あなたを見つめて。。 monochrome life

モノクロ自家現像の写真を左のカテゴリー一覧からご覧ください。
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EOS-1D Mark II sigma macro70mm F2.8

2009年04月10日 00時54分20秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL
10年ぶりにプリントを再開するにあたって買い直したものが、この小穴式ピークピントルーペ(ネガが印画紙に照射されたとき焦点をネガの粒子の空中像で合わす道具)だ。
数十年まえなら憧れても高くて手が出せなかったルーペだが1型2型3型と改良された現在は、この3型がいちばん安く手に入る。
外観はプラスチックに変わったが、やはり周囲でも合わせやすいのと明るいのが他のルーペとは比較にならない精度だ。
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EOS-1D Mark II sigma macro70mm F2.8

2009年04月10日 00時53分11秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL
右は30年昔のLPL暗室時計で左はその後で買ったもの。
左のはフィルム現像でも使っている現役だが動かなくなって暗室の片隅にあった右の錆びついた時計をなんとか甦らそうと去年に時計店へ修理に持っていった。
笑われた(泣)これは直せません!って。
新品は15,000円もするし、なにより30年と型が変わっていないのが凄い。
駄目もとで分解して中のユニットを素人がバラせるところまでバラしてクレ55を半分浸してビニールで覆ってみた。
2日後に組直したらなんと動くようになった♪
その後もずっと動いているが錆だけはどんどん侵食して凄いことになってきている。
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EOS-1D Mark II sigma macro70mm F2.8

2009年04月10日 00時52分32秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL
これもまた、こんな醜いイーゼルを使っているのは日本中で僕くらいではないでしょうか?(笑)
直角も狂っているので位置を変更するたびにセロテープで4枚羽根を止めて使っています。
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EOS-1D Mark II sigma macro70mm F2.8

2009年04月10日 00時50分14秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL
引伸しレンズはNikonがカビと曇りで全滅でこの15年くらい前に買ったコンポノンだけは目視では曇りもなく使えました。
いまこのコンポノンも買った当時の3倍くらいの定価がついていますので、新たに新品を買うよりネットで中古の程度の良いのを落としたほうが得かも。
レンズから飛びでているレバーは瞬時に開放と実絞りに切替えられる優れた構造。
絞りにも照明が入って見やすい。
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夏のフィルム現像 暗室紹介

2008年07月21日 12時43分53秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL
今日は暗室での液温管理について自分が数年まえからしているちょっとした事。
フィルムメーカーの液温指定はおおむね20℃から24℃が基本でもちろん温度をグラフ化して時間を変えれば18℃から26℃くらいまでは可能ですが、年間を通してコンスタントなネガ濃度を作ろうとするならやはりこの範囲あたりが無難なようです。
液温を高くすれば当然、処理時間も短くなるわけで少しのもたつきや手際の違いで毎回わずかに濃度のバラつきや現像むらが出てしまいます。
また18℃より以下の低温だと時間を長くしても最高濃度があがりにくくよく言われる眠いネガや現像かぶりの原因にもなります。
ピンスポット(フィルム膜面の微細な埃りや乳剤膜面の不均一化で現像が進行しないで針先で突いたような肉眼では見えない白い点の跡)も適温以外では発生しやすくなります。
このピンスポットについては前浴でいくぶん防げる(現像液を注入するまえに同温の水道水で膜面への浸透を図ることですが、推奨する派〈ピンクステインが減る※フィルムに塗布されたハレーション防止剤を初期で流すので水洗後のネガがピンク色やマゼンタ色に残らない、現像むらが気持ち減る、等々〉と否定する派〈液温管理がかえって複雑になる、現像液が薄められる、水道水のハイポが見現像フィルムに及ぼす影響、等々〉に別れています)記述も見れますが僕はめんどくさい派(笑)なのでしていません。
100円で売っている500ccペットボトル(口いっぱいまで水を入れると凍ったとき裂けます)に水をいれて冷凍庫で凍らせておきます。
現像液を入れたビーカーにこの氷結ペットボトルを直接つっこみます。
(液温を希釈するときは氷を直接入れて適温に近いところまでもっていきます。)
教本等では二重ビーカー法を勧めますがあれはなかなか液温は下がりません。
このペットボトルサイズは35mm4本用(120なら2本)タンクにもぴったり納まりますのでもっと高温のときはタンクもあらかじめ冷やしておけます。
現像の処理温度は僕の場合、夏は20℃で冬は22℃にしています。
室温からすれば逆のようですが夏に22℃にすればすぐに24℃くらいまで上昇し冬に20℃にすればすぐに18℃まで下がって適性温度から外れてしまうのが嫌だからです。
現像中のタンクを30秒置いているあいだはペットボトルを両手で握って手のひらの温度を抑えてからタンクを触ります。
氷結ペットボトルはこの手の平を冷却するのがいちばん利点で手の平が冷却材になります。
またタンクに注いだビーカー底にわずかに現像液を残しておき液温計の先を浸けて室温との上昇を予測しながら溶けかかったペットボトルを直接タンクに密着させて液温の上昇を防ぎます。
処理時間が長くなってきたらペットボトルの溶けかかった氷水を直接タンクの上からかけながら液温上昇を抑えます。
また冷えすぎた場合はタンクを乾いたタオルですぐに拭いてドライヤーの熱風を当てると2℃や3℃はすぐに上がります。
水洗に入ればペットボトルの溶けかかった冷水で咽喉も潤せますしお酒好きな方は水の代わりにアルコールを入れておいてもいいでしょうね(笑)


