わたくし、終活に大忙し。
2009年、東京。熱血営業マンとして高度経済成長期を駆け抜け、会社を支えたサラリーマン・砂田知昭の人生最後の大仕事は、「死への段取り」。
退職し、第2の人生を謳歌しようとした矢先、健康診断でガンが判明。残される家族のため、残された人生を総括するため、エンディングノートの作成を始め、死への段取りを進めていく。
自らの死を迎えるまでの段取りをする熱血会社員だった父を撮り続けたドキュメンタリー。つまり、監督である娘が父の最期までを撮っているというもの。父娘という関係だから撮れる作品でもあるけど、逆に難しさもあると思うんだよね。しかし、この作品はその難しさを見事にクリアしている。それも父・砂田知昭の前向きさであったり、周りを明るくさせるキャラクターだったりと思ったね。
そして、死に対する前向きさとか家族の暖かさが伝わってくる感じで、最後のほうは涙なしには見られなかったね
音楽をガッちゃんの好きなハナレグミが担当しており、最後に流れる「天国さん」がホント何ともいえないくらいココロに沁みたのだ