あまねのにっきずぶろぐ

1981年生42歳引き篭り独身女物書き
愛と悪 第九十九章からWes(Westley Allan Dodd)の物語へ

人間は、人間を食べさせられてきた。我々の悍ましき悔い(喰い) 弐

2019-05-31 21:39:39 | 人類への警告
Christ's Descent Into Hell  by Hieronymus Bosch
 
前回の記事
 
 
に引き続き、では今から、人類が知らず識らずに”共喰い”をさせられ続けてきたことの情報と、その可能性についての情報と、その結果、我々人類を、どんな地獄の落とし穴が待ち伏せているかを、ざっと、転載とURLによって、載せてゆきます。
(今までの記事に載せたURL情報も含まれています。)
 
 
以前、私たちが一般に接種させられているワクチンにMRC-5という「人間の胎児の細胞」(もちろん堕胎された死体から)をベースにしたものが使われていることを書きましたが、似たような技術が食品業界で使われており、実は私たちは、そう言ったものをずっと前から知らずに食べさせられていたのです。
すでにご存じの方はもう、すでに食生活を切り替えておられるかもしれません。
 
日本の「味の素」は、人口甘味料の技術の特許を持っており、「アスパルテーム」や「アセスルファム」などの名前でさまざまな食品製造業者に売られ、加工食品に入っています。
アスパルテームは、アメリカの国防省が化学兵器開発の過程で見つけた物質が元になっていますが、企業秘密で公開されていませんが、原料は大腸菌を遺伝子操作して出た菌の排泄物です。
アリの巣にアスパルテームを入れると死ぬことから、殺虫剤として使っている人が多いことも書きました。
 
「味の素」や「アミノ酸」などの調味料にさらに、「風味」を加えるために原料として食品業界が使用しているのが「HEK293細胞」という「ヒトの胎児腎細胞をアデノウィルス遺伝子により変容させて樹立された細胞株」です。
 
「ネスレ」(日本にも系列会社がたくさんあります)やクラフト食品などは、スープの調味料としてこれを使用しています。以下は、オンラインの医学書による説明です。
 
 
実験医学オンライン
 
そういう風に言葉で言われても分かりにくいので、一応、写真を貼り付けておきますね。
これです。つまりですね…堕胎された(殺された)胎児の細胞から作った物質が私たちの食べ物の隠し味として入れこまれているということです。
 
 
マーコラ博士によると、「味の素」もこれに似た物質をカップヌードルなどの加工食品に使用していると指摘しておられます。
(アメリカでも、これは法的に「天然調味料」と書いても大丈夫なのです。死んだ胎児は「天然由来」ということでしょう。日本でも表示を規制する法律がないため「アミノ酸」としか書かれていません。加工食品のほとんどにアミノ酸が入ってますし…。)
 
 
 
「ペプシの奇怪な世界:低カロリー清涼飲料と関係した胎児の細胞をめぐってボイコットが起きる」
 
 
この事実は、2011年の段階でアメリカでは、CBSニュースで取り上げられ、「セミノックス(SEMINOX)」というバイオテック会社が堕胎された胎児の細胞を原料に作った調味料を、ペプシの低カロリーー清涼飲料に入れていることで、ボイコット運動が起きていました。
こちらがその会社です。この会社と契約しているのが、ペプシだけでなく、日本の「味の素」や「ネスレ」です。
 
この件が大問題になった際に、ペプシが「商品そのものには堕胎された胎児の細胞そのものは入ってません」と否定したのですが、調味料の開発の際に胎児の細胞を使用していることを逆に認める形になり、この件が事実であることが明るみに出ています。
 
また、セミノックス社は、特許の出願書に中絶された胎児の腎臓が使われたHEK293細胞を使用したことを記載したことが知られています。
(日本でもアメリカでも生まれる前の胎児には人権を認めていないので、残念ながら法的に問題になっていません。)
 
つまり、死んだ胎児の細胞そのものは入れ込んではいないけど、調味料の開発の際の原料として使っていることが確認されているので、二次的にであっても、私たちはそのエッセンス(情報)を知らずに体内に取り込まされているのです。
 
こういった甘味料や調味料は、低カロリー、微糖、ダイエット〇〇、シュガーレス、甘さ控え目などのキャッチフレーズとともに、お菓子やスープ、飲料などに入れ込まれています。
最近、日本の漬け物に甘味料としてアスパルテームやアセスルファムが使われ、「アミノ酸」という名の謎の調味料入りのものが主流になってきています。
 
