山形弦楽四重奏団 第90回定期演奏会のチケットを販売中です。
山形市内の二ヶ所の楽器店、十日町の辻楽器店さま、七日町の富岡本店さまの御両店にてお取り扱いいただいております。
演奏メンバーへ直接お問い合わせいただきましても大丈夫です。
来年2024年1月22日、平日月曜日の開催となりますが、開演時間をこれまでよりも少し遅い19時といたしました。
多くの方からお越しいただけますことを願っております。
第89回定期演奏会を終えました。
会場へお越しいただいた皆様に心より感謝申し上げます。
そして今回ゲストとして参加してくださった犬伏さん、非常に楽しい時間を共に創っていただき、深く、深く感謝。
演奏では、当日の会場リハーサルの際に皆で交わした「オーケストラでは出来ないことをしたい!!」という言葉に互いに献身的に寄り添い、あんなことやこんなことや色々発現させたと思います。
お客様にいつになく多くの事象をお届けしたと思います。
今後、皆様からのお声を届けていただけましたら至極勉強になりますので、是非ともよろしくお願いいたします。
次回第90回定期演奏会は、川上一道さんをお迎えしての公演になります。
第100回定期へ向けてさらになる研鑽に努めてまいります。
なお次回第90回定期演奏会までご案内役は倉田が務めてまいります。
今後とも山形弦楽四重奏団をどうぞよろしくお願いいたします。
まちなか音楽会2023に出演した後、いつものコミセンに再集合して最終リハーサルでした。
山形交響楽団のコンサートマスター、楽団の大黒柱を長年務めてこられた犬伏さんと共に取り組む今回の演奏会。
20年以上職場を共にしてきた犬伏さんとの創作は、家族と過ごすような、互いにリスペクトしながら建設的に意見を交わす時間になりました。
リハーサルの度に発想が湧き、聴いてくださるお客様の耳にいかに色彩豊かに音楽を届けられるのか検討を重ねてきました。
明日15日はいよいよ本番。
皆様に楽しんでいただけるよう、励んでまいります。
やまぎん県民会館2階のスタジオ1にて、18時30分開演(18時00分開場)です。
さて、あとは残りの準備作業を。。。
譜面台などの道具は明日車に積み込めば良いので、チケットの取置きの準備などしておきましょうかね、、、
そうそう、うちの娘もお師匠様が出演するので張り切り聴きに来ると申しておったのでチケットを用意し、、、、、
あれ?
んん〜〜〜〜、チケットに印刷したシューベルトの作品番号がなぜにジェラール番号、、、、、
あぁ、これは、第88回で演奏したボッケリーニの作品番号だ。
正しくは、シューベルト作曲 弦楽四重奏曲 第1番 ト短調 D18 ですね。
最近、こういう間違いが多くて困ります。
誰だ、こんな間違いしたのは!!
わたしだ!!
第89回定期演奏会まであと二週間となり、本日は男衆三人での最後の準備作業。
次回からはゲストの犬伏さんをお迎えしての仕上げはいりますので、今回はメインのベートーヴェンを中心に、細かいところをクリーニング。
14年前に山形Q定期で演奏した時には気にならなかったところが気になったり、以前は弾くのに手こずったところを弾けるようになったり、今回は(加齢?からか)妙に譜面が見え辛かったり、色々な面で新鮮な気持ちで取り組めています。
総合的には今の方が作品に親密に接することができているので、歳をとるのも悪くないと思います。
そういえば、加齢のせいか、ブログの記事を作ることが歳を追うごとに苦手になってきました。
前々回の練習日誌などは、練習前日におおよその内容を打ち込んでおいたのですが、想定外の用事(娘の学校からの呼び出し)が入ったことで下拵えが徒労に終わりました。
その点、日曜日のリハーサルは良い。
娘は家に居て、妻が家に居るので、リハーサル中に急な呼び出しがかかる心配が無い。
そんな時に限って、事前の下書き準備を出来ずにリハーサルを迎えました。
閑話休題。
そういえばベートーヴェンといえば、ドイツ人のJ.N.メルツェルなる人物が商品化した「メトロノーム」をいたく気に入り、1817年に出版社の刊行紙に交響曲の1番から8番までの各楽章、各部のテンポ設定をまとめて掲載したとの逸話が残っています。
それ、弦楽四重奏曲にもやっておいて欲しかったな。。。
残っていないものは仕方がないので、四人のコミュニケーションを発展させる良き材料とさせていただきます。
ところで、音楽家が頼りにする資料のひとつにニューグローヴという大変大きな音楽辞典がございます。
その辞典によれば、メルツェルという人物は発明家で、色々な楽器を自動演奏する装置も造り、1808年にはウィーンで宮廷機械技師に任命されたり、ベートーヴェンが愛用した補聴器のひとつも彼の手によるものだったり、とあります。
ベートーヴェンと深く親交を温めたメルツェルでしたが、一方で他人のアイディアをかすめ取るという困った手癖の人物でもあったようで。。。
ベートーヴェンとロンドンへ演奏旅行を行うべく資金調達の演奏会を企画したメルツェル。
自身が造った自動演奏装置のために楽曲の草案を練り、それを基にベートーヴェンが作曲を行った「戦争交響曲」、それをさらなる資金稼ぎになればとベートーヴェンに勧め完成した「戦争交響曲」の管弦楽版、そして演奏会の際にそうした楽曲を自身の作品として発表してしまうメルツェル。
ベートーヴェンは腹を立て友交を断絶し訴訟まで起こしますが、最後までメルツェルを懲らしめるには至りませんでした。
