議員視察2日目は岐阜市のぎふメディアコスモスを視察しました。
この施設は岐阜大学跡地を買い取り、事業が展開されています。
「知の拠点」の役割を担う市立図書館
「絆の拠点」となる市民活動交流センター、多文化交流プラザ
「文化の拠点」展示ギャラリー
等からなる複合施設です。
岐阜市も大東市と同じように人口は減少傾向であるようです。
そこで、岐阜市では「賑わい施設を」と、事業が展開されています。
設計者は資質評価型プロポーザルで伊東豊雄氏が選ばれました。
設計段階から市民公募で集まった市民の声を取り入れた設計が行われ、市民協働が大切にされた事業となっています。
大東市も学ばなければ行けないところだと思います。
事業費は私の感覚ではかなり奮発しており、合計119億5千万円となっています。
建物はゆったりと建てられてあり、県産材の檜が使われ、ヒノキの良い香りがしました。
さすがやなと思ったのは図書館は直営であること。民間委託が進められている中、直営で守っているのは凄いと思います。
これが直営で出来るのか?と思わせるくらいすごくオシャレな空間ばかりでした。
行政がやるとコンクリートの箱物で四角四面で融通が効かないというようなイメージは全くありませんでした。
図書館の館長は民間公募で選ばれているとの事です。
施設内には910席が開放されており、今日は夏休み中という事もあって学生が沢山きて勉強していました。
当初の予想を超えての来館者数があるとの事で、開館時間前から学生が200人の列を作って待っていると事ので、安全のため警備が必要になっているそうです。
館内にはスタバやローソンが入っており、1日この施設で過ごす方も少なくないとか。
ぎふメディアコスモスでは、大切にしている事があります。
「子どもの声は未来の声」として、
館内で小さなお子さまが少しざわざわしたとしても、微笑ましく親御さんたちと一緒に見守ります。とされており、みんながお互いの気持ちを持ち寄る場に、心地の良い場になっていると感じました。
日常の中にまた来たい、ずっと居たい場所になっているのは凄いなぁと思います。
公共交通🚌も整っていて、全ての方面の時刻表が掲げられていました。QRコードで読み取り、登録しておけば、バスの時間になったら合図して貰えます。便利です😊
貸し館業務は民間委託されているとのことです。
写真は市民ギャラリー
ぎふメディアコスモスの向かい側には市庁舎が建設されていました。2021年5月頃開庁予定だそうです。
財政規模などは大東市とは全く比較できないのですが、人と心をを大切にした事業を工夫しているんだろうなぁと感じました。
一つだけ気になったのは建築されて2年で雨漏りが発生していること。今は改善されていると思いますが。
それと、耐震性について聞かれた職員が「大丈夫!と、自信を持って言えていなかった」事が気がかりでした。
視察おわり🗂