これまで、地球を操る闇の勢力というかグローバリストによる幼児性虐待や人身売買や世界の支配層が受け継いでいるドラキュラ伯爵の血筋、胎児の臓器売買問題などについて書いてきましたが、私たちは実はすでに胎児の臓器を原料にして作られた調味料を食べることで、彼らとエネルギー的に似たようなことをさせられ、「共犯」にさせられてきたのです。
 
私たちが「美味しい」と思って食べていたものの原料は、それは私たちが大切に育まなければならないはずの赤ちゃんの体の一部だったのです。
 
つまり、私たち人間の生命を大切にしない
 
「共食い」と「弱肉強食」=美味しい
 
という図式を知らず知らずのうちに体に刷り込まれていたのです。これは、食べ物による「死んだ赤ん坊は旨い」という無意識の洗脳と言えます。
 
 
 

 
 
 
風味増強剤は中絶した胎児の細胞から作られる
https://1tamachan.blog.fc2.com/blog-entry-9754.html
 
 
こうして新たな風味料は中絶した胎児の細胞から作られる
http://articles.mercola.com/sites/articles/archive/2013/03/17/senomyx-flavor-enhancers.aspx


何年間にも渡り中絶反対の活動形は中絶した胎児の細胞を製造過程で使う、甘味料や塩味調味料に警鐘を鳴らし続けてきました。

この斬新な過程を使っているバイオテク会社のセノミックスはペプシ、味の素(アスパルテームやミートグルのメーカー)、ネッスル、その他の飲料の製造会社と過去数年にわたって契約してきました。

当初の多くの加工食品のゴールは砂糖や塩の含有量を減らしながら食品や飲料の味をよくすることでした。

一方セノミックス社は加工の過程の詳細を公表するのを拒みましたが、特許の出願書には確かに中絶された赤ん坊の細胞由来のHEK293として知られる人の腎臓の細胞が使われている事が書いていあります。

価値の無い腎臓の細胞は有りませんが、それは確かに最終的な製品に入っているのです。新たな風味料が、加工の一部で使われているかどうかは以下のような議論を生むでしょう。

これはまだ生産ラインに乗っています。2年前、中絶反対のグループが、中絶された胎児の腎臓の細胞由来の材料を加工の過程に使い風味付けしていると言って、ペプシ製品の不買運動に踏切りました。

中絶した胎児を生物学的な原材料に使うことにたいする問題にあなたがどんな信念を持っていようとも、生物学的に構築された風味料が安全であるかどうかの問題が残ります。

バイオテクノロジーは新たな風味料を使ってます

セ ノミックスはハイテク研究とビジネスの発展が「砂糖と塩を減らすために新たな風味料が貢献している。」といいます。
これらは苦味をブロックするようなモ ジュレーター・フレーバーや甘味や塩味を強めるようなフレーバー同様に、例えば甘味のフレーバーやクール・フレーバー等の新しいフレーバーを含んでいま す。

セノミックスは一部の人で後味に問題のあるステビアのようなハーブの甘味料、人工甘味料、ブドウ糖のコーンシロップ、に代わるような高力価の甘味料の開発にも携わっています。

こ れを達成するためには、セノミックスは「強化風味料」の特許を開発し、その化合物に「味の専売受容体ベースの検定システム」を使っています。
これは味をテ ストするシステムで、風味料の原材料がそれらの特許を得たレセプターと相互作用した時に、生物化学的な反応と電気的な読み出しがなされ、研究者にそれがフ レーバーとして利用価値が有るかどうかを知らせます。
セノミックスは次の様に言っています。

「フレーバーは香りと味の面でとても 大切な物質です。口の中で味のレセプターが食べ物や飲み物の中の風味料と相互作用し、その味の感覚を経験します。味のレセプターは、物理的に風味料の材料 が同質の鍵穴に結びつくか、もしくはそのチャンネルにイオンが直接味覚細胞に流れ込む事で、機能します。

これらの相互作用の結果、特定の味の感覚が登録されている脳に信号が送られます。現在認識されている味覚は、グルタミン酸ソーダのうまみ、甘味、塩味、苦味、酸味の5つです。

セノミックスは多くの人の味覚の要になっているキーレセプターを発見しライセンスを得ました。
フレーバーの原材料がレセプターと相互作用を起こす時に、我々は生化学的もしくは電気的な読み出しをするレセプターベースの検査システムに基づいて専売の味を作り出してきました。」

