50歳とか言っても、まだまだ全然若いと、藤井麻輝みたいな人を見ると思いますね。
純粋で仕方ない人って年取らないですよね。
感情を抑えることなく人々の目も気にせず外に出したり。
そういう人はたびたび人を困らせ傷つけて苦しめてしまう。
でも裏がないから憎めない、孤独だけれど人に愛されやすい。
すごく魅力的だなと思います。
でもそういう人はなんでも表に出すので、時に取り返しのつかないことをしてしまう。
感情に正直で、それを誰に対しても隠すことが苦手な人がいるんです。
藤井麻輝見てると、まるでうちの兄を見てるみたいに思えてくる。
見た目も雰囲気も性格も似てる。
私も兄にさんざん言われてきました。
でもそれは愛情の裏返しなんだと私はよくわかっています。
本音をあえて言う、それは実は相手に対する愛情なんだと私は思うんです。
相手は確かに傷つく、私も相当傷ついて、無意識のところでトラウマにもなっているかもしれない。
でもそんなあまりに不器用な愛情でしか人を愛せない人がいるんです。
私はそんな兄のことが今でも大好きだし、家族だけれどそんな兄は美しいとさえ思います。
なんでかというと、そんな人は感情を表に出し人を傷つけるたびに自分自身も深く傷ついている人間だからです。
相手を傷つけるとわかってても、それがやめられないんです。
藤井麻輝は今とんでもなく苦しんでると思います。
スピリチュアルの世界では親が子供の魂の成長のために自分が早くに死ぬことを生まれる前から決めて生まれてくるんですよね。
藤井麻輝と森岡賢の縁もそんな深い縁なんだろなと思います。
森岡賢の深い愛情がこんなに藤井麻輝を悲しませる結果になったんじゃないかと思います。
人間の運命というのはすごく悲しくて、素晴らしくて美しいです。
昨日はここでダウンしてしまい更新できませんでした。
森岡賢と藤井麻輝はSOFT BALLET(ソフトバレエ)ってバンドで遠藤遼一がボーカルで86年から活動してたのですが
81年生まれの自分はほぼ存在を知りませんでした。
でも聴いてみると「BODY TO BODY」って曲を覚えていました。
Soft Ballet - Body to Body
ちょうどその時代で彼らと同年代の姉に昨晩訊いてみましたところ、やっぱし「ソフトバレエならアルバム、2,3枚持ってるで」と返ってきました。
当時でもSOFT BALLETは他とはちょっと一線を画した変わったバンドという印象があったようです。
平沢進が大好きな私はヒラサワと最近一緒にライヴをやっていて、インタビューなどを読むと二人とも大変苦労してきたことを感じられ、結構気になっていて陰ながら応援していたminus(-)のメンバー森岡賢の訃報を聞いてショックを受けたのですが、心配なのは残された藤井麻輝という50歳にしてあまりに純朴な男のことです。
東日本大震災が起きて「音楽で復興を」と叫ばれる中に、それよりまず原発に行って働いて助けになろうと考えるミュージシャンが一体この世界に何人いるか?
信じられないくらいに捨て身で真面目で人情味に溢れた人間です。
結局家族に反対され建築現場で働きだしたが、なんでも完璧にやりこなそうとする彼はいい加減に仕事をこなす人間たちと衝突し、その後、山に籠ってすべての人間との連絡を絶ち、山を歩き飯食って寝る、という考えられない生活を約7か月過ごす。
スマホ・SNS・ネットが手放せられない人がほとんどと思えるこの時世でよく7か月もそんな生活ができたなと思いますね。
SOFT BALLETのデビューアルバム89年の「EARTH BORN」を今聴いていますが、youtubeで観たときはちょっと古さを感じたのが、じっくりとアルバムで聴くとかなり良いんだよなぁ……。
平沢「前に1度一緒にライブをやったけど、あれは面白かったな……自分の曲がソフトバレエによってアレンジされていくというのがね」 藤井麻輝「僕も面白かったです」 平沢「また一緒にできるといいよね」('93)
— 平沢インタビュー記事bot (@hrsw_kiji_bot) 2016年4月28日
昔にも一緒にやってたんですね。
minus(-)のアルバム、お金なくても買っときゃよかったと今更後悔しています。
愛が深いほど傷つけてしまうことがあるんです。
それを、私は言いたい。
傷つき果てているであろう藤井麻輝にも言いたい。
がんばれ、がんばれ、と多くのファンと一緒に心の奥から振り絞った声で声援を送っています。