あなたを見つめて。。 monochrome life

モノクロ自家現像の写真を左のカテゴリー一覧からご覧ください。
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海抜zeroの町          Rolleiflex 2.8F 80mm Self development (ISO200) XTOL 1:1

2011年02月23日 00時43分52秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E

Kodak TMAX(ISO400) Yellow Filter Y-1


Kodak TMAX(ISO400) Yellow Filter Y-1


Kodak TMAX(ISO400) Yellow Filter Y-1


Kodak TMAX(ISO400) Rolleinar No.1


Kodak TMAX(ISO400) Yellow Filter Y-1


Kodak TMAX(ISO400) Yellow Filter Y-1


Kodak TMAX(ISO400) Yellow Filter Y-1


Ilford Pan-F(ISO50)


Kodak TMAX(ISO400) Yellow Filter Y-1


Kodak TMAX(ISO400) Rolleinar No.1


Kodak TMAX(ISO400) Yellow Filter Y-1


Kodak TMAX(ISO400) Yellow Filter Y-1
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見送る        Rolleiflex 2.8F Planar 80mm RolleinarⅠ

2011年02月13日 22時53分49秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E

ILFORD PAN-F plus(ISO50)Self development XTOL 1:1 20℃ 8min


今週のはじめ飼っていたミユというフェレットが死んだ。

今年で8才になるが土曜日までは元気だった(寿命は6年くらいらしい)。

元々は僕のペットではなく次女が東京で暮らすときに押し付けていった。

置き場所は匂いがするので玄関脇にゲージを置いて、夏はすだれで日除けを工夫して、今の季節は冬用の暖かいハンモックの下にペット用ヒーターを置いて、
夜間は厚手のウレタンマットを重ねてゲージをすっぽり囲んでいた。

我が家の生き物はみな長生きで柴犬は18年、ドワーフラビットは10年生きたけど2年のあいだ続けて死んで、ミユちゃんが最期のペットだった。

平日は兄夫婦が看ている母だが、第一日曜は朝から姉が来てくれるので毎日曜に僕が看ている母の介護を任せられ、ひと月に1度の自由な日曜だ。

先週は3月下旬の陽気でとっても暖かくて前回フィルムがボツになった河口に近い工業地帯を歩いた。

このブログでも何度か書いているが、自分はタイトルやテーマが決まらないと写真が撮れなくて、この日は『海抜zeroの町』とタイトルだけ決めて駅に降りた。

先々週はkievを持って夕暮れに歩いたときは寒くて手が痛いほどだったから、カイロを身体いっぱい貼ったものだから、暑くて一日汗だくだった。

夜になって昼の暑さの記憶があったからマットで囲うのを思案したが、基本フェレットは低温より暑さに弱いので、ペットヒーターを入れて囲ってしまうと、
暑くて死んじゃうかもと、この夜だけは今年になって初めて風よけだけをして家に入った。