2011 年5月のニューヨーカーの記事によれば、ペプシのニューヨーク工場には、人が感じるのと同じ感覚をもった、信頼性のある人の味蕾をもったロボット配備して いるそうです。
味の検査ロボットを作る為に、ペプシ社の科学者たちは、培養細胞の中に味のレセプターとして知られる4つの遺伝子配列を注入した後、細胞が ロポットのコンピューターに組み込まれました。
人がやっていた味の検査をそのロボットがとってかわったので、一日に4万種類ものフレーバーのサンプルが検 査できるようになりました。


遺伝子組み換え風味強化剤は安全?

2011 年の6月に放送されたCBSニュースによると77のセノミックスの特許のうち70がHEK293に関連商品として提出されています。
これらは1970年代 に健康で中絶された人間の胎児の腎臓の細胞由来です。
HEKは腎臓由来の細胞であることが識別されていて、293は239番目の実験からの細胞由来という 意味です。

遺伝子組み換え技術を使って新たなタンパク質が産生される信頼性のある方法で、これらの細胞は何十年にもわたってクローンが作 られて来ました。
HEK293の細胞は、恐らくそれらはペプシ社で使われている味覚検査ロボットと同じく、人間の味覚レセプター細胞の様に機能します。
こ れはある細胞で発見され分離された味覚レセプターによりなされ、HEK細胞に加えられます。

HEK細胞は医薬品や細胞生物学の研究で、似 たような理由のために広く使われます。
しかしながら最初にHEK細胞が使われたのは、多くの人にとって確かに嫌悪感を抱かせる食品業界でした。
どうやって 新たなフレーバーが作られているかはまだ知られてもいない問題です。
CBSニュースでは次の様に報告しています。

「それではいったいペプ シがアピールしている新たなバージョンの魔法の原材料は何で、どうやって作られるのでしょうか?残念なことにこれらの質問には答えにくいそうです。セノ ミックスは、それらのフレーバーを風味料、もしくは原材料と呼びます。製品は会社のその他のプログラムと同じ様に舌の上のレセプターを引き金にして働き、 味蕾を甘味、塩味、涼味を感じるように錯覚させます。

それでセノミックスの秘密の原材料は安全?これも誰かの推測ですが、多くの強化剤は 通常安全だと認識されていますが、この意味は、会社自身が自社の査定をしてそれで万事OKと言っているだけなのです。
セノミックスはいかなる検査もFDA に提出することを要求されていないので、検査をしたかどうかも分かりません。

ペプシがどうやって同じ味を維持しながら砂糖を60%もカットしたかについての詳細を公表しようとしない限りは、セミノックスの製品は害があると疑う理由もありませんので、顧客は科学的に優位な完全に闇に包まれたソーダを飲むことになるでしょう。」


特に問題となる部分についてはラベルの表示は義務付けられていないので、将来的には恐らく問題になるでしょう。
それらが何であれこの化合物は、ほんのわずか の量が使われいるだけなので、その風味料はラベルに表示しなくてもいい事になっています。
それらは単純に人工的であろうと天然由来のフレーバーであろうと 一般的なカテゴリーの下に隠されてしまうでしょう。
つまりこのこの風味増強剤が使われていない様に見えるほうが、よりその製品が健康的に見えるということ です。

CBSの2010年の報告によれば、「セノミックスの風味増強剤は既にその時点で米国外でも販売されていました。
例えば、ネッスル は2010年までにグルタミン酸ソーダの風味増強剤をマギーブランドのスープ、ソース、調味料やインスタント麺に使っていましたし、味の素も中国市場での 製品に同じ様な材料を使っています。
これは少なくとも人工甘味料は以前と同じ甘味を作り出す必要があったということですが、これは良いものだと主張する一 方で、私は最終的にこの風味増強剤は、代謝学的、生物学的に複数の悪い作用を持っていることが明らかになるのではないかと、疑っています。

本物の食品を食べようさもないと大変な事に!