停止液・定着液はこの時期まだ常温ですが30℃近くになれば同じ方法でします。


汚い暗室でお見せするのが恥ずかしいですが、部屋の横を針金で渡したフィル吊りと2段スイッチ(白熱灯と暗室ランプに切り替わる)のヒモ先に結んだフィルム軸が泣かせます(笑)


もう数十年も経ったフジのS690です。
シュナイダーのコンポノン50mmと80mmを着けています。
後ろの窓をコンパネで塞いだ板には暗室専用換気扇と同電気式換気扇、汚らしいホースはシャープのタンク式水冷冷房機(これも博物館ものです)
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モノクロームフィルムの自家現像について思うこと

2008年01月06日 13時08分33秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL
昨日アイハルさんよりいただいたコメントを書いていたら長文になってしまったので記事にしましたがあくまでも私見なので適当に読んでください(笑)
僕の現像用タンクとリールは何十年も使っているLPL製品です。
(落としてリール枠を歪めないかぎり永久に使えます)
120なら2本、35なら4本が入る大タンクを2個と120なら1本、35なら2本入るタンクを中タンクを1個使っています。
プラ小タンクは急ぐときに1本現像で使っています。
数十年まえ初めて僕が中学の写真部で顧問の先生より教わったフィルム現像もLPL製でした。
まとめて現像するのでタンクを2本並べて(35を6本と120を1本とか組み合わせられます)原液処理で1本目を処理しながら定着中に2本目を1分~1分半増しで現像しています。
2本目は1:1希釈現像と同じ仕上がりになります。
1:1希釈現像は先鋭度が上がるかわりにわずかに粒状が大きくなりますが粒が揃うので見た感じは判りません。
仕事でA4リスシートフィルムを毎日パット現像するのですが(以前は100万ちかくしたA4自動フィルム現像機を使っていましたがローラー故障があまりに多いのと現像液の無駄が多くて今はパットでA4リスシートフィルムを現像しています)
モノクローム現像を安くあげるならTMaxデベロッパーよりミクロファインならビッグカメラで1袋210円なので1Lで4本現像して続けて2回目を4本すると1本あたり25円ほどですみます。
LPLはシンプルだけど一番精密(溝間隔と蓋のきっちりさ)だと思います。
35のほうはフィルム先端のベロを切らなくても巻き込めます。
他社はフィルム引出し器を使ってフィルム先端を真っすぐに切り揃えないと片寄り巻き込みになります。
LPL35用にはリール芯に爪が2箇所(先に1爪、後に2爪)あって、LPLを使っていてもそれを知らない人はわざわざフィルム先端を切り揃える人もいますがかえって片寄り巻きになると僕の場合は思います。
120は芯に留めバネが付いていて倒してフィルム先端を鋏むと1本が30秒かからず巻き込めます。
ブローニの場合は裏紙がついているのでフィルムをほどき始めて指先で裏紙を感じたらフィルムより5センチほどして指で紙を切ります。
バネでフィルム先端を鋏むと軽くフィルムを引っ張るようにするとリールとフィルムが平行になります。(この平行がいちばん肝心です)
巻きはじめてから裏紙が邪魔になるので紙を手の甲で返します(文章では説明できないので新品フィルムをボツにして練習してみてください)
35も120もリールとフィルムが平行になってないと途中から片寄り巻きになってしまいます。
途中でひっかかりを感じたら面倒でもほどき直して一から巻いてください。
片寄り巻き込みが現像でのいちばんの失敗の原因になるからです。
途中でフィルムを何度か、引っ張るのではなく押し戻すようにすると枠にきっちり入っているのを感じます。
現像ムラは片寄り巻きの次にフィルムをきつく巻き過ぎと撹拌の強さによる流動による液ムラだと思います。
(きつく巻くと初めと終わりのフィルム間隔が不揃いになり液の流動に違いがあるからだと思えるのですが)
水道水による前浴には賛否両論がありますが前浴液温と現像液温をきっちり揃えないと現像時間が安定しないので僕は何度か試して効果より面倒さが多かったのでしていません。
現像液温はステンレスカップで直接温めたり時間のあるときは熱帯魚用の安価な棒状ヒーターをビーカーに突っ込む極めていい加減な原始的方法です。
あと現像中の保温は僕の場合、ドライヤーを横に置いて熱風を当てています。
(恒温はステンレスが断然有利ですね)
夏はぞうきんに氷水で濡らしたのを巻いています。
LPLでもいままで数千本?現像しましたが失敗はありませんでしたからマスコの高い現像タンクは必要ないと思うのですが…
あと水洗には水洗促進浴のフジQWと水洗後にいままでは乾燥ムラと乾燥後のホコリが付きにくいフジドライウェルを使っていましたが先月よりフジAGガード
(1L480円で35を60本処理)というのを使いはじめました。
仕様書にはドライウェルと銀塩保存保護効果があるらしいです。
150年も前に画家のミュシャが趣味で撮ったモノクローム密着印画がまるで昨日に現像されたように鮮明であったのをミュシャ展で見て感激したことを覚えていて銀
(あれはプラチナだったのかも)って永久に残るんでしょうか。
もしこの記事を読んで、まだモノクローム現像をお店に出している方がいらしたら一度小さなタンクでチャレンジしてみてはどうでしょう?
印画現像はパットを並べたり現像中は暗くしないといけませんがフィルム現像は夜にタンクにさえ入れたら次の日曜にでも暇なときに明室で手軽に処理できます。
濡れたままのフィルムを明かりにかざすとき浮かび上がった潜像がシャッターを切ったときの感動をそのままもう一度味わえます。。。
コメント (1)
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