あなたを見つめて。。 monochrome life

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OSAKA HEAVEN       Zeiss ikon Contaflex Super B Tessar 50mmF2.8 Portra New 160

2011年10月19日 10時55分32秒 | Film Camera



































今までコンタフレックスというカメラは知っていたが、コンタレックスという現在も20万近くするカメラの影で、大衆機というか、

とにかく安値で売られているこのカメラには、あまり興味もわかなかった。

1963年発売のこのカメラは当時のドイツマルクで600マルクほどしたそうだ。

現在の貨幣価値に換算すると100万ほどしたらしい。

だが日本に輸入されたときには、おそらく数百万はしただろう。

コンタレックスで家が一軒買えて、それを買えないその大衆機といえど一般庶民にはとうてい手が出せない高値の花だったのだろう。

よく写って操作性や質感が抜群のこのカメラは大ヒットしたそうだ。

そのおかげか、流通量が豊富でそんなカメラが現在では数千円で買える。(ちなみに当機はオリジナルケースが付いて美品9700円でした)

国産の一眼レフでも数万円はする。

そんなカメラとレンズを知ったのは、Bさんのフィルム現像をしてあげたときだった。

国産のレンズで写したネガとはタンクリールから外して電球にかざした瞬間に違いが判った。

ボディから外して見せてもらったときは径27mmと小指ほどの厚みのレンズで、おもちゃのようにちっちゃくて軽いので正直驚いたのが、

頭に残っていたからなおさらだった、これは凄いレンズだ。。

1935年に発売された当機と同じ名称を持つContaflex tlは35mmフィルムを使う交換レンズ可能な二眼レフで、当時の日本円で2500円したそうです。

戦前の2500円というと都内で土地付き住宅が充分に買えるほどで、現在の貨幣価値でいうと1億5千万円(゜д゜)!。もしたらしい。

やはり、そんな血を受け継いでいるのでしょう50年経ったいまも、鍍金は美しく輝きレンズコーティングも深い湖底のようなブルーを保っています。

あいにく僕の機体はオート露光がダメと分かり、マニュアルで撮りましたが開放の柔らかだが美しくシャープな描写はオートのままだと、

つい使わずにいそうなので、むしろこのほうが良かったのかもしれないなと。

Bさんのモノクロームは良かったが、取りあえずレンズテストを兼ねてカラーネガで1本、いつもの大阪ミナミの繁華街を彷徨い歩いた。

ズジャッというやや甲高いシャッター音は、それまでのレンズシャッター機から抱いていた乙女カメラを、打ち消すような男性的な音で、

たぶんミラーショックを和らげるダンパーの音も混じっているのだろうか?低速でも極めてショックが少なく、クイックリターンでないブラックアウトしたファインダーは、

『いま私が撮り終えました』とでもカメラが教えてくれるようで、気持ちよく撮影が進んだ。

夜にこの辺りをカメラで写し歩くのはヤバいような気もするが、日中はまるで昼夜が逆転しているような眠ったままの静かな街だった。

Contaflex superとはこんなカメラ ハヤタ・カメララボ
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OSAKA HEAVEN        Exakta Varex VX P.ANGENIEUX 28mm f3.5 & PrimoPlan 58mm f1.9 Kodak EG

2011年10月06日 08時34分38秒 | Film Camera




























































『 デジタルで撮ったものは情報にすぎない。

フィルムカメラこそは魔法なんだ。

これは化学(ケミストリー)だ。

フィルムカメラっていうのは、光があって、銀があって、そして自然の作用……つまり神の業なんだ! 

被写体の肌触り、豊かさが写る、それが魔法なんだ。

本当に魂(ソウル)がこもっているのはライカだし、フィルムなんだ。』

POLICE・The Animalsのギタリストで写真家 アンディ・サマーズ

まあ、そう硬いことは言わないでカラーでもモノクロームでもいいから、もっとフィルム使いましょ(笑)

2ヶ月ぶりにヴァレックスのマウント不良と光線引き、プリモプランの曇りクリーニング(アンジェニューのカビは取れずに返却された)

テストを兼ねて難波から心斎橋あたりを歩いた。

60年前のカメラとレンズに現代のフィルムを詰めて3時間ほどで1本撮った。

この日は露光計を使わずにすべて感メーターで撮ってみた。(忘れただけなんだけどね(^^ゞ)

どれがPrimoPlanかAngenieuxだったかどうでもいいくらい、楽しい3時間を過ごせた。

僕もデジタルは使うけど、フィルムの高揚感には敵わない。

この次は、とっても美味しいモノクロームを詰めてあげようヴァレックスに。
コメント (4)
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