加 工品の代わりに自然なホールフーズを選択したほうがいい理由は多くありますが、しかしながら、もっとも主要な理由の一つはジャンクフードはガンを発症させ てしまうリスクを高める毒物が沢山含まれている事です。
とにかく味蕾を操作するセノミックスの製品が長期に渡り健康的で安全だ評価する医学的な研究は何も 行われていません。
例えば、なぜ人工甘味料が宣伝されているように働かないかの理由を示す現在得られる根拠では、甘味の味そのものは我々がまだ完全に理解 していない代謝の機能の中に結びつきます、その結果人工甘味料製品はしばしばゼロカロリーを吹聴していますが、実際にはそれが使われた時には、砂糖を使っ た製品よりも体重増加が著しくなってしまうというような事が挙げられます。

今日の加工品、既製食品やファーストフードのレストランを忘れ 去ることは簡単で、実際に食品の製品の歴史という点において急速な変化になるでしょう。
我々が今日食べている食品は本物の食品とはかなり違っています。
多 くの製品は沢山の添加物を含み、栄養価値のないつなぎを含み、意図的に隙間を取り去り実際のものよりも多く見えるように意図的にデザインされています。
多 くの添加物は気分、行動、代謝機能、生化学的に悪影響が有ります。

現在検査されていない技術を使った風味増強剤が導入されて、よりクリー ンであるというラベルを貼られた加工品が安全で健康的で有るかどうかに疑問が残ると思いますが、セノミックスの風味増強剤はほんの微量しか使用されないの で、FDAが通常の食品添加物として安全性を認可する過程が要求されていないという事を覚えておいてください。

我々が現在食品ベースでさ えない加工品を沢山食べれば食べるほど病気が悪化するのです。
大多数の我々の食べ物が、かつての人類史上決して食べることのなかった物質を含み高度に加工 さた人工的な食べものであるときに、どんな種類の遺伝子の突然変異や機能障害を我々や次世代に作り出しているかは誰にも分かりません。

どうやって食べ物の香味を自然に増すか?

何 を食べるか選択する時は、それが本物の食べ物かどうか見極めることを強くお勧めします。
食べ物は生命の栄養と同じである事を覚えておいてください。
栄養は つまり貴方の細胞の一部に代わり、あなたを最適な健康状態に導き生命を維持します。
あなたをサポートするために私は、初心者のレベルからステップバイス テップで上級者のレベルへと進むことが出来る様にフリーの最適な栄養プランを作りました。

本物の食べ物は美味しいので、本物の食べ物を食 べる時には、セノミックスの技術によって増強された食べ物とは対極で、人工的で、実験室で作られた風味料増強剤は必要ありません。
事実加工食品の味は有益 な科学の人工的な風味料、増強剤、添加物で味が良くなっていますが、それらなしでは加工食品は寸断されたダンボールの様な味になってしまうでしょう。

本物の食品は本来活き活きとした色で、キメが細かくとても風味が有ります。
食事にもっと風味が欲しい時には、自然は素晴らしく美味しく、もっと健康的でもある自然なハーブやスパイスを用意してくれています。

(翻訳終了)
 
 





BSEの起源はクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)

 
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連続講座
霊長類フォーラム:人獣共通感染症(第167回)09/11/2005
BSEの起源はクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)

