「たんぼの生き物調査」というものに参加している
農業従事者や子供たちにどんな生物相や植物相があるのを見せながら自然を説明
この前は北東部山系の麓での開催であった
水路はいわゆる三面張りというコンクリートで固めた水路だったのであまり期待していなかったけど、イシガイ科の貝が大小含めてみつかり繁殖が確認された
図鑑でみるとイシガイ、ドブガイ、マツカサガイ??良くわからない
この写真を近くの水遊園にメールで問い合わせたところ、確定できないとの返事
たまたま実物を持ち帰っていたので、休日に水遊園へ持参し鑑定依頼
ニセマツカサガイやヨコハマシジラガイ(???図鑑になかった)に比べて左上のギザが深く左側の形からマツカサガイと同定されたのでした
採れた場所を言うと水産試験場(海なし県でもあるのです)の生息分布域外で、さらに県内レッドデータ記載種なのでした
数年前には北西部山麓で、カワシンジュガイというのを写真で同定してもらったけど、こちらも県内レッドデータ記載種でした(北にはいるらしいけど)
☆実はこの希少種をいじめてしまったのです
鑑定してもらうまでとりあえず飼って、その辺の川に放せばと雨水で飼育している間、ふと、浄化実験をしてみた
雨水ではエサがないだろうと、金魚池のアオコまじりの緑色の水で飼育してみた
テレビでアサリやカキを使っての浄化実験をまねしてみたのです
結果一晩経ってもこの程度でした
水遊園の学芸員いわく、「きれいな水に棲んでいるからあまり浄化能力はないだろう」と、「じゃあ、きれいな水の何をどんだけ食って生きとんじゃ」と言いたかったけど、希少種の説明を受けた後なので、イジメタ罪の後ろめたさから言えなかった
この貝で13,4年齢らしいけど、あのきれいな水の中から何を食べて、この大きく厚い殻を作るのか謎です
◎地元にはミヤコタナゴ生息地というのがあるけど、ここ数年確認されていないらしいが、このタナゴが好んで産卵するのがこの貝らしい
水遊園への旅の後もちゃんと砂利に潜っていったのを確認して、往復50Kmの採取場所へきちんと返しにいきました