あまねのにっきずぶろぐ

1981年生
愛と悪 第九十九章からWes(Westley Allan Dodd)の物語へ

わたしたちの一生

2018-04-08 18:00:49 | 人類の苦痛の根源

今、この瞬間から、わたしとあなたは、一羽の鶏になってみましょう。

鶏は、ものすごく個性があって、一羽一羽違う顔をしているのをわたしとあなたは知ります。

鶏は、100羽以上の仲間を認識し、顔の特徴を見分けることもできます。

わたしは、あなたという鶏を見分けることができますし、あなたもわたしという鶏を見分けることができます。

わたしたちは、憶えたカードを沢山のカードの中から選び出すことができるほど賢い鳥です。

母鶏は、卵を一時間に5回も揺らして卵に語りかけます。

雛鳥たちは、自分でねぐらを作ることができるほどになるまでは母鶏と一緒に寝ます。

雄鶏は見張り役を担って、捕食者が迫ると警告音を鳴らして仲間を護ろうとします。

母鶏は、雛鳥と離れても雛鳥に捕食者が迫ると雛鳥を護り、相手が凶暴なワシやキツネでも撃退することもあります。

わたしたちは、砂浴びがとっても大好きです。砂をいっぱい浴びたり、土に身体を擦り付けるのがとても気持ちが良いです。こうすると、羽根を清潔に保つこともできるのです。

わたしたちの砂浴びタイムは、人間のお風呂のようなリラックスタイムです。

 

 

 

鶏の砂浴び

彼女はわたしたちの仲間の小春ちゃんです。グルグルグルルルルルルゥという低い鳴声は人間の「ここちがいいな~」ということを言っているのと同じです。

 

 

 

わたしたちの嘴(くちばし)は、人間に例えるなら手のようなものです。餌を探して食べるのにも、水を飲むのにも必要です。周囲を探索するためにも使います。

わたしたちは一日に一万回から一万五千回も、地面や草をつついたり探索をして餌を探して過ごします。

わたしとあなたは、餌を探して探索していると、仲間たちの声と匂いを感じ取りました。

ある一つの、工場の中にわたしとあなたは入り込み、一つの籠の中に入ると、籠は色んな場所へと運ばれ、あらゆる光景を目にしました。

 

 

【閲覧注意】生まれた瞬間シュレッダーにかけられる数万羽の雄ヒヨコ! 生きたままグチャドロミンチに

 

 

 

 

日本の養鶏場

 

 

 

卵の裏側 2016年日本の養鶏場

 

 

 

あなたのから揚げになったのは、このニワトリたちです

 

 

 

2016年日本 食鳥処理場 鶏のと殺(屠畜)

 

 

 

ブロイラー 肉用に飼育される鶏

 

 

 

日本の鶏のと殺(屠畜)場(食鳥処理場)の多くが意識のあるまま首を切る

 

 

 

鶏のと殺(屠畜)方法の改善を。懸鳥作業

 

 

 

 

卵の裏側 ニワトリの苦しみが明らかに。

 

採卵鶏の一生

 

 

 

採卵養鶏場から保護されたニワトリ あおい

 

 

 

採卵養鶏場から保護されたニワトリ メイ

 

 

 

採卵養鶏場から保護されたニワトリ 梅

 

 

 

 

わたしたちの仲間たちは、人間たちに一体どんな酷いことをしたのでしょうか?

どうしてこのような目に合わされ続けているのか、考えても考えても、わかりません。

わたしたちが入り込んで、抜け出せなくなってしまったこの籠は、いったいどこへ向っているのでしょう?

だんだん寒く、凍えるほどに苦しくなってきましたが、抜け出せる手段がまだ見つかりません。

それに、外も中も真っ暗で、どこにわたしたちがいるのか、まったくわからないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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