 BSEの起源については、これまでにいくつかの仮説が提唱されていますが、いまだに謎のままです。そのような中で、英国ケント大学のアラン・コルチェスター(Alan C.F. Colchester)と彼の娘、エジンバラ大学獣医学部のナンシー・コルチェスター博士(Nancy T.H.Colchester)が、最近のランセット誌にBSEはCJD由来という新しい仮説を提唱しました。(The origin of bovine spongiform encephalopathy: the human prion disease hypothesis. Lancet 366, 856-861, September 3, 2005. )
 その概要をご紹介します。
 1960年代から1970年代にかけて、英国では数十万トンもの哺乳動物由来の全骨、砕いた骨、死体のさまざまな部分を肥料や動物の餌の原料として輸入していました。その50%近くはバングラデシュ、インド、パキスタンからです。インドとパキスタンでは農民が大きな骨や死体を川から集めて売っていましたが、その中には動物だけではなく、かなりの量の人の死体も入っていました。ヒンズー教徒が死体をガンジス川などに捨てる習慣があるためです。著者はすくなくとも1950年代後半から、動物の骨などに人の死体が混ざったものが輸出され、それは現在も続いていると推定しています。実際に、カルカッタのディーラーが人の骨をインド、パキスタン、米国に輸出したことで告訴されたという報道もありました。
 1960年代には、フランスとベルギーの港でインド亜大陸からの動物由来副産物の中に人の成分が見つかり、これらの地域から輸入する動物を原料として用いていた英国の飼料会社に警告が送られたことがあります。
 これらの背景をもとに、著者はなぜBSEが英国で発生し、ほかの国では起きなかったかを次のように考察しています。
  1. 英国は上記の時期にインドとパキスタンからの動物由来副産物の最大輸入国であったこと。
  2. 英国は牛に高蛋白飼料を与えて牛乳の生産量を増加させるための研究と実用化の面で世界のリーダーであったこと。
  3. 英国は肉骨粉を1-2週齢の子牛に与えていたこと。
 インド亜大陸でのCJDの発生状況はほとんど分かっていません。最初のCJD例は1965年に報告され、1968年から1997年の間に、インドでCJDとして登録されたのは69例でした。しかし、発展途上国では診断体制や報告体制が整備されておらず、解剖されることも稀です。そのため、この数は実際よりもかなり少ないのが普通で、著者は1960年代から1970年代にかけて毎年150例のCJD患者が発生していたと推定しています。インド国民の80%はヒンズー教徒なので、毎年120人のヒンズー教徒がCJDで死亡していたことになります。そして、その死体のかなりの数が川、とくにガンジス川に捨てられたと推定しているのです。
 CJDの牛への感染実験は行われたことがないため、CJDが牛に対してどれくらいの感染力があるかは分かりません。著者はCJDのサルへの感染実験の成績から、もっとも少なく見積もっても一人の死体には牛に対して約300 ID50の感染価があると推定しています。
 これらの状況証拠から著者が提唱した仮説は、以下のとおりです。
  1. BSEは人のCJDに由来する。
  2. 牛は輸入した哺乳動物原料に混じっていた人の死体から作られた餌を食べて感染した。
  3. 原料はインド亜大陸で、そこから問題となる時期に大量輸入された。
 これまでにBSEの起源としては、スクレイピー説、有機リン説、土壌細菌アシネトバクター菌による自己免疫説、アフリカから輸入した偶蹄類説があります。この中でスクレイピー由来がもっとも支持されてきた仮説です。英国政府のBSE諮問委員会は、このスクレイピー説を否定しましたが(本講座110回)、BSE起源に関する調査委員会は、有機リン説、アシネトバクター説、アフリカの偶蹄類説は考えにくく、スクレイピー説がもっとも可能性が高いと報告しています(本講座121回、131回)。しかし、スクレイピーの牛への感染実験ではBSEのような病気は見いだされていません(本講座136回)。
 著者は上記のいくつかの仮説と比較して、人由来説がもっとも可能性が高いとみなしており、その検証のために牛へのCJD接種実験を至急行うべきであると述べています。



 
今年に入って牛海綿状脳症(BSE)が2回も発生した。
8月に米国フロリダで非定型BSEが発生。
この発症牛は6歳齢であった。
10月には英国スコットランドで定型BSEが発生。
この牛は5歳牛であったが、飼料規制が行われているなかでの飼料を原因とする定型BSEの発生は、飼料規制が有効に行われていない可能性を示すものであり、憂慮すべきものであった。
 
 
 非定型BSEは飼料を原因としない発生原因が不明な弧発タイプのBSEであるが、毎年EUでは8例前後の発生が続いており、米国、カナダ、ブラジルでも発生が認められている。
このような非定型BSEも、人への感染性が認められている。
依然としてBSEに対する警戒が必要であることはいうまでもない。
 
 
 今、日本では30カ月齢以上の米国産牛の輸入を認めないという月齢制限が行われている。
それは、30カ月齢以上の高齢牛はBSEの発症事例が多いからだ。
8月にフロリダで見つかったBSE感染牛も6歳齢牛で月齢制限対象牛であり、日本に輸入されることは防がれている。
 
 
 しかし、驚くべきことに、2013年以降行われていたこの月齢制限が撤廃されようとしている。
舞台は食品安全委員会プリオン専門調査会。
今年4月9日から食品安全委員会は米国産牛の月齢制限の見直し評価作業を開始し、6回の審議の結果、11月15日に月齢制限を撤廃したとしても「人へのリスクは無視できる」との評価結果を答申した。
これによって月齢制限撤廃のお墨付きを与えたのである。
 
 
政治的事情
 
 
 この評価作業を食品安全委員会に要請したのは厚生労働省だが、背景には次のような政治的圧力があった。
 
 それは、本年1月に開催された日米経済対話事務レベル会合であった。そこでトランプ政権の要望として米国産牛の月齢制限の廃止が提起されたのである。
さらに、3月には米国通商代表部(USTR)が「2018年外国貿易障壁報告書」を発表し、そのなかで「すべての月齢の牛肉及び牛肉製品を受け入れ、市場を完全に開放するよう働きかけていく」と米国産牛の月齢制限撤廃を要求したのである。
 