月曜の朝、いつも玄関のドアを開けると足音でハンモックからちょこんと顔を出して挨拶するのだけど、もぐったままだった。

それでも眠いのかな?くらいで気にせず、夕方に仕事を終えてちらっとゲージを見たが、また眠っているのか?とそのまま家に入った。

夜中になって気温が下がり始めたので、今夜は囲いをしてあげようとゲージに近づいてはじめて、ミユの様子がおかしいのに気づいた。

ウサギなどの寒さによる傾首のような症状ですでに衰弱していた。

自宅に入れて居間の温度を最高にして、温かいミルクやふやかせたフードを無理に食べさせた。

いままで甘噛みはしてもぜったい噛んだことの無い人懐っこくて甘えん坊のミユが、フードを食べさせようと無理に口をこじ開けたとき鋭い牙で僕の指を思いっきり噛んだ。

衰弱して目はつぶったままなのに、牙は中指の奥まで入って、離さなかった。

やっと力を抜いたとき指を抜き消毒してから、また体温を上げるため両手で身体をさすりつづけた。

でも、それから数時間後にミユは死んでしまった。

あいつが最期に力を振り絞って僕の指を噛みちぎるほど、噛んだ力はなんだったんだろう…僕への最期の別れのメッセージだったのか、一日放っておかれた哀しみだったのか。

指の痛みはもう無くなったけど、なにかに触れて微かな痛みを指先に感じるたび、あのいたずらっ子を思い出す。
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Filmの逆襲    ロシアンカメラ kiev4 Rodinal 1:50 20℃ 1hour Stand development (無攪拌・静止現像法)

2011年02月06日 09時38分05秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL

〈 見つめる 〉 Zeiss Jena Sonnar 5cm f1.5(1937年製 Noncort) AGFA APX-100 ロジナール静止現像(1:50 20℃ 1時間)




〈 見つめる 〉 Zeiss Jena Sonnar 5cm f1.5(1937年製 Noncort) AGFA APX-100 ロジナール静止現像(1:50 20℃ 1時間)



このkiev4(50mmF2つきで6500円)が買って2ヶ月で今週壊れてしまった(泣)

いや2ヶ月といっても実働は3回くらい日曜の夕方から持ち出しただけだった。

初めは1本のうち1/50秒から低速がシャターの後幕が下りなかったりするのが2,3コマだったのに、

(シャッターボタンを押し込まないとこの症状がロシアカメラでは出るそうだ)このフィルムは半分くらい駄目だった。

そして、先週の夕暮れにカラーフィルムを詰めて大阪の海抜0メートル地帯を写真散歩にでかけた。

撮影者なら誰でも年に数回は手応えのあるシーンに出くわすだろう。

僕もあるけれど、この日はそれが何度も訪れた。

夕日が遠く伸びた防波堤を逆光のなか少年がスケボーに乗ってこちらに向かってきた。

レンジファインダーは不思議なものでプリズムを介して覗くからか自然に構えても平気で相手を写せる。

相手と視線が合ってもあまり気にならない。

これは二眼レフにもいえることだが、ストレートに相手を見つめないことで心の中に安心感が働いているのかもしれない。

こちらが堂々とカメラを構えていると相手も自分を撮られているような緊張感はかえってないようだ。

これがデジ一の大きなズームレンズだとこうはいかない。

次にやくざ屋様のお兄さんを夕日をバックに写させて頂いた(こちらは恐いので背中だけ(笑))

そして海抜-0の路地を高台から見下ろしているとランプを点滅させながら疾走していくパトカー等々。

この日は他にEOS1-VにDistagon28mm付きを持っていたが、良いのはすべてこのkievで撮っていた。

期待してネガ現像(カラーの時はネガ現像のみ)を取りに行ったら、なにやら紙が入っていてシートにネガが見えない?

ケース長巻のままだ?あぁライカM3でもときどきあったコマ間を機械で切り出せないんかな?と

がぁ~ん!!

全コマ感光してました!シャッター膜が開いたままでした!

帰ってkievを調べるとシャッター音はちゃんとしているのにシャッター膜は下りず途中で止まったままだった(泣)

74年前に天才ベルテレによって造られた孤高のハイスピードレンズZeiss Jena Sonnar 5cm f1.5(レンズコーティング無しで安値)と

戦後の混迷期Zeiss Opton Sonnar 50mm f1.5 T(絞り値重く安値)を買っていたのに(どちらもライカと比べて人気無くライカの1/3~1/4の価格)

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① あらかじめ22℃~に暖めた部屋にロジナールを50倍に溶いた20℃の現像液、ステンタンクを予熱しておく。

② 慎重に泡を立てないように注ぐ、前攪拌も泡取りのタンクを叩くこともしない。

③ そのまま20分ほど様子を見て熱ければ濡れタオル冷たければドライヤーでステンタンク内を調整しながら温度変化がないようなら1時間そのまま。

④ 結論は、8~13分の現像と僕にはあまり違いが判りませんでした(笑)

