○私はキララ
2001年生まれの雑種の女の子。ママはゴールデンのハーフというのははっきりしているんだけど、パパはよくわからない。多分そばに繋がれていた純雑種君がそうだと思うけど、ママはケージ入り、パパは鎖で、どうしてできたかはよくわからない。(パパ、ママ飼い主もわからないらしい)
同時に生まれた兄弟は7匹、いろんな模様、体型でみんなの区別ははっきりできた。7月14日生まれで、他の兄弟たちは8月はじめまでにみんな新しい家にもらわれていってしまった。私の今のパパとママはお盆に里帰りして来るので、もらわれていくのは一番遅くなってしまった。だけど、この間ママをひとりじめ!
○新しい家へ
夏休みも終わるころの夕方、一度だけ見たことのある女の人と男の子のほかに、初めての男の人と女の子が、住処にしているケージの前に現れ、私を抱き上げなでまわしていた。この間、ママは元飼い主の男の子に連れられて楽しそうに散歩に出かけていった。そのとき、元飼い主が「早く連れて行け」と言って、見知らぬ4人と一緒に車に乗せられて、見知らぬ所へ連れて行かれた。
○新しい家で
新しい家へ着くと、真新しいケージにポツンと入れられた。でも、ママの匂いのする毛布があったから、安心。ケージの周りにはいろんな物があった。前の家ではガレージの中だったけど、今度は家の中だから当然か。4人は「静かにしてあげよう」ということで、なでまわされることはなくなったけど、いろんな人や景色が騒々しい音とともに現れる「四角い箱」(後にテレビということがわかったが)が耳にうるさかった。
この間、名前が決まったらしい。夕方の陽射に光る茶色の毛とこの年開かれた「キララ博覧会」から、キララと呼ばれるようになった。
新しいところだから、トイレをどうしようとおもって、「クィーン クィーン」て鳴いたら、新しいママが外に連れ出してくれた。外育ちだから、開放感いっぱいになって、オシッコとウンチをたっぷりすませた。今度はこうしなきゃいちいちトイレもできないのか・・・。