 
 来年1月から日米FTA交渉を開始する安倍内閣は、交渉の障害になるような事項はできるだけクリアしなければならないとして、米国産牛の月齢制限撤廃を受け入れたのである。
そして行われた食品安全委員会での評価作業は、結論ありきであった。
7カ月の審議期間中に前述のとおりBSEが2回発生したが、食品安全委員会は、「情報が限られている部分がありますので、引き続き、類似の発生がないことなどを注視していく必要はあると思います」「疫学調査の結果を待ってからでないと、なかなか確かなことは言えないのかなと思います」などとして十分な議論をしなかった。
 
 
 国民の健康を守るためにも、厚労省と食品安全委員会の賢明な判断が待たれる。
 

           ハワード・ライマン&グレン・マーザー著       三交社 抜粋
                   

うちは4代続いた酪農家である。

 長年、牧場で汗と埃にまみれて働いてきた。モンタナの農場に育ち、20年もカウボーイをやってきた。そしてどうすれば牛が育つかを体で覚えた。当然、この国でどうやって肉が生産されているかもよく知っている。

もちろん私も多くの人たちと同じように、牛ステーキをこれまでにもたらふく食べてきたものだ。しかしあなたの目の前のステーキにいったい何が紛れ込んでいるか、それを食べたらどうなるかを知ったら、あなたは間違いなく私と同じベジタリアンになるだろう。


 もしあなたがアメリカ人で肉食主義者(ミート・イーター)なら、次のことを知る権利がある。それはあなたが食べたほとんどの牛に共通する真実のことで、つまりあなた同様に、牛もまた「肉を食べてきた」ということである。

牛がと殺(屠畜)されると、重量で言えば半分ほどは食用にはできない。つまり腸やその内容物、頭部、ひづめ、そして角などである。同じく骨や血も食べられない。そこでこれらは「レンダリング・プラント」(動物性脂肪精製工場)というところに運ばれる。そして巨大グラインダー(攪拌機)に投げ込まれる。

ついでに言うと、「病気で死んだ牛は丸ごと放り込まれる」。ほかの牧場で病死した牛以外の家畜も同じだ。

 このレンダリング・ビジネスは、今や年間24億ドル強という巨大産業になっている。ひどい病気に罹った動物や癌になった動物など、農場で死んだ家畜以外にも、毎年保護施設で処分された600万から800万頭ものペットの犬や猫たちが、ここに運び込まれる。

たとえばロサンゼルス市だけでも、毎月約200トンもの犬や猫の死体がレンダリング工場に送られる。それらは動物管理局によって捕獲されたのら犬やのら猫、そして事故で死んだ動物たちも混ざっている。

 この「混合物」はレンダリング工場でミンチに刻まれ、高温蒸気で「調理」される。

 そして、軽い脂肪分が表面に浮いてくるが、それは化粧品や潤滑油、石鹸、ろうそく、そしてワックス原料などに精製される。より重いたんぱく原料などは乾燥され、茶色の「肉骨粉」に加工される。しかしその4分の1は糞便である。

その「肉骨粉」は家畜の飼料と同じく、ほとんどのペットフードの増量材として使用される。これは農家で「濃縮たんぱく」と呼んでいるものだ。1995年だけで、こうした「残り物」がと殺(屠畜)場から約500万トンも出ている。それらが全米の動物たちの飼料として売られていく。私もそんな「エサ」を、何トンも家畜のために買ってきた。しかし、牛を牛に食わせているとは夢にも思わなかった。

   1997年8月、BSEいわゆる狂牛病への不安が巻き起こった。

 これに対し米食品医薬品局は新しい規制を発表し、牛などの反芻動物のたんぱく質を反芻動物に与えることを禁止した。しかし規制は形だけであったので、今でも牛たちは他のミンチになった馬や犬、猫、豚、鶏、それに七面鳥などの肉を食べている。

同じように死体から選別された血液成分から糞便まで食べている。全米で約9千万頭の牛が飼われているが、そのうちの約75%が日常的に、レンダリング処理された動物の死体から作られたエサで「栄養強化」されている。

