先日の純米酒「一燈」贈呈の機会に、聖農石川理紀之助翁の子孫である石川紀行(のりゆき)さんが来られ、理紀之助ゆかりのお酒「草木谷からの爽風」をいただきました。
前日も書いた通り、石川理紀之助翁は後藤逸女と親交があり、逸女の弟子であった羽後町西馬音内在住の小山田美代子とも毎日のように手紙のやり取りをしていたそうです。
美代子の子孫である役場職員の小山田さんに、当時やり取りした数多くの手紙を見せてくれました。
あまりに達筆な手紙で私には読み下す事ができませんでしたが、これだけの手紙を保存されてきた事にも驚きました。
我が家にも石川理紀之助翁の掛け軸がありますが、浅舞の親戚から新築祝いに頂いたものです。
理紀之助翁は浅舞酒造の柿崎家にも逗留しており、そのルートから我が家に届いた事が分かり、時を隔てた人の縁の深さに感心しました。
「をこたるな おさなきときにかしこきて やがてなもなきひともあるぞよ」
(怠るな 幼い頃に賢くても やがて名もなき人もあるぞよ)という警句です。
この掛け軸を見て、日々の努力の大切さを胸に刻んでいます。