⑤ ただ露光オーバーのネガ濃度が濃いコマもハイライト部が潰れたり、ハイコントラストになったりはしませんでした、無攪拌でも現像ムラはありませんでした。

⑥ 希釈率と時間ではネガ濃度は変わりますがある濃度以上には進行しないということが分かりました、ただ温度を上げる、前浴する、攪拌でコントラストは上がります。

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Filmの逆襲          RODINAL 1:50 20℃ 1hour Stand development (無攪拌・静止現像法考)

2011年02月01日 23時46分45秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL

Canon F-1 New FD 85mm F1.2L Agfa APX100 RODINAL 1:50 20℃ 15min(Normal development)



いま深夜にフィルム現像をしているが、ロジナールという海外の現像処方で1時間なにもせずに、無攪拌・静止現像というのを試している。

普通は店でモノクロフィルムの現像を頼むとたいていD76という現像処方で仕上がってくる。

現像所ではフジドールかD76という現像液の原液処理で補充剤を加えながら高温(自動現像機でだいたい30℃以上)で処理されている。

この30℃という高温は自動現像機に冷却装置を取り付けると、とんでもない複雑なシステムになるために、ヒーター熱によって沖縄から北海道まで一年中を一定の温度で簡易に保つためだ。

自分も仕事上、自動現像機(僕の場合はリスフィルムというシート状の完全な白と黒に分離した製版用フィルム)を使ってきたが、高温のため現像時間はとてもシビアでローラーの管理や液の疲労に神経を使った。

ただ僕らのようなアマチュア写真家が自家フィルム現像をする場合は原液を倍程度に薄めて20℃~24℃程の温度で、せいぜい5分~10分で処理しているのが普通だ。

海外ではこのロジナールを原液に1対して50倍または100倍200倍というとてつもない薄さで(結果コストはバカ安)長時間現像するという処方で素晴らしい写真が多く発表されている。

コストは安くつくが手間は企業ではとても実現不可能なので、アマチュア現像家の独壇場だ。

ここではその効果や利点は省くが(概ねハイライトからアンダーまでの豊かな階調と鮮鋭な描写)、一度でも自家現像をやった人なら、液を注いでから1時間タンクにいっさい手を触れないで温度を管理する、というのがどれほど勇気(笑)とたいへんな労力がいるか判ってもらえるだろう。

先ほど、おそるおそるタンクを開けてみるとムラもなく(フィルム現像には攪拌〈タンクをゆすって液を混ぜることによって現像ムラを防ぐことが出来る〉ほど大切なことはないと一般では語られる)
思ったより黒いネガにもならず(先ほどの一般的な現像時間が6分だとすると、時間が2分か3分オーバーすると硬調な黒いネガになる)美しいネガができました。

上の写真は同じロジナールを50倍に薄めて(初めて使う人はほとんど水なのでめっちゃ不安)前攪拌なしだが3分おきに1回の割で極めて静かに倒立攪拌していて、15分で仕上げたが、それを長時間放置プレイ(笑)だからもっと真っ黒やカリカリのネガになるはずなのだがここが不思議だ?

この、詳しい原理は知識派の説明に任すとして自分は、いちかばちか派なので自分なりにデーターを積んでいこう。

日本ではググッても、RODINAL Stand developmentという極めて特殊な現像法なので実際のネガ濃度やデーターがあまり紹介されておらず、後ほど詳しいデーターや結果を載せてみます。

ところで、なぜか最近は書店でフィルム式カメラ本(若者・女子向け)がたくさん出版されています。

ひところのデジタルブームでフィルムそのものがあわや消えてしまいそうな気配だったのに?で、ふと気づきました。

これってフィルムの逆襲が始まったのでは、と。。

世界中にはまだまだこんなにもたくさんフィルムあるんだよ♪『みらいフィルムズ
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