   動物の糞便をエサに混ぜるのは当たり前のことである。

 なぜなら飼育業者たちは、糞便を処理するためにエサに混ぜて家畜に「食べさせる」のが、一番効率的な「処理法」であることを知っているからだ。畜産業全体で毎年排泄される家畜の糞便の量は、160万トンにも達する。そしてその一部は家畜に食べさせることで処分されてきた。たとえばアーカンサス州の平均的な農場では、毎年50トン以上の鶏の糞を牛にエサとして食べさせている。

ある畜産農民は、「鶏の糞がなかったら、俺の飼っている牛の半分は売らなければならん。他のエサは高くて買えないんだ。」と言っている。もしあなたが肉好きの「ミート・イーター」なら、あなたの食べる肉はその糞便を食べて育った肉であることを覚えておくことだ。

 病気になった不健康な動物を食べるとどの程度まで危険なのかは、よくわかっていない。

しかしある種の病気は、宿主から人間に感染することはわかっている。よく知られた食物感染は食物が糞便に汚染された結果、流行性E大腸菌によってもたらされる伝染病だ。毎年、約8000人ものアメリカ人がこの感染症で亡くなっている。食品の毒物汚染の約80%は、汚染された肉から発生している。


鶏の90%以上が工場で育てられている。

 エサもきわめて安価なものが与えられる。そして彼らの排泄物もエサに混ぜて与えられる。これは驚くほどのことではない。

そして、農務省の調査でも99%以上のブロイラーの死骸から、E型大腸菌が検出されている。さらに調査では、アメリカで消費されるチキンの約30%がサルモネラ菌に汚染されていた。

 サルモネラ菌のほうが悪名高いが、カンピロバクター菌は、1年間に200人から800人の死者を出すほど危険な菌である。このカンピロバクター症候群は痙攣や腹痛、下痢、発熱などを起こすが、非常にまれな麻痺性症状のグレイン・バレー症候群という疾病を引き起こす。

このバクテリアは、処方された抗生物質に対して急速に抗体を作ることでも知られている。つまり鶏の病気に対して投与された抗生物質によって、より進化し強力になったのだ。そのためにこれらのチキンは、しばしば塩素消毒の液槽に浸けられて消毒される。

 バクテリアの目指すゴールが人間に到達することであるなら、彼らは賢い選択をしたものだ。魚はふつうは、検査をほとんど免れており、牛肉や鶏肉よりはるかに簡単なチェックしか受けずに市場に出回る。

1992年の「コンシューマー・リポート」の調査によると、検査された魚の約半数がバクテリアに汚染されていた。これらの微生物は、人間と動物の排泄物に由来している。そして「疾病コントロールセンター」によると、米国では年間、32万件の食中毒事故が発生している。


あなたの食卓のテーブルに上がるまで、死んだ魚はおよそ2週間以上の日数が経っている。寄生するバクテリアは、あなたの自宅の冷蔵庫の中でも繁殖している。

 

医学界の重鎮たちが肉食の害を指摘している
 
 
肉だけに含まれている栄養素というのは存在しない。
肉に含まれている栄養素は、
他の食品からも摂取できる。
           ポール・トーマス
出典医学界の重鎮達も肉食の害を指摘 | 環境と肉食
 
 
※ポール・トーマス博士:
全米科学アカデミー出版「生きるために食べる(Eat fo life)」という本の編集者の一人。
 
 
人々は、動物性食品がもっとも良質のたんぱく源だと思い込まされているために、植物にこそ良質のたんぱく質が含まれている事を知らない。
土の中から成長するものはすべて、たんぱく質を含んでいるのである。
             ウィリアム・コナリー
出典医学界の重鎮達も肉食の害を指摘 | 環境と肉食
 
 
※ウィリアム・コナリー博士:オレゴン健康科学カレッジ栄養学部 学部長。
 
 
私たちは肉食の習慣を当然のことのように思い、
日常的に肉を食べているが、
人間は本来、肉食には適していない。

人間が動物を殺して食べるという食生活を続けると、
最後には動物が人間を殺す結果になる。

動物の肉は人間が食べるためのものではない。
人間は本来、植物を食べるようにできているのである。
          ウィリアム・ロバーツ
出典医学界の重鎮達も肉食の害を指摘 | 環境と肉食
 
 
ウィリアム・ロバーツ博士:医学博士。米ジョージタウン大学医学部教授。
国立衛生研究所 心臓病学主任。
また、アメリカ心臓学ジャーナルの編集主幹を務める医学界の重鎮。
(The American Journal of Cardiology)
(参考文献:Discover出版「ナチュラルダイエット/ハーヴィー・ダイアモンド著」)
 
