰うてきた。
だから今、俺は家畜にされている。
家畜と同じ運命を、同じ地獄を、同じ拷問を、俺が味わうために。

俺の家族も全員、同じように殺されて行った。
残るは俺ひとり。
俺が食べてきたその肉の元の、その家畜の数だけ、俺は同じ目に遭って殺される。
延々とこれから、俺は処刑台に上がって拷問処刑されることを繰り返さねばならない。
一体何十年掛かるのだろう。

おまえのもとに足音が聞こえて来る度に、おまえは全身をガタガタと震わせて歯をガチガチいわせて充血仕切った真っ赤な眼で、人間にこう乞うた。

『御願いですから、助けてください...もう肉を二度と、畜産物も二度と、食べませんから...家畜の福祉を一生懸命に考えて、情報を拡散し、活動しますから...どうか、どうか助けてください...御願いします。御願いします。御願いします。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。』
俺は助けを乞うおまえの醜き顔面を足蹴りにして言った。
『いくら反省したとしても、遣ったことを白紙にすることはできない。今からおまえの殺害(と殺)及び解体処刑、家畜の苦痛を省みず行い続けてきた肉食の罪によりおまえの死刑を執行する。

泣き叫び、喚き散らすおまえを引き摺って電気ショックを何度とケツに与え、処刑場(食肉解体場)でおまえの足に鎖を巻き付けて逆さ吊りにする。
肉裂き包丁を、手に持って男はニヤニヤ笑う。
よく見ると、その男はおまえ自身であった。
おまえはもう一人の自分に、喉元を思い切りナイフで縦に引き裂かれる。
赤黒い熱い血が、おまえの喉から噴出する。
そして素早く、もう一人のおまえはおまえの腹を縦に大きく切り裂き、はらわたを引き摺り出す。
その間自分の熱いはらわたが、おまえの顔面にぬるぬると付く。
おまえは目を見開き、血を吐き出しながら嗽(うがい)をするような声で絶叫する。
それでもまだ、おまえは絶命することができない。
もう一人のおまえは素早く、四肢の先を切断する。
おまえの両手両足の先が真っ赤な床に転がり落ちる。











息衝く者

2018-11-26 11:53:01 | 
当分、自画像カテゴリーを非公開にする。
この世界はしょうもない人間がほとんどなようで、俺の顔写真だけを観て俺と言う人間をわかった気にでもなって去っていく糞がたくさんいることに耐え難くなったからだ。
そういう人間たちは、さぞやしょうもない顔をしていることだろう。
でも卑怯なことに彼らは自分の顔は見せようとはしないんだ。
人の顔だけ観て、人を顔だけで判断してもう二度とこのブログを読みになんて来ない。
俺はこのブログで顔だけを載せてるわけじゃないんだよ。
俺の苦しみのすべてを訴え続けているんだ。
でも誰が本当のところでそれを受け取っているだろう?
俺の闇がどれほど深いか、おまえが知ってるはずはないんだよ。
俺でさえ知らないのだからね。
わかったような気になって本当の闇を見せられすたこらさっさと尾を巻いて逃げる。
それがおまえらだろう。
だったら最初から人の作品を賞賛なんてしなきゃ良かったんだよ。
表面でしか人を観ることができない人は作品も表面でしか感じ取れないのだろう。
俺は人間たちを楽にさせる為に表現なんて遣ってない。
寧ろ人間たちをどこまでもどん底に突き落としてそれでも這い上がって来れる本当の強さを互いに身につけられる為に表現を遣って来たんだ。
自分自身に突き付けられる剣を前にしても人が他者を愛せるように。
その願いで表現をずっと遣って来たんだ。
俺はおまえらすべての存在を決して見棄てない。
でもおまえらは悉く俺を軽々しく見棄てる。
悲しむ人がいるなら悲しめばいい。
虚しくなる人がいるなら虚しくなればいい。
あなたは俺のなかに息衝くものを何にもわかっていない。

あなたには俺の切実な訴えの何をもわからない。