一番客観的な素材

山形Qのリハーサルの最初の30分を録音して聴くのが興味深い。
自分たちがどのようにして演奏を互いに寄せていくのか、その経過を客観的に捉えて聴くことができます。
リハーサルで最初に音を出した瞬間は、互いの音が本性本音の展覧会。
一番客観的に山形Qの本性を捉えた音源とも言えます。
それが、その後の30分を聴いていると、たいした打ち合わせもせずに何回か繰り返しているだけであっという間に演奏が集まってきます。
なかなか興味深い資料なのでした。

細かいところをチェックして修正するための録音は、しっかりリハーサルをして仕上がってから録れば良いですね。
リハーサルの最初に録音すると、次回のリハーサルで演奏を素早く集合させるためのヒントにもなります。
自分の本性もしっかり聴こえてヘコみますが、そこをしっかり受け入れて修正できないとよい大人になれません。
はい、わたくしもよいおとなになれるようにがんばります。