12月のさきがけ政経懇話会のゲストはエコノミストの対木(ついき)さおりさん。
「2018年の日本経済の展望」と題して、昨今の経済情勢と今後の見通しを語ってくれました。
対木さんは山形県の出身で、東大経済学部を卒業後財務省を経て三菱総研に移り、現在はフリーのエコノミストとして活躍しています。
昨今の景気は、2002年からの「いざなみ景気」を越えると言われているが、外需中心の景気回復で、内需は依然として力強さに欠ける。所得が増えても社会保障負担や所得税等の負担増で、内需が伸びない原因になっている。
2018年の展望は、企業の人手不足や外国の政治情勢の不安定化などで、大きな経済成長は見込めず、年率1%程度の低成長になるとの見通しを示しました。
秋田など地方では、体験型観光などで活路を見出すことができる。学力レベルの高い教育県として、国際教養大学の活用など他県がやっていない取り組みで活性化することが可能だ。など具体的な提案をもらいました。
羽後町の観光DMOも、いよいよ来年2月には台湾の若者20人程を受け入れ、10日間程の「羽後町留学」がスタートします。
新しい切り口の着地型観光として、大いに期待しています。
今朝のさきがけ新報の社説でも「羽後町DMO」を取り上げてもらいました。