 

狂牛病=変異型ヤコブ病:「人類で最も悲惨な病気。ガンやエイズとは比べものにならない」
 
変異型ヤコブ病:「人類で最も悲惨な病気。ガンやエイズとは比べものにならない」
京大医学部付属病院の福島雅典教授の指摘です。
専門家にここまで言わせる病気・・・・・・・ 想像を絶する病態

▲京大医学部付属病院の福島雅典教授は「アルツハイマーや若年性痴(ち)呆(ほう)と診断された患者にもBSE感染で発症する変異型ヤコブ病の患者がいる可能性がある」と衝撃的な指摘を行った。
 
▲変異型ヤコブ病の詳しい症状は意外と知られていないが、京大の福島教授は「人類で最も悲惨な病気。ガンやエイズとは比べものにならない」とし、こう解説する。
 
「破壊される脳の場所によって違うが、初めは数カ月にわたる進行性痴呆や視力障害、錯乱、めまい、無感情などの症状が見られ、次第に筋肉のけいれんや運動失調が起こり、最後は廃人となる。
若い人が犠牲になるケースも多い。
患者の大半は発病から約3~12カ月で死亡する」
 
福島教授は、異常プリオンに汚染された硬膜を脳外科手術などで移植して発病した医原性ヤコブ病のケースから、変異型ヤコブ病についても潜伏期間が(1)約4年(2)約10年(3)10数年など数パターンある可能性を示唆。
 
その上で、「正確に変異型ヤコブ病と診断するには、脳の生検か死亡後に患者の脳の病理解剖をするしかない。

症状としてはアルツハイマーや若年性痴呆、弧発型ヤコブ病と似ており、そう診断された中に変異型ヤコブ病の患者がいる可能性がある」と指摘する。▲
   
特にヒトの遺伝子型によってヒト狂牛病(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病、vCJD)は異なる発現をする
 

 
クロイツフェルト・ヤコブ病:5類感染症:全数把握疾患
http://www.kenkou.pref.mie.jp/kansen_guidebook_hp/7kansensyou/5-05CJD.htm
 
クロイツフェルト・ヤコブ病:5類感染症:全数把握疾患
(Creutzfeldt-Jakob disease)
病原体 プリオン(異常プリオン蛋白)
好発年齢 成人、高齢者
分布 世界的に分布
性差 特になし
好発時期 通年
県内及び国内における発生状況

・2017年の都道府県別届出状況(最新週報:今週届出数と本年届出数累計)
 わが国を含め、世界各国の弧発性CJD 有病率は同一で、人口100 万人対1 前後とまれな疾患である。(参考:IDWR感染症の話)
 2005年2月に国内における最初の変異型CJD症例(県外)が確認された。

感染経路 不明のことが多い。伝達性CJDの場合は、経口・静脈内・頭蓋内投与で発病する。

潜伏期間 2~30年
感染期間 異常プリオン蛋白が組織で検出される期間。病型によって異なると考えられている。
症状 病型は、孤発性CJD、家族性CJD、新変異型CJD、GSS、FFIに分類される。

○孤発性CJD、または家族性CJD: 進行性痴呆を示しミオクローヌス(単一の筋または筋群に生ずる短時間の稲光のような収縮)、錐体路または錐体外路症状、小脳症状または視覚異常、無動性無言を示す。

○新変異型CJD: 若年発症で、亜急性進行性痴呆を呈する。精神症状、異常感覚、小脳症状、ミオクローヌス、ジストニアまたは舞踏運動を示す(ジストニアは病気と病気のグループの名前の両方を意味する言葉で、その特徴は、身体の1つまたはいくつかの部分の筋肉が不随意に収縮し続ける結果, 身体のいろいろな部分でのねじれやゆがみが生じること。)。

○GSS(ゲルストマン・ストロイスラー・シャインカー症候群)
 進行性の小脳症状か痙性対麻痺(歩行障害等)のいずれかに痴呆を合併する。

○FFI(致死性家族性不眠症)
 頑固な不眠、記憶障害、交感神経興奮状態、ミオクローヌスなどを認める。

感染予防
感染管理
○脳脊髄液の糞便の取り扱いには特に注意が必要。
○接触感染、性行為感染の報告はない。
○ワクチンはない。
 
 
 

 続く。





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