ベートーヴェンの怒りを買ったメルツェルはというと、その後、オランダ人のヴィンケルという機械技師が考案した装置を手直し(目盛りを付け加えた)して特許を取得、メルツェル社を創設して1816年までにパリの工場で「メトロノーム」を大量生産し販売します。
「メトロノーム」に関しては、ヴィンケルに訴えられて敗訴し特許を失いますが、「メルツェルのメトロノーム」という名称が後世まで残り、楽譜のテンポ表記にその頭文字を用いて「M.M.」と記す場合があります。
昔からいたんですね、こういう困、いや、迷惑、というか、とてもたくましい方。。。
ともあれ、絶交した相手が売りまくっていた「メトロノーム」をいたく気に入ったというベートーヴェン、画期的で優れた機械だと理解しそれを受け入れた、懐の深〜い話でした。
今週末のドラクエ由利本荘公演・北上公演の備えをしつつ、山形Qもしっかりリハーサルを行います。
本日は男衆三人での集い、ゲストの犬伏さんがより引き立つようにアンサンブルの土台を作る作戦タイム。
少しゆったり目に集まり、気合いを入れてはじめたリハーサル。
最初の休憩で携帯電話に目を遣ると、某所から電話がバンバン入っており、そちらへの対応で一旦席を外さざるを得なくなりました。
忙しい時ほど、予定外・想定外のことが起きるものです。
こういう時は物事の合間を縫って色々な準備をうまくこなしてゆかなければなりません。
一昨日と昨日は、オーケストラ業務の後、午後に生じた貴重な空き時間を利用して置賜地方や北村山地方などのホールや公共施設まで山形Q第89回定期演奏会のチラシを預けにまわりました。
今週末も演奏旅行で、、、あれ、10月の頭も演奏旅行で第二月曜には祝日まで。
本番の日から逆算すると、、、あと一週間でプログラムノートを入稿しないとダメなパターン。
あれま、頑張ります!!
山形Q再起動。
今回は第一ヴァイオリンに山形交響楽団の犬伏亜里さんをお招きしております。
首席コンサートマスターとして普段から山響でも無駄のない準備をされる犬伏さん、本日のリハーサルにも参加されてひと通りの演目についてしっかり打ち合わせをしてゆかれました。
忙しいスケジュールのなか初回から参加していただき感謝です!!
これまでの定期演奏会の記録を見返してみると、2009年にベートーヴェンの第1番、2007年にモーツァルトの第1番ということで、二作品とも前回から15年ほどが経過。
楽譜の上に過去の過ちが残っているのでそこを取り去りつつ、新規の読み込みの感覚での試みも加え、、、
約15年というブランクが楽曲の大規模再構築をしやすくしています。
まったくのご新規さんシューベルトの第1番も、丁寧に弾き込んでゆくと良い味わいが出てきそう。
フレッシュな気分で取り組む、本番が楽しみな「第1番」尽くしの第89回定期演奏会です。
山形弦楽四重奏団 第89回定期演奏会のチケットを販売中です。
山形市十日町の辻楽器店、同市七日町の富岡本店の御両店にてお取り扱いいただいております。
なおお盆の期間中、辻楽器店さんは明日8月14日(月)〜16日(水)の三日間が、富岡本店さんは15日(火)が、それぞれ休業となるご予定です。
お盆の後は、山形Qメンバーもチケットを携行してまいりますのでどうぞお声がけください。
毎年恒例となりました山形市の北部公民館で行われる「北部☆夏コンサート」を終えることが出来ました。
今回は山形交響楽団フルート・ピッコロ奏者の小松崎恭子さんをお招きしてのフルート四重奏ということで、メインにはW.A.モーツァルト作曲、J.ヴェント編曲による「後宮からの誘拐」Fl.四重奏版の抜粋を据え、ヴァイオリンの中島による大変流暢でわかりやすい解説と共にお楽しみいただきました。
オペラという音楽と歌と舞台装置を必要とする総合舞台芸術は、現在に至っても多くの人員や原資を必要とする贅沢なものです。
作曲された当時には、それこそ至極上等な娯楽であり、その楽曲だけでも劇場の外で楽しもうと作品が作られるとすぐに小編成での演奏用に編曲されたりしていました。
今回演奏したJ.ヴェントによるフルート四重奏版もそういった環境で編曲された楽曲のひとつで、モーツァルトの時代に親しまれた娯楽の趣を味わっていただけたのではないでしょうか。
会場となった公民館ホールの空調が連日の猛暑の影響からか不調となってしまい、室内の気温が高かくなっておりました。
会場にお集まりいただいた皆様にはご不便をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます。
エアコンのなかった時代は、夏のコンサートといえばこのような雰囲気だったのかな、と想像しながら演奏に励みました。
体調を悪くされる方も出ず、無事にコンサートを終えることが出来ましたことに、深く安堵した次第です。
暑いなか、いささか暖かすぎた会場で熱い演奏を聴いていただきました皆様に、深く感謝を申し上げます。
ご来場いただきました皆様ならびに演奏会の準備に最後まで全力でご尽力いただきましたスタッフの皆様、本日はまことにありがとうございました!!
今回の「後宮からの誘拐」で舞台音楽を楽しいと感じていただいた方は、コンサート・トークの話題に登りました「やまぎん県民ホール」でのオペラやバレエの公演へぜひ足をお運びください。
生の演奏に歌や踊り、豪華に創り込まれた舞台装置などが合わさることで、観て・聴いて・全身で感じ楽しんでいただける、そこでしか味わえない特別贅沢な時間